All Apologies 華倫変とアフリカの哲学
All Apologies
アメリカのロックバンド、ニルヴァーナのラストアルバム "In Utero" に収められた楽曲
"All Apologies"。名曲だと思う。
In the sun, in the sun, I feel as one
太陽の下、一つになるように感じる
In the sun, in the sun
太陽の下で
Married, buried
結ばれて、葬られる
All in all is all we are
何より大切なんだ、俺たちみんな
華倫変
華倫変(かりんぺん)という漫画家がいる。
華倫変の漫画は基本的に、どこかおかしなところのある男女が出てくる、悲喜劇とも言えないような、なんとも言えない不条理な内容のものが多い。
華倫変の漫画からは、諦めに似たような無気力を感じる。
けれど、華倫変の仕事の根幹には"どうしたら世界を肯定出来るか?"
ひいては"自分の実人生、人間としての生と死をどうしたら肯定出来るか?"という切実な問いがあると自分は思っている。
華倫変はその問いについて、本当に真剣に、真摯に取り組んだ漫画家だと思う。
"華倫変アーカイブス"
華倫変が生前やっていたブログのアーカイブや、ネット上にある華倫変について書かれた文章など、華倫変に関する情報がまとめられている。
華倫変について、より深く知りたいという人は覗いてみてもいいかもしれない。
アフリカの哲学
以下 ジェフリー・パリンダー "アフリカ神話"から引用
"ことわざと神話は、生と人間活動における喜びを表現する。
それは「世界を肯定する」哲学であり、そこでは、この世の生活は人間としての苦しみにもかかわらず良いことと考えられ、"
"アフリカの宗教は大雑把に三角形として描かれるのではないかと言われてきた。
すべての力の大元締め、頂点には、神がいる。
三角形の両側には、ついで大きな力をもつもの、神たちと先祖たちがいる。
底辺には、魔法や薬にかかわる、劣った力をもつものがいる。人間たちは、中間にあって、生活や家族や仕事に影響を及ぼす力と調和して生きなければならない。"
"人間の道徳とは、隣人を助けたり、傷つけたりしながら、社会のなかでどう振る舞うかである。"
P.S.
アフリカには一度行ってみたいのだけれど、どうやら空気のニオイがキツいらしい。
この前、アフリカから直輸入した雑貨を取り扱うお店に入ってみたのだけれど、店内にたちこめるニオイに耐えられず、すぐに外に出てしまった。
自分にはアフリカはまだ早いのかもしれない(なんの話?)