第5期WANDS「愛を叫びたい」歌詞を考察!ダリアの花言葉に込められた意味とは?
こんにちは。WANDSマニアのボイストレーナー金やんです。
今回は、第5期WANDSの最新曲「愛を叫びたい」の歌詞を考察してみたいと思います。
YouTubeでカバーさせてもらって、コメントで頂いた視聴者さんからの裏話も合わせてお届けします!
それでは、まずは軽く楽曲の情報のおさらいから!
基本情報
「愛を叫びたい」は、2022年8月23日に配信リリースされたWANDSの最新曲。
作詞はボーカル上原大史さん、作曲・編曲はギター柴崎浩さん。
前作「YURA YURA」から9ヶ月ぶりの新作です。
2週連続配信リリースで、8月28日には「世界が終るまでは… [WANDS第5期ver.]」が配信開始されました。
セカオワの第5期バージョンはファンとしては待望だったんじゃないでしょうか。
8月27日からは上杉昇さんのソロバージョンの「世界が終るまでは…」もライブ会場で発売が開始されたので、今年はセカオワの年ですね!
と、セカオワの話は置いといて…
今回の「愛を叫びたい」はロックバラード調のラブソングで、ストレートな言葉遣いで愛が綴られています。
ちなみに上杉さん時代のWANDSでは、ド直球ラブソングってほとんどないんですよね。
失恋ソングの方が圧倒的に多い印象。
この曲ではわかりやすい言葉を使って書かれていますけど、一つずつ丁寧に読み解いていきたいと思います。
最後に、実はこの曲はあの人に向けた歌だったという情報も!
ではここからは歌詞を引用して見ていってみます。
歌詞の考察
YouTubeでカバーさせてもらったので、聴きながら考察を見てもらえるとわかりやすいかと思います。
この歌はサビから始まりますが、Aメロから見ていきます。
1番Aメロでは、日常で見かけた歩道に咲く花「ダリア」の描写。
これはもちろん「君」のメタファー(比喩)ですね。
当たり前に過ごしていると気づかないような路肩の花。
慌ただしい日常の中では、足下をみる余裕がなかったりするものです。
そんな時は立ち止まって周りを見渡してみると、大切なものが見えてくるのかもしれません。
「ダリア」の花言葉は「優雅」「気品」「栄華」「気まぐれ」「裏切り」。
色が赤→「華麗」、白→「感謝」、黄色→「優美」。
「華やかな」「誇らしく」「綺麗な」という言葉から、意識して「ダリア」を使っているんじゃないかと。
上原さんのイメージは「裏切り」ではないと思いますが、実はその意味も孕んでいたり…っていうのは考えすぎですねw
このBメロの「君がいなくなったら僕は…」みたいなフレーズはありがちかもしれませんが、この曲のテーマはドストレートに愛を叫ぶことだと思うので、あえてじゃないでしょうか。
「B'cuz'」=「because(~だから)」の略で、会話やメッセージなどで砕けた表現として使われます。(Bを取ったcuzだけで使われることも多い)
つまり、
you mean あなたは〜を意味する
everything to me 私にとって全て
君は僕の全てだから、いなくなったら弱さを恨む→弱い僕は耐えられない。
ってことでしょうか。
こりゃあ上原さんほどのイケメンに言われたら失禁ものですね。
サビはすんごく愛を叫んでます。
「cry out」=「叫ぶ」なので、英語にしただけで愛を叫んでます。はい。
一緒にいる時間が長くなるほど、簡単に言えるはずの「好き」「愛してる」という短い言葉が口に出しにくくなってしまうという人は多いですよね。
でも、心の中ではこれでもかと愛を叫んでいる僕なのです。
2番Aメロでは比喩ではなく、リアルな描写。
季節が冬から春に向かう頃で、出会いの時期をイメージさせます。
ここもあえてのありがち表現。
しかし、「君が世界のどこにいても…」とはよく目にしますが、「宇宙」!
宇宙て…wと思われるかもしれませんけど、僕はそれほどの気持ちなのです。
だって君は僕の全てだから。
ラストのサビも愛を叫びまくります。
いつもそばにいるのに照れくさくて、「愛を語るより口づけをかわそう」になってしまう人も多いんじゃないでしょうか。
でも日常で言えないからこそ、こんなにも愛を叫びたい。君に伝えたいんです。
歌詞全体の解釈
という感じで、これでもかと愛を叫ぶような歌な訳なんですけど。
実は曲を通して「君が好き」「君を愛してる」とは言っていないんですね。
この一言で終わる感情を色々な言い方で表現しています。(まぁ歌ってそういうものなんですけどw)
ある意味ストレートなようで、ストレートではないとも言えるかもしれません。
サビでも「I love...」で止めていて「you」は言わない。
実際にパートナーとの会話でこの歌詞みたいなことを言ったら…
こうなってしまうかもしれませんw
ちゃんとわかりやすい言葉で伝えんかい!という声も聞こえてきそうですけど、そんなに責めんといてつかぁさい。
ホントはこんなに想ってるのを少しだけわかってあげてつかぁさい。
やっぱりこの歌では、照れくさくて言えないような感情があって、精一杯それを伝えようとしているっていう不器用な人物像が見えてきますし、上原さんもそうなのかも。
いつも言えないような想いを歌に綴ったようなラブソングなので、上原さんにはそのようなお相手がいたりするのかも?と思ったのですが…
ここで耳寄り情報!
この動画のコメントに視聴者さんから「川島だりあさんがGIZA大阪から退社(第5期WANDSディレクター)し、東京に帰するので送別ソングに作ったんですよ。」と書き込んで頂きました!
上杉さん時代からWANDSに作曲やコーラスで関わっていて、第5期ではディレクションやコーラスでも参加されていた川島だりあさんに向けた楽曲だったんですね。
そういうことならダリアという花が使われているのにも納得がいきますし、WANDSのそばに当たり前のようにいてくれただりあさんへの愛情や感謝が感じられる歌詞でもあります。
ダリアの花言葉の似合うだりあさん。
長い間お疲れ様でした!
恋愛の歌詞とも取れる書き方をしているのは、広く聴いてもらえる作品として落とし込むための手段なんでしょう。
ダブルミーニング的な手法で上原さんの歌詞センスが光りますね!
最後に
ということで、ストレート?に愛を歌った曲「愛を叫びたい」でした!
ここまで直球な曲をWANDSで聴けるのは新鮮だな〜と個人的には思いました。
これまでのWANDSをリスペクトしながら、かつ過去に囚われないような楽曲を発表してくれる第5期WANDSに今後も注目ですね!
また第5期の曲は歌って歌詞の考察なんかもしてみるつもりです。
YouTubeチャンネルではWANDSに関する動画を多数アップしてるので、そちらもよろしくお願いします!
それでは、またお会いしましょう☆
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