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ミニマリストの家に出たゴキブリは隠れる場所がなくて、本当に可哀想だった

起きたい時間にパッと目が覚めました。エレガント1。
朝から軽いランニングに出かけました。エレガント2。
カフェでモーニングをした後に仕事に出かけました。エレガント3。

そんな、トリプルエレガントを1回の朝に味わった日の出来事です。
エレガント1とエレガント2の間に、お家にそこそこでっけ〜ゴキブリがいました。ノットエレガント1。

ずっとゴキブリと書くのは何か嫌なので『彼』と言いましょう。エレガント4。

彼を見かけた時に僕は(うぉ…!)とは思いましたが、もう立派な大人なので、状況を的確に判断し、次に取るべき行動を思索し始めました。
まずは、敵の動きを良く観察することです。
彼がどのように動くのか、じっと観察を始めてその傾向を掴もうとしました。

しかし、ここで僕はなんだか彼のことが可哀想に思えてきました。

うちには家具、家電などほとんど置いていないミニマルなお家。かつ床にはものを置かないという信条のもとで生活をしているため、彼にとって隠れる場所などほとんどありませんでした。

みなさんも彼との対決の際の覚えがあるとは思いますが、彼は『何かの後ろに隠れる』という戦術があり、時にそれは我々にとってかなり有効なんですよね。
(ここにいるはずだ…)と相手に思わせることができれば、裏をかくことが可能です。それはリビングのテレビ台の裏だったり、カーペットの下だったり、本棚の裏だったりするのです。

私たちはかくれんぼをする時に、遊具の無い公園やただの広場ではしません。なぜなら、隠れられないから。鬼にすぐに見つかってしまうから。

うちには一切そんな『隠れ場所』が存在していないため、彼は常に剥き出しの状態。彼も戸惑ったことでしょう。移動すれどもだだっ広い野原が広がるだけ。『隠れ』を戦術とする彼が、敵に視認され続ける状態に晒され続けた結果、その戦闘力はほとんど0になっていました。

そして、僕は彼に同情を投げかけつつも、玄関扉にかけてある箒を手に取り、まぁどうにかこうにかアレをアレして、アーすることで彼を場外に追い出すことに成功しました。

世界中に生きている彼らに、この教訓を届けたいと思います。
『ミニマリストの家には入るな』

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