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2024年スタジオ実績報告

貸し撮影スタジオを経営しているよしむらです@kanesamo
この記事は経営しているスタジオ3店舗の実績報告です。
純利益や利用用途の分析は有料公開になります。
購入人数3人まで:1,000円
購入人数5人まで:2,000円
購入人数5人以降:5,000円
になるので、興味のある方はお早目がお得です。


◆A店(約50㎡)

【利用件数】332件
【顧客内訳】法人:個人=64%:36%
【利用時間】平均4.9時間
【 売上 】約980万円

予約経路と顧客数

▼所感

・エース店舗。年始に立てた売上目標達成。
・1月、8月が閑散期なのは想定通りだが、4月7月も予約が少ない。
・4月~8月の時期、低調だったが9月から復調。
⇒対策は何もしていない…。来年は記録をしっかりつけよう。
・予約経路が良い感じでばらけている。理想は自社集客:外部サイト集客=5:5。2025年はXとInstagram運用に注力します。

◆B店(約30㎡)

5月中旬オープン
【利用件数】120件

【顧客内訳】法人:個人=45%:55%
【利用時間】平均3.7時間
【 売上 】約165万円


予約経路と顧客数

▼所感

・オープン前に立てた売上目標、未達。
・10月末にテコ入れしたら売上が右肩上がりで◎。
・来年は売上360万が目標。
・小さいスタジオ=利用時間が短い=客単価が低い。
・予約経路は圧倒的にポータルサイト依存。要改善。
・開店前は顧客層の多くが個人客だと想定していたが蓋を開けてみたら半々近い。立地なのか、予算を抑えたい法人が多いのか…。

◆C店(約30㎡)

6月1日オープン
【利用件数】170件

【顧客内訳】法人:個人=33%:67%
【利用時間】平均3.3時間
【 売上 】約240万円


予約経路と顧客数

▼所感

・オープン前に立てた売上目標、達成◎
・11月に料金を少し上げたら予約件数が少し下がっているのは懸念点。
⇒3月までに件数が回復しなかったら料金を戻す。
・来年は売上450万が目標。
・B店と同じく、予約経路は圧倒的にポータルサイト依存。要改善。

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◆総合所感

・A店:売上◎
・B店:売上✖ テコ入れの効果に期待
・C店:売上◎
総合的に今年はまぁまぁ良かった
・店舗を増やして色々な実験を出来たことも〇。
・トラブルや対応も増えたのは✖。

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◆今年の気づき

▼小さいスタジオは「ローリスクローリターン」

今まで100㎡、50㎡くらいのスタジオを経営していたので、今年実験的に30㎡の店舗を作ってみた。利益は出ているし、初期費用の回収も早そうだけど、旨味は小さい。

小さいスタジオ=利用時間が短い小規模な撮影が多い=客単価が低い
それでも予約の対応や売上の管理は、大きいスタジオとすることが変わらないので、スタジオ経営の肝が抑えられているなら50㎡以上で勝負するのが良いと感じた。今後は小さなスタジオは一切やらず、50~80㎡ほどの中規模のスタジオに専念する。

これから参入する人は、小さいスタジオは家賃(リスク)が小さいので勉強にはオススメ。50㎡以上やる時はコンサルとか有識者にお金を払ってでも勉強しておいた方が良いと思う。自分はコンサルはやらないが。

▼撮影スタジオにストロボの設置は自己満足

撮影スタジオの経営を6年もやっていると、
ストロボ=スチール撮影用
LEDライト=ムービー撮影用、スチールには耐えられない

という固定観念があった。

しかし、近年の高出力LEDライトは十分スチールにも耐えられるし、ユーザーもLEDを使った撮影に慣れてきている。
ストロボは維持費も高く、使用方法の問合せも多いので無人スタジオ運営の負担になることがわかった。また、プロカメラマンは自分のストロボを持っているので、必要ならば持ち込む。
ストロボがあると「撮影スタジオとしてちゃんとしている」という自己満足を捨てることができた。

▼「偽物」でも十分

ストロボに近い話だが、本物志向があり「高価で本物の素材・機材の方が良い」と考えていた。具体的にはスタジオの床材。
コンクリート床が格好良いのだが、汚れがつきやすく、清掃や補修にお金がかかった。悩んだ末に「コンクリ調のフロアシート」に改装したのだが、コレがよかった。
汚れに強い素材なので、メンテナンスが圧倒的に楽だ。偽物に変えたからと言って売上が減ることもなかった。

スタジオの客層によって事情は変わるのだが、自分の狙う「中規模中価格のスタジオ」には「偽物」でも十分なのだと理解できたのは、今後のためになると思う。

▼流行か定番か

スタジオは「流行の内装を取り入れたスタジオ」と「定番の内装のスタジオ」の2種に別れると思う。

で、この流行を抑えるのが非常に難しい。捉え違っていたら失敗だし、流行が終わったら急に時代遅れになる。流行に乗り続けられるならウハウハだと思うが、自分にはそこまで胆力がないこと、定番は抑えているので今後の店舗展開は「定番」でいくことを誓った。
売上低迷していたB店は流行をおっかけて失敗しました。

▼今年あったトラブル

・今まで殆どなかったのに、新店舗を増やしたら「鍵の閉め忘れ」が頻発。なぜ?遠隔で開け閉めできる電子キーも検討。単価が低いスタジオだとモラルも低下するのか?
・お客さんの出す騒音と振動対策も必須
⇒ダンス、楽器演奏などは厳しく制限しているから大丈夫だった。
大人数の撮影、記念撮影、大人数のイベントで発生する振動や騒音へのクレームがあった。来年は利用内容や人数の事前チェックを徹底。
部屋のドアを開けたまま音楽を流してビル全体に音が響くことが何件か。
⇒マニュアルに「開けっ放しの利用は不可」と明言する。
共用部の階段での喫煙。注意書きと監視カメラの設置。

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◆純利益と利用内容詳細

ここから有料公開。

▼純利益

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