ぼくたちは、世界を知るために勉強するのだとおもう
昔からよく、細かいコトを言い過ぎて人から「めんどくさい」と言われていた。
悪く言えば、他人の粗探しがめちゃくちゃ得意。
(それを指摘するかどうかはまた別の話。)
でも逆に、同様に自分の粗探しも得意だから大変。
自分に対しては、目についたと同時にツッコミをいれているのと同義だから。
例えば、僕はお茶を入れる時にお湯の温度を測るんですよ。
さきほども、鉄観音というお茶を淹れてきた。
鉄観音は、日本人にも馴染みの深い、福建省南部、安渓県の烏龍茶(青茶)。硬くよく締まった濃緑色の茶葉が特徴です。
こういうやつ。
淹れた後は茶葉が開いて、こんな感じになる。
それで、「お茶の淹れ方」ってのは、たいてい袋に書いてある。
メーカーによってもまちまちなんで絶対にこうじゃなきゃいけないわけじゃないとは思いつつ、製造したメーカーが推奨する入れ方をとりあえずは忠実に守ろうじゃないかと。
そうすることで、「デフォルトの味」を楽しむことができる。
私の鉄観音は、一度煮沸した「90~95度」を4~5分と書いてある。
なるほど、じゃあ煮沸して一旦湯飲みを潜らせて、それから急須に注げばそれくらいか。
そう思ってこれまでやってきたが、いやちょっとまてよ・・・。
急須に注いだ瞬間、タニタのクッキング温度計で測ってみると85度まで下がっていた。それで4分後に測ると、もう70度ちょいくらいになっている。
ちなみに温度計はこれ。
これって、そもそもスタート時点85度なのは論外として、時間経過と共に温度が下がっていくぶんについてはどう考えればいいんだ?
メーカー推奨の温度と時間は、温度降下ぶんも加味した数字なのだろうか。
そもそも中国のお茶って、急須の蓋を閉めて上から熱湯をかけて温めているよな・・・。
ということは、温度降下が無いモノとしての、つまり純粋に「4分間、90~95度」を維持した場合に最もおいしく飲めますよ、という意味なのだろうか。
本当は湯煎するぐらいの勢いじゃ無いとダメなんじゃないか。
結構ムリゲーじゃないかそれ。
じゃあ例えば、熱湯を注いでしまえばいいのだろうか?
100度で注ぎ、4分後にも80度だとしたら、まぁ中間地点とってだいたい90度くらいで抽出したということになはるだろう。
でも100度の時点で渋みが出てしまうとかなら、100度で注ぐのはまずかろう。
であれば、優先度を決める必要があるな。
表記の温度より高いのはNGとしよう。きっと渋みが出るのだ。
表記の温度よりも降下してしまうなら、そのぶんを勘案して抽出時間を長くしよう。
だとすれば、今回の一応の正解っぽい解はこうだ。
95度で注ぎ、6分間抽出する。
でもこれをやると、なんかどうもぬめっぽくなるというか、苦みが出る気がする。
おかしいな、考え方的にも、計算的にも間違っていないとおもわれるのに。実際のブツは美味しくない。
どういうことだ・・・。
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