巣ごもり消費にそうめんお取り寄せを薦める4つの理由

外出自粛→買い占め行動→クラスター形成の悪循環

3月25日夜の会見で小池都知事がCOVID-19の感染爆発に関連し、外出自粛を呼びかけました。スーパーマーケットなどでは早速、買い占めが起こっているようです。

買い占め客が殺到するお店が密集状態となり、長時間行列なんてことになったら、それこそそこがクラスター化してしまわないか、心配です。東京の実家で暮らす80歳の母も、先ほど近所のスーパーで行列の洗礼を受けたようで。

この世代の女性は、旅行でも買い物でも、居合わせた見知らぬ人たちとすぐフレンドリーに井戸端会議を始めてしまうようで、レジに並ぶおばさんたちと小池都政が云々と意見交換をしてきたと。何をリスクと見るかは、個々人の感覚の差がどうしても出てしまいますね...。

ただ、買い占めの意図はなくとも、日々の暮らしで食料の買い出しは必要です。そこでぜひみなさんにおススメしたいのは、生産者から直接のそうめんのお取り寄せです。個人的な推し要素が強めですが、こんな理由からです。

理由①生産者の直営サイトを調達ルートに加えよう

ならばということで、仕事でお世話になった生産者さんたちから、直接お取り寄せをすることにしました。大きなモール型ECサイトだけではなく、生産者さんたちは自前で、WEBでの注文受付などを行っているケースも多く、買い物客側からすると、ちょっとした盲点だったりもします。

これを機に、そうした生産者さんのお得意様になることで、食糧調達も自分なりにルートを増やしておくことも、生活者としての危機管理になるかもしれません。

お米でも野菜でも同様ですが、ここは敢えてのそうめんです。今回は、手延べそうめんの一大産地である長崎県南島原市のそうめん製造業者さんから、直接そうめんをお取り寄せすることにしました。

池田製麺工場の池田さんは、自前で通販サイトを運営しています。サイトでは銀行振込での支払いとなっているそうですが、PayPay払いも応相談のようです。

理由②調理時間が短く、子持ち家庭にやさしいかも

何といってもお手軽さ。茹で時間は概ね1,2分です。圧倒的に早い。後述のとおりレパートリーも増やしやすく、手軽にいろんな食べ方ができるので、お子さんがいるご家庭でも重宝できるのではないでしょうか。

私は子育て経験がないので深入りしたコメントはできませんが、麺類は飽きさえ来なければ手軽さでは優位性ありそうな。先ほどの池田製麺工場は、手延べうどんや手延べ中華麺もあって、そうめん工場ですが、中華麺もおいしいです。

理由③レパートリーも意外と多い

夏に冷やしそうめんで食べるというのが最もポピュラーなそうめん。それしか知らないの飽きてしまうのですが、南島原ではいろんなレシピが開発されています。

南島原市では、市の公式サイトや、クックパッドの市公式キッチンでレシピを紹介しています。

マンガの作品から生まれたレシピもおいしそうです。

理由④日持ちするのでローリングストックにも適している

そうめんは1年以上日持ちするので、余っても安心です。私の友人たちは、毎年、数か月~1年分をまとめてキロ単位で購入しています。保管については、風通しがよい場所で、直射日光を避け、湿気の少ないところに置くのがポイントだそうです。

食料備蓄の考え方に、ローリングストックというものがあります。これは、備蓄量の食料を貯めっぱなしにするのではなく、日頃から消費をしながら買い足していくという備蓄のやり方です。備蓄品の鮮度を維持しながら、非常時にも日常と同じ食生活を送ることができます。

大規模災害などで水道や電気、ガスが使えなくなると、そのまま食べられて水分も摂取できるものが好まれますが、危機管理とは今回のようなパンデミックも備えの範疇に入れていかねばならず、そうなると日頃のあらゆる食生活に、ローリングストックの発想を入れていくことも必要なのかもしれません。

食から考える暮らしの危機管理

都市型社会は高度に密集、緻密化しているゆえに、あらゆる危機に脆いです。平成以降の日本社会でも、大規模地震、台風、原発、テロなど、様々な危機に直面し、都市の機能が止まってしまう経験を繰り返してきました。今回のCOVID-19のような感染症の流行も、それらと同様に都市型社会の危機に加えられます。

ローリングストック、供給元の独自ルートの確保など、食の調達、備蓄、消費についても、日常時と非常時の双方を見据えた上で、再検討していかねばならないようです。

多くの人のいろんな知恵が集まって、危機管理のための暮らしの集合知のようなものが、今後蓄積されていくといいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?