8月31日の夜に
というハッシュタグがあることを今日知った。
色々考えて、書き出そうとして途中まで書いては消しして、結局また白紙に戻ってしまう。
このテーマにはまともに向き合うことができそうにない。それはつらくて悲しいことを思い出してしまうからだ。
私はかつて救えなかった人がいる(救うなんておこがましい言い方だが)。
詳しくは書けないけれど、その人は私の初めて担任した生徒で、その人にとっては私は最後の担任だった。
でもせめて何か、その人を想う気持ちを何かの形で残せたらと思って、心を込めて書いた物語がある。
それがこちら。
というハッシュタグでも辿れる。短い小説だ。
なんでもいい。
どうしても逃げたいものがあったら逃げていいし、夢中になれるものが見つけられたなら、それを夢中でやったらいい。そう思う。
死んでしまうくらいなら。
(『誰のために歌うのか』2018.7.16「note」初出)
それでいい。
それが誰かを救うことだってある。
誰も救わなくったっていい。
生きているだけで価値がある。
あなたのままでいるだけでいい。
8月31日にそのことを思い出して欲しい。
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