【noteです。マッチ】②『字を書く』小6の私へ
ん?
あ、宛名を忘れたのでやり直し。
私の昔のあだ名。Aは仮にA子として。少女Aだとして、当時のあだ名に直すのでA太君と呼ばれていた、そんな風に思って下さい。
サイン帳って分かりますかね。
クラスの子にバインダーのようになっている「サイン帳」と呼ばれるノートの、ルーズリーフのようになっている紙の部分を配って、その子のプロフィールと、私に対するメッセージを書いてもらうのだ。卒業が近くなるとクラスの子たちはお互いにこれを配り合って、然るべき期間を設けて書いてもらい、回収するのです。
私のはサンリオのタキシードサムのサイン帳。段ボール箱に入ったままの荷物を整理してたら出てきたのでつい読み耽ってしまいました。
呆れたことに。
男子からも女子からも、ほぼ全員が、私へのメッセージに💩を描いていたのだ。「やはり、A太くんといえば💩だよね!」という言葉とともに、メッセージ欄いっぱいの沢山の💩。
おいおい。小学6年生の私。
何やってんのさ!?
そんなに毎日毎日💩の話ばかり、💩の絵ばかり描いてたんかい、私よ。
あまり覚えてなかったので、正直ショックでした。
大人の私はそんな事もう言わないし、書かないし、ちゃんと大人として難しい話もするし、恥ずかしいことはしないぞ!大人だからね。
と言いたいところですが。
まぁあまり変わってません。
勿論あまり頻繁に言ってたら変ですから、言う頻度は減りましたが、中身の本質はそんなに変わらないのです。どうだ、驚いたろう、小6の私よ。
転校生の私の、コミニュケーションツールだったんだよね、多分。💩が。好きだったんだよね、💩が。
あと、40歳になった時、多分独身で、多分お遍路さんをやってる、と大学生の頃周りに吹聴してましたね。
してません。全然。どこにも行ってません。とても面倒くさがりで、遠くへ行かないし、山とかも登りません。
いやまだ。
これからお遍路さんになるかもしれないから。これは分かりませんけども。
そんなわけで。
21世紀には、SNSというものができていて、好きに、絵でも漫画でも詩でも短歌でも歌ってみたでも発表できる世の中になって、それは少なくとも12歳の私にとっては、びっくりするような素敵な事だと思うので、安心して趣味を育ててください。
でも楽しく過ごしてるから大丈夫。
本当に大丈夫です。
このテキストはキクラゲ校長主催の企画『noteですマッチ』に参加しています。
ありがとうございますサポートくださると喜んで次の作品を頑張ります!多分。