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若者たちの視界

さっき、バスに乗ろうとしたらバス停はスーツの若者だらけだった。100人はいた。みんな若くニキビとかある。女子はスカート。就活生ですね。
自分の行き先の途中にマリンメッセや国際センターなんかがあるので、そこでイベントが行われるんだな。イベントに行くんだから、みんな必死だ。この一年で人生決まるくらいに思ってるに違いない。

時間に少し余裕があったので、その子らと同じバスを見送ろうと後ろに下がった。眺めたり写真を撮ったりしてた。(新しいレンズが調子良い)

二台ぶんを繋いだ長いバスが来て、それに100人が乗った。

こんなときシンガーソングライターなら、社会の歯車になる人たちで溢れた箱みたいなことを高らかに歌うぞ。ドヤ顔でドナドナに例えるかもしれない。ダサいな!俺の能力か!

2本くらい後のバスに乗り、自分の就活のことを思い出した。自分も必死だったな。最終的には何も持たずにノリで東京に乗り込んだ。内定はおろか、まともな経験も家もなかった。

満員のバスを見送り、その後すぐに続いてる同じ方面に向かうバスを選ぶ学生の子らもいた。自分が人事ならそういう子が採りたい!

若い子の集団の中にいると「電車で座るなって言われとんよ。面接官が見とるかもしれんから」て声が聞こえてきた。なので、就活の関係者みたいな顔して威嚇した。
がんばれ若者!

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