未経験者からWebデザイナーに採用される方法とは?

Web制作会社を20年以上経営し、小さな会社ながら、相応数の採用面接をしました。

僕の拙い経験に基づくお話で、他社では当てはまらない内容かもしれませんし、少々上から目線の物言いになってしまうこと、ご容赦ください。

募集職種は主にWebディレクター(営業)とWebデザイナー。採用はあくまでも会社都合であり、経験も実績も申し分ないのに見送りになったり、未経験なのに採用されたり、つくづく運ってあるなと思います。

とはいえ、これは‼️という人材に巡り合えれば、つい採用してみたくなるのが経営者の心情。いくつかの要素をクリアできれば、運は開けてくるものである。とも思っています。

僕は会社経営の傍ら、専門学校でマーケティングの授業を受け持ったり、Webデザイナーの職業訓練コースでお話させていただく機会があり、その都度、採用されやすい「いくつかの要素」についてお話をしています。

未経験からWebデザイナーに採用される方法、いくつかの要素とは?

①経験できることをしておく
ある応募者に、「今回は経験者しか採用できないんです」とお伝えしたところ「未経験者は、どこで経験したらいいのでしょうか?」と質問されたことがあります。

未経験者でも経験できることは、たくさんあります。

ブログ、SNS、動画配信、通販ショップ、その他・・
自分が運営するサイトである程度アクセスがある、フォロワーさんが多い、商品が売れているなどの場合、サイト運営の経験者とみなされます。
実は、Web制作会社は、デザイン制作は教えられても、サイト運営のノウハウについては、詳しく教えられない場合が多いのです。
特に、ブログなど記事を書く力(ライティング能力)は、磨いておけば、必ず役立ちます。
人気ブロガーであれば、採用したくない会社はほとんどないのではないでしょうか?

②有利な資格等
ウェブデザイン技能検定
https://www.webdesign.gr.jp/
当社も未経験の方を採用する際、専門学校卒かこの検定合格者を重視しています。

ウェブ解析士
https://www.waca.associates/jp/
デザインだけでなく、アクセスデータを読む力があれば、一目置かれます。初級なら取りやすいです。

Google広告認定資格
https://support.google.com/google-ads/answer/9702955?hl=ja
小さなWeb制作会社は、広告を取り扱っていないところも多く、持っていればかなり有利な資格かと思います。

③「売る仕事」だということを認識
商用のWEBサイトは、マーケティング(売れる仕組み)をつくることが目的の場合が多いです。WEBデザイナーは、デザイン力だけでなく、どうすれば売れるか?といった販売のセンスやノウハウが問われる仕事でもあります。売るためのお手伝いが本当に好きか?適しているかを自問しましょう。

④経営理念に共感している
実はすごく大事なこと。就職したい会社のホームページで経営理念を調べ、心から共感できるか否かをじっくり考えましょう。共感したとしたら、その理由も具体的に深く掘り下げます。

⑤不採用通知が届いたら
どうしても入社したい会社であれば、不採用理由を聞いてみるのもいいでしょう。もう一度チャンスをもらえないかどうか。
経営者は、不採用通知を出した後にも、迷ったり、後悔したりしている場合があるんです。

まとめ
WEBデザイナーになりたいなら、デザインの勉強だけでなく、
▶デザイン×ライティング
▶デザイン×SNS
▶デザイン×データ解析
▶デザイン×広告
▶デザイン×売る力
などプラスアルファの強みを持つと最強だと思います。
このすべてのスキルを持って、実践しているのが人気ブロガーです。
人気ブロガーから学ぶのがいちばんかもしれません。

以上、会社は潜り込んでナンボです。健闘を祈ります‼️

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