健康経営戦略マップ
7月がはやくも終わろうとしています。本当にはやいですね。
娘は夏休みに入りましたが、ほぼ毎日塾なので、変わらぬ日々です。
とてもしんどそうですが、手ごたえのある夏になることを祈っています。
さて、健康経営の夏がはじまり、お客様からのご相談も増え、各社様、着々と申請の準備をはじめていらっしゃいます。
自社の健康経営の戦略を示すものとして、「戦略マップ」があります。
経営戦略の健康版といったところでしょうか。
戦略マップは、健康投資管理会計ガイドラインの中に位置づいていて、企業の健康経営の取り組みを促進させるためにつくられたものです。
何やらむずかしいイメージなのですが、健康投資管理会計の定義と役割は、次のように整理されています。
健康投資管理会計ガイドラインは、企業等における健康経営の取組をさらに促進することと、健康経営に取り組み始めていて、効果分析や評価方法を模索している企業が活用することが想定されています。
このガイドラインの中に戦略マップが位置づいていて、戦略マップとは、健康経営を推進するための計画書のことです。
もう少し掘り下げると、企業が健康経営を推進するためには、自社が解決したいと思っている経営課題や、課題を解決するために必要な健康課題を把握し、その健康課題に対してどのような戦略で挑み、経営課題解決を目指すのかというストーリーを描くものです。
戦略マップのイメージは、こちらです。
健康投資の内容、効果、解決したい課題を盛り込む必要があります。
戦略マップ活用のポイントは次の3つです。
記載方法は、健康投資管理会計実践ハンドブックに掲載されていますので、ご興味ありましたら、ぜひご覧ください。
戦略マップを作成するためには、自社の課題分析が必要で、その結果に基づき施策を立案したうえで、施策を実行し、その結果はどうだったのかを分析し、必要な施策をまた展開するといった、まさにPDCAサイクルを回す必要があります。
戦略マップができ、公開が義務づけられたことで、健康経営戦略が可視化され、戦略として位置づくきっかけになったと思います。
戦略マップの策定、見直し、再策定といった、お客様のプロセスにあわせたご支援をすすめていきます。