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『クラクション』創刊号に「10年10万kmストーリー物語」を寄稿します

 現在、noteで有料配信している「10年10万kmストーリー」は、1台に10年もしくは10万km以上乗り続けている人の愛車物語です。1990年3月号の「NAVI」誌に掲載されて世に出ました。

 ちょうど10年間120回連載し、いったん終了。読者からの再開リクエストが止まず、6年後に復活します。「NAVI」が休刊になってからはnoteで配信を始め、現在は「モーターマガジン」誌にも掲載されています。

 おかげさまで「10年10万kmストーリー」は、僕のライターとしての代表作のひとつとなりました。連載をまとめた単行本はパート4まで発行され、良く売れてくれました。他のメディアなどからも、「10年10万kmストーリーのような一般人オーナーの顔が伺えて読者が共感できるような記事を」と依頼されることが増えていきました。

 オーナーさんたちの話には1人として同じものがなく、もちろん同じ車種であっても持ち主が違えば物語はまったく別のものになります。毎回の取材が面白く、続けても続けても同じパターンはありませんでした。

 往々にしてマニアやエンスーたちの話がどこかで聞いたような予定調和に終始しがちなのに対して、そうではない人たちは自分の言葉と発想で語ってくれて意外性に富んでいます。長く乗り続けている人でなければ語れない一節が必ずありました。さまざまな角度からそれを探っていくのが毎回の取材のポイントになっていました。

 その「10年10万kmストーリー」がどんな経緯から始まって、僕が何を書きたかったのか、文体や興味関心はどう変わっていったのかなどを振り返る記事を書きます。題して「10年10万kmストーリー物語」。

 掲載されるのは元NAVI編集部員だった河西啓介さんが12月23日に創刊する「クラクション」誌です。NAVI創刊40周年を記念して、その足跡を振り返ります。

 NAVI黄金時代に携わっていた人たちが結集します。すでに予約(特典あり)も始まっていて、デジタル版もあります。

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