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【一級建築士】〇〇をすれば文字がキレイになる!
こんにちは、かねっつです。
今回の記事は、読む人によっては『えっ?意味わかんなっ!』って思う人が大多数かもしれません。それを承知で記事にしました。
なぜなら、私の経験上めちゃくちゃいいアイデアだと感じるからです。
私が建築士の設計製図試験を1発で合格できたのも、これのおかげだと思っています。
今回は、『自分は文字が下手くそで読めない』『スピードを意識するあまり、字が汚くなる』という人が、どうしたら作図で見やすい文字を書けるかを伝授します。
※この無料記事を読み終えるのに、約10分かかります。
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■文字がうまくなりたいなら、恋愛をしなさい!!
男女問わず、文字を綺麗に書きたいと思うならまずは、恋愛をしてください。…え?意味わかんない、時間の無駄だったわ。そんな声が聞こえてきます。ただ記事を読んでいただければ、少しは納得していただけると思います。もう少しお付き合いください。
恋愛をしなさいと言いましたが、ただ恋愛をするだけではありません。好きになった人と『ある事』をしてほしいのです。
それは・・・
異性との手紙交換です。
・・・???
意味わかんない、やっぱり時間を返せ!!!
気持ちは分かりますが、もう少しお付き合いください。(2回目)
私の話をします。
初めて彼女ができたのが、中学2年生でした。その人は小学校からの同級生で、お互い初めての彼氏彼女関係でした。
当時はスマホが浸透していない時代ですから、LINEなんてものはありません。唯一のやりとりはメールでしたが、彼女のお父さんが管理していたこともあり、安易に送ることはできませんでした。そんな時代の中、当時はアナログである手紙でやりとりしてました。女性同士では交換日記をやっていた方もいたのではないでしょうか?
この時点で『そういうことね!』とお気づきの方もいるかと思いますが、私は好きな人との手紙交換で、字が上手くなりました。
馬鹿馬鹿しい話かと思いますが、よく考えてみてください。好きな人ができたとき、あなたはどのような行動をしますか?女性であれば、可愛い女の子になろうとダイエットをしたり、メイクの技術をあげます。逆に男性であれば、運動神経が良くなろうと筋トレをしたり、優しい気遣いができる行動をしようと努力する…はずです。このように、人は相手に惹かれようとするため何かしらの努力をします。
製図の話に戻ります。
文字が汚い人は、誰かに見られている(読まれている)意識が足りないのが原因です。自分だけが読めればいい文字…を書いていませんか?
製図試験では、あなたのことを全く知らない第三者があなたの作図用紙を見て採点をします。だからこそ、誰もが読みやすいと感じる文字を書く意識を持つことが大切なのです。そのためには、自分が惹かれてほしい、或いは自分が尊敬する人に見せても恥ずかしくない文字を書く練習をしてみましょう。先ほど私が伝えた『好きな人との手紙交換で、字が上手くなりました。』ここでいう上手いといのは、達筆な字ではなく相手が読みやすいと感じる字になったということです。文字が上手い=書道をやっている人がよく書く達筆な文字ではありません。建築を知らない人でも、用語として読みやすい字であることが重要なのです。
『そんなこと簡単に言うけど無理やわ。』という人は、自分の文字をSNSに投稿してみてはいかがでしょうか?SNSは多種多様な人があなたの文字を見ます。とにかく、人に見られている状況を作ってほしいのです。そうすれば、綺麗に書かないといけない!と意識が芽生えるはずです。
■マス目は文字のお部屋
これだけで記事を終わらせるのも酷いので、真面目な話をします。
まずはこの2つの文字を見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1732956655-HXm28nwQJsMiqdubSah6zYV9.png?width=1200)
あなたは、どちらが読みやすいですか?
私は、右が読みやすいように書きました。どちらも私が書いた字です。シャーペンや芯の濃さも同じです。もちろん書く速さも変えていません。
ただ意識を変えたのは、マス目です。
設計製図試験において、マス目というのは切っても切れない関係です。このマス目を上手く活用することで、字が汚い人でも読みやすい字に近づけることができます。
昔の手書き図面を皆さんはみたことがあるでしょうか?もしくは学生時代で手書き図面を描いた方もいると思いますが、文字を描くときに文字サイズで下書き線を上下に薄く描きませんでしたか?実務の図面用紙は白紙ですので、文字を真っ直ぐに書くために下書き線を描くことが一般的でした。
設計製図試験のマス目は、その下書き線であると考えてください。
■文字のジャンルによってメリハリをつける
文字といっても、作図用紙に書く文字にはいろんなものがあります。それらを文字のジャンルと定義しました。細かく言えば、室名、面積、什器の名称、寸法値、法的な情報、補足事項などが挙げられます。
文字の丁寧さの次に大事なのは、メリハリです。ここでいうメリハリとは、文字のジャンルによって大小を変えるということです。
例えば、室名は1マスに1文字で書くことで自然と強調されます。対して什器の名称や補足事項は、1マスを意識するというよりもマス目の線に沿って書くことを意識すると室名よりも強調はされないものの、採点官からは1回読んで内容が把握しやすい表現になります。
特に室名というのは、要求室ですから欠落していたらランクⅢになってしまいます。それを防止するためにも室名は強調して書くことが大事です。
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■文字は最大のリカバリー
プランニングが下手で毎回納得いかない…
そんな悩みの人は多いと思います。そんな時こそ今まで以上に文字を意識して書いてください。いつも汚い図面だなぁと感じていた図面が『あれ?今日は、引き締まって図面が見えるな』と少し印象が変わると思います。
特にエスキスに時間がかかってしまい、作図時間も足りないときに文字が適当になりがちです。そんな時こそ、私は文字に力をいれるべきだと考えます。什器や植栽の表現を少し雑にして(手を抜いて)、文字を丁寧に書くなど、戦略は人それぞれです。あとは文字の丁寧さだけでなく、自分が提案した補足事項(ルーバーを計画しましたよ、南面に向けて日照確保しましたよなど)を出来るだけ多く書きましょう。ランクⅠに近づく図面になれます。
設計製図試験で合格する条件の大前提は、建築に疎い素人でも見やすい作図表現であるか?が大切です。採点するのは建築のプロですが、皆さんが建築士として社会で活躍することになったら、相手は素人が多いです。プランニングの前に、相手にプレゼンしても分かりやすい作図表現が求められます。(とはいっても、現代ではCAD化が進んでいるので、手書きの図面というのは少ないですが…)
最後に、簡単なまとめです。
字が汚くなる原因は、大きく分けて3つのパターンに分けられます。それぞれの原因の解決策は、この記事でまとめていますので、自分が当てはまると思うものを読み返してみてください。
・単純に文字が汚い、読みにくい文字になってしまう。
→文字がうまくなりたいなら、恋愛をしなさい
・文字が曲がってしまう、文字のサイズに統一感がない。
→マス目を意識してみる
→文字のジャンルによって、大きさやマス目の意識を変える
・作図時間に追われてしまし、文字が汚くなってしまう。
→プランニングに自信がない時こそ、文字は丁寧に書く
最後まで、ご覧いただきありがとうございました!
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