Vtuber制作の依頼方法や注意点、相場について
こんにちは。兼子です。
気づけばLive2Dモデリングの仕事を受けるようになって1年半ほどたちました。
仕事の募集をした当初はまじでまったく売れる気配がなかったけど、数か月に1度程度、ご依頼して下さる方がいらっしゃいました。
思えば始めたばかりで、評価の付いていない正体不明の怪しい熊に依頼をするってめちゃくちゃ不安だったと思う。
本当まじまじとみると無能感漂う顔をしている。やる気のある無能感がすごい。
そんなやつに依頼をするのだから、さぞ勇気が必要だったと思う。
そんな勇気あるお方のおかげで、徐々に実績が増えたおかげで、それを見て依頼してくれる方が少しづつ増えてきました。
最近は月に1~2件ほどご依頼をいただけるようになってきました。
ありがたいかぎりです。
そんなわけで、このnoteではLive2D関連の記事も書いていこうと思うのですが、今回は個人の方のVtuber制作の依頼の方法について書いていこうと思います。
結構依頼はしたいけど、「どうやって依頼すればいいのかわからない・・・」とか、「依頼する時に必要な情報の書き方がわからない」、「相場を知りたい!」って人は多いと思います。
また、依頼をする際の注意点なんかもあったりするので、その辺について詳しく解説していこうと思います。
これからVtuberを始めたい方は是非参考にしてみてください。
依頼方法
まず依頼方法についてですが、大きく分けて2つあります。
1つがSNSなどから直接依頼をする方法です。
もう一つがココナラやSkimaのようなスキルマーケットで依頼する方法です。
それぞれメリットデメリットがあるので、解説していきます。
SNSで依頼する場合のメリット
まずSNSで直接依頼するメリットですが、一番大きなメリットは、有名なモデラーの方は直接依頼しか受け付けてない場合がほとんどなので、そういった方に依頼できる。って点かと思います。
モデラーとして有名になれば、直接依頼が増えるので、ココナラやスキマのような手数料が高い仲介を挟むメリットがありません。
なので直接取引のみしか行っていない人は多く、そういった方に頼めるってのが一番大きなメリットになる。
また、「有名モデラーの〇〇さんが作ったモデル」ってだけで拍がついたりするし、そのモデラーさんが制作実績として紹介してくれたりするので拡散効果も見込める。
SNSで依頼するデメリット
続いてデメリットですが、一番大きなデメリットはトラブルになりやすい事かと思います。結構SNSでも「制作者が飛んだ」「料金が支払われない」「訴訟する」など、Vtuber制作においてトラブルになっていることを見かける。
正直間に誰も入っていないと、いざトラブルになると結構めんどくさいことになるので、泣き寝入り等の事態に陥りかねない。
なので、そのアカウントの人が信用できるのかはしっかり考えてから依頼するのが大事。
日常的に汚い言葉遣いをしている人や、作り立てのアカウント、病みやすい人、トラブルを起こしている人は注意した方が良い。
そういったアカウントが悪いわけではないけど、飛ぶ可能性は高い。なので、制作実績だけでなく、普段の投稿も見るのがおすすめ。
また、モデラーとして有名な方になると個人の依頼を受け付けていない場合もある。なのでいくら予算があっても、依頼を断られるパターンもある。
スキルマーケットで依頼するメリット
続いてスキルマーケットで依頼するメリットですが、一番大きなメリットは間に会社が入っている事。
ココナラやスキマなどは、制作料金をまず会社側で預かり、納品が完了し双方納得した後で制作者に送金される仕組みになっています。
なのでいざ制作者と連絡が取れなくなっても、最悪お金は返ってくる。
また、料金や納期など、基本的に提示されているので、じっくり見て選ぶ事が出来る。予算などからサービスを検索することもできるので、「5万円以下で作って欲しい!」みたいな時等にも便利。
また、よほど変な使い方をするって場合でなければ断られる事もない。
なので、これからデビューする人でも安心して依頼できる。
スキルマーケットで依頼するデメリット
デメリットで言うと、スキルマーケットでは先払いが原則になります。
上で書いたように、最初に料金をココナラやスキマに払う必要があるので、後払いなどは出来ない。
また、支払い前の作業も基本的に禁止されていますので、依頼する際は料金の全額を前もって支払う必要があります。
あと、結構複数人のチームでアカウントを運営している場合があったりします。しかも基本的にそのことについては書いていない場合が多い。
つまり制作実績を見て良いなと思って依頼したのに、全然違う人が対応する場合がある。
また、モデル制作初心者が仕事を探す為にまずスキルマーケットに登録するってパターンはかなり多い。というか自分もそうだった。
なので本当にまだ全然作ったことがないって人も結構いる。というかめっちゃいる
ただこれは実績や評価を見ればわかるので、嫌なら回避は出来ます。
あと、スキルマーケットではプランで分かれている事が多いので、制作料金が5万円と書いてあっても、「イラストは含まれない」、「可動域の制限がある」、「上半身のみ」みたいなパターンもあるので、依頼前にその金額でどこまでやってくれるかしっかり確認する必要があります。
ちなみに自分もプランを分けている。
Live2Dモデリング依頼時の注意点
そんな感じで、双方良い点悪い点あるわけですが、大事なのは不明瞭な点をしっかり確認すること。これをしっかりすれば問題なく取引は出来るはずです。
実績だけで判断するのではなく、納品完了までをイメージし、よくわからない点はしっかり聞きましょう。
特に
・値段
・どこまでやってくれるか
・納期
は特にトラブルになりやすい所なので、しっかりと事前に決めておきましょう。
基本的に見積もりの段階で詳しく教えてくれる場合がほとんどだとおもいますが、たまにお互い「多分こうだろう」と思い進めてしまう場合もあります。
「なんとなく」とか「多分」で進めてしまうのは後々トラブルに繋がる場合がありますので、不安な事は事前にしっかり聞いておきましょう。
Live2Dモデリングの相場
続いて相場についてお話しします。最初に結論を書くとピンキリです。超ピンキリ。
練習だから!って理由でほぼ無料でやってくれる人もいれば、百万円を超えてくる人もいる。
ただ、だいたいの相場はあります。
モデリング経験が豊富な方の相場
ある程度モデリング経験がある人に頼むってなると、だいたい10~20万ぐらいになると思う。
例えばSNSでLive2Dモデラーとしてご活躍されていて、知名度がある方へのご依頼になると20万程かかると見ておくのが無難だと思います。
ただ上で書いたように、どこまでやるかでも変わってきます。
可動域が多いモデルの場合、追加料金が掛かってきます。
超高可動だったり、衣装チェンジなどもあったりすると倍以上になることもあります。
逆に通常と比べて明らかに制作工程が少ないモデルなら安くうけてくれる可能性もあります。
また、有名なモデラーの場合、モデリング専業って事が多いので、別途他の方にパーツ分けされたイラストの制作依頼をする必要がでてきます。
パーツ分け込みのイラスト制作料に関してもピンキリになるのですが、こちらも有名イラストレーターに頼むとなると10~20万程はかかるかと思います。
スキルマーケットでの相場
スキルマーケットでの相場はだいたい2~10万ぐらいが多いです。ちなみにココナラでは2万円が最低出品価格なので、それ以下はない。
中には20万越えの場合もありますが、全体的な相場は安い傾向にあります。
それにそもそもスキルマーケットでは上に書いたように予算に合わせて探す事ができますので、あまり相場を意識する必要はありません。
予算を入力し、出てきた方の中から好みの絵柄等で選べばOK。
ただこれも上でも書いたように、しっかりどこまでやってくれるのかは確認しましょう。
制作モデルの特徴の伝え方
最後に作りたいモデルをどう伝えるか?について書いておきます。
あくまで自分はこう伝えてもらえると嬉しい!って事なので、制作者によって変わってくるかと思いますので、参考程度に見てもらえると幸いです。
まず文字のみで伝える場合、なるべく詳細に伝えてもらえる方が助かります。
例えば
・若い女性で和服を着た感じ
よりも
・年齢は20歳ぐらいで、料亭で着るようなあまり派手ではない和服で、髪はショートボブの暗めの茶色。身長は150㎝ぐらいで、顔は、切れ長の目でイメージは幽遊白書の蔵馬みたいな感じです!
ぐらいに書いてくれると助かります。
できれば服装など参考画像なども用意してくれるとめちゃくちゃありがたいです。実際和服でもかなり種類があるので、Googleの画像検索などで、イメージに近い物を探して添付してくれると非常にやりやすいです。
手書きのイラストなんかも大歓迎です。
あと制作実績の中に、イメージと近い物があればそれも伝えてもらえると助かります。
あまり詳しく書きすぎるとうざいかな・・・?とか、逆にやりにくいかな・・・?って思うかもしれないけど、思っていたものと違う物を作ってしまう事が何より恐ろしいので、詳細に伝えてもらった方が助かります。
また、自分の場合は「ここを変更しても良いかも!」っていう所があれば、別パターンとしてラフを作るので、依頼者の方が良い方を選ぶ、もしくは双方の気に入ったところを選んでもらい、モデル制作をしています。
なので、イメージは詳しすぎるぐらい送ってもらったほうが嬉しいです。
あと、憧れのVtuber等がいる場合、個人的にはこれも言ってくれた方が断然求めている物のイメージがわくので嬉しい。
ただこれは、人によっては「じゃぁそのVを作った方に依頼すれば?」となる場合もあるので注意が必要かもしれない。
多分基本は大丈夫だと思うけど、ちょっと気難しそうな人は言わない方が良いかもしれない…
お前にお願いしたい!って方へ
という感じで、Vtuber制作の依頼方法や注意点、相場などについてでした。
正直依頼する側も結構色々と考える事があって大変だと思います。
ですが、Vtuber制作ってかなりお金もかかるし、自分のモチベーションを左右するものでもあるので、しっかり思いを伝えて、満足いく物を作ってもらいましょう。
また、ここまで読んで、「これを書いている奴にお願いして見ようかな・・・」って思ったら、以下のリンクに制作依頼フォームがあるのでご連絡くださいませ!!
制作依頼リンク集
上で紹介したココナラやスキマ以外にも、メールからでもご依頼頂けます。
お好きなフォームからご連絡くださいませ。
それじゃ
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