観てる今期アニメに点数をつけようの会
オタク自己紹介。
こんばんわ。クリップと申します。
普段からTwitterで日向夏帆の顔面で「あのアニメ見た!これも見た!」みたいなツイートを繰り返しているのですが、この度はそれを具体的に文章にしようかと。ついでにこの世に∞人いるアニメレビューオタクさんの猿真似をして点をつけようじゃないかと。ゼロカロリーコーラを飲みながらそう思い立って、今これを書いてます。
で、どのアニメに点をつけるんだよお前オタクこら
という訳ですが。まあ自分の見てるアニメだけ評価しようと思います。当然ですね。一話切りしたアニメは点数はつけません。
具体的には今期(2021年夏アニメ)です。今継続視聴しているのは12作品なので、その分レビューしていこうと思います。ヤバい。何かそれっぽい進行だこれ。
追記。三作品レビューしたら疲れたので分割します。てへてへっ。
まだ夏アニメは折り返し地点を過ぎた辺り(現時点で五話、六話が多数)なのでそこまで視聴した感想でもって語らせていただきます。
では以下から始めていきます。対戦よろしくお願いします。
1作品目「出会って5秒でバトル」 40点
原作は漫画ですね。
内容としては何か凄い頭のいい主人公が突然道端で不審者に襲われて、撃退して、そしたら別の不審者の女に殺されるところが始まります。次に目が覚めると周囲には沢山の人が居て、ゲームの主催者に貴方たちにバトルをしてもらいます(意訳。正確なセリフは忘れた)と言われ、その次に「お前ふざけんじゃねえよ付きあってられねえクソがおい何だその大砲こっちに向けてうわぁぁぁ(こちらも意訳)」とバトロワテンプレ概論の初回授業で習いそうな展開を消化しつつも主人公は何故かクールに現状分析。カッコイイですね。メンタル超合金かな。それから各人には能力を一つあげたからと説明され、あてがわれた楽屋みたいな個室で主人公は能力を確認する。能力には『身体能力を五倍にする能力』『十秒間無敵になる能力』など強力なものを持った登場人物もいる中、主人公が手にしたのは『相手があなたの能力だと思った能力』というトリッキーなもの。このチカラを武器に主人公はバトルに身を投じる─────
と、正直言って王道のデスゲームものに見えるこの作品。出てくる登場人物は既に死んでるらしいのでデスゲームじゃないそうです。じゃあ何で今も生きてるのだとか、そもそもここは現実なのかどうかとか、色々疑問点はありますけどその辺はまだ話の途中ということもあってまだ分かりません。これから明らかになるのかな。じゃないと流石にクソアニメ認定せざるを得ない。とか、それ(レビューワー)っぽい言葉を並べてみる。
五秒でバトル、というタイトルも良く分からないです。アニメでは表現として突然五秒間のカウントダウンが始まってそこからバトルがスタートするんですが、五秒という数字がそれほど大きな意味を持つのか。今のところ不明です。
主人公の性格も気になる。頭が良い設定ではあるけど、どう考えてもそれは頭良い奴の思考じゃないだろ、みたいな独白シーンが儘ある。もしかしたらこれも伏線で天才だと思い込んでる凡人の可能性も微レ存(古語)。イタイイタイなのであった。
この手のバトロワにありがちなテンプレ展開や王道キャラ、今のところ予想可能な転換点。そう言ったところから45点くらいかな、と言う感じです。これから話が加速して行くと思うので、今後に期待ということで。
どうでも良いけどこのアニメ見てHUNTER×HUNTERのハンター試験編思い出したんだよね。特に団体戦のシーン。ゴンがクラピカとキルアとレオリオとトンパと挑んだあの塔を思い出したね。富樫先生、早く暗黒大陸編書いてください。あのガンツみたいな黒い球とか超気になるから。ぶりぶりブリオン。
2作品目「白い砂のアクアトープ」 75点
言わずと知れたA1pictureのオリジナル作品。労働シリーズや凪あすなど、良作率が高いので放送開始前から今期最も期待してた作品です。
物語はアイドルの主人公がアイドルを辞めたところから始まります。今期一人目の元アイドル系主人公ですね。目標を失ったことから家にも帰らず、フラフラと沖縄に訪れ、そこで訪れたがまがま水族館という小さな水族館で働くことになります。代理館長のくくるやその他水族館で働くキャラを中心に関わって、時には元アイドルという知名度から人に群がられつつも、水族館で過ごす日常が過ぎていく。
まだ話が途中なのでこれからどうなっていくか分からない作品です。全24話ということで、12話くらいに話の大きな転換点が来るのかなぁという予想。特に、似たような海系アニメ(?)である凪のあすからでは中盤で突如五年の月日が経過した実例もあるので、後半は夏休みが終わって主人公が岩手の実家に帰った後のシーンから始まるんじゃないかと思ってます。がまがま水族館は近夏で廃業を予定しており、本来の館長のおじいの代わりに孫のくくるが代理として存続させようとしているのですがその成否もそのあたりで判明してくるかと。ど素人の予想とかどうでも良いっすね。はい。
話を戻します。
やはりA1picture、作画がガチです。特に一話。水に関する表現の力の入れよう、アレは観てて鳥肌ものでした。流石です。本当に流石。実力派アニメーション。
話としては主人公がくくるの家で下宿しながら夏休みが終わるまで水族館でアルバイトしているのですが、まだ少しその展開が続きそうという印象。ただ前半で主人公の母親が実家に連れ戻しに来たのは予想外だったです。自分の勝手な想像ではもっと他の登場人物とも仲良くなったのちにやってきて、強引に連れ戻そうとする母親と友人たちがすったもんだするというものを考えていたので「ここで来るか母親フラグ…でもこれ主人公のこと誰か引き留めるか?」と思いながら視聴しました。結果的に母親は話の分かる良い人でした。こういうアニメの母親は性格悪いとか思っててごめんね。
前半の見どころとしては主人公とくくるの百合的な友情(多分百合ではない……百合じゃないよね?)、それからくくるに思いを寄せる櫂という少年の純情ですかね。まだまだこれから面白くなりそうです。75点と付けましたが、恐らく終わってみれば90点くらいになるんじゃないかと。へへっ。レビュー下手か。
3作目「ぼくたちのリメイク」 65点
僕もリメイクしたい。
じゃないって。あらすじあらすじ。
主人公である橋場恭也は28歳。社会人。小さなゲーム会社でディレクターをしていたのですが、潰れてしまい失業。気を取り直して再就職し、縁があったゲーム会社の大きなプロジェクトに関わるようになったのですがプロジェクトが頓挫し失業。高校時代に記念受験して受かったけど蹴った芸大の合格通知を眺めてゴミ箱にポイして、寝て起きると10年前。受験直後の高校時代に戻っていた!(何でですか?ねえ何でですか?シュタゲ見習ってもらって良いですか?)
そこで可愛い女のヒロインと男のヒロインと同じ寮で同棲生活をしながら送る芸大ライフ。
主人公は自分のことを何も無いとか言ってますけど、正直有能なんですよね。リーダーシップがあって、制作進行に明るく、動画編集にも明るく、音響にも明るく、何なら作曲だって出来る。あの。何もないって表現、気軽に使わないでもらえますか?強い憤りを胸に僕は壁を殴った。
ともかく、そんな主人公だからみんなが頼る。同じ寮で過ごす三人は将来的には超有名クリエイターとして有名になる三人で、主人公もそれを一緒に暮らすうちに徐々に理解していく。視聴者的には一話で分かってたけど無粋なことは言いません。未来では有名クリエイターとして活躍する人間も、十年前の今は自分の才能や環境に苦しんでいる。それを何とかしようと足掻いている。だからこそ主人公も頑張ろうと思える。凡人に刺さる作品…なのかもしれないけど主人公が有能なので共感は出来ませんでした。無能でごめんなさい。
で、見どころね。しのあき。正確な名前で志野亜紀。終わり。
いや冗談じゃないのよこれが。 しのあきの妻感が酷く凄い。例えば最新話で、主人公がしのあきにキスしようとしているシーンがあるんですが、その直前に奈々子という女の子にその様を目撃されるんですよね。わたわたする奈々子と主人公。でもしのあきはへっちゃら。正妻の余裕ですか?学生結婚すれば?このヤロー。
しのあきは可愛い。それだけを語るために作られたのがこのアニメだと勘違いしそうなほどのヒロイン力。もう今期MVP美少女ヒロインでいいよ君。エッチなのは十分分かったから。
それからもう一つありました。
何故か分からないんですが、主人公と居を同じくする鹿苑寺貫之という男の問題を解決するシーンが多く見られます。何故でしょう。
学校の三分間で映像作品を作るという課題で尺通りに作ろうとする主人公に貫之が、今のこのシナリオが最高なのに時間が足りないからセリフを縮めるだ!?……分かったお前の言う通りやる、と機嫌を損ねたり、撮影当日に一眼レフカメラとビデオカメラを間違えて持ってきた貫之のケツを主人公が拭いたり(比喩です)、学費を自分で稼いで疲労困憊の貫之に主人公が同人ゲーム制作で学費を稼ごうと提案したり。しのあきがいなかったら間違いなくコイツはもう一人のヒロインをほっぽりなげて貫之と付き合ってる。確信してる。もうお前が今期ヒロイン男優賞でいいよ。議論終了。
個人的には気になる点は二つ。まず何で10年前にタイムリープしたのか。もう一つはぼく「たち」のリメイクというタイトル。もしかしたら主人公以外にもリメイクをしている人間がいるのかもしれない。そうだったら面白い展開になりそうですが…。ただジャンルが日常系からSFに越境しちゃいますね。人気を得るために日常ギャグからバトルものに転換する少年ジャンプの漫画みたいで少し止めて欲しいかなって感じはします。僕は家庭教師ヒットマンリボーンとか永遠にギャグパートやっててほしかったタイプのオタクなので。いやリング争奪戦も面白かったけどね。うんうん。話の落としどころを見失いました。あ~あ。
オタクはアニメで有り得べからず今を見ろ
全体的に前期より小粒かなぁという印象があります。
終わってみれば前期に印象的な作品が多かったのもあります。vivyとか86とかひげそりとかスーパーカブとかね。でも今期も途中までは微妙でも、最終話まで通して観たら「あ、いいな」と思えるエモいアニメがあるかもしれません。それを求めて今日もアニメを観よう。とかそんなちょっと良いこと書こうとして失敗しているのは良いから早く86と無職転生の続き観たい。観させろ。秋になれ日本。
以上。偏見混じりオタクによるレビューでした。