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政治家は偉いのか?~自民党総裁選挙から感じた違和感~

こんにちは、お金が入るでかねいりです。

近頃のニュースを騒がせているのが、自民党総裁選挙と立憲民主党の代表選。自民党総裁選挙は、9月12日に告示され、これまでで最多の9名の候補者が立候補しました。

今日は、これらのことから政治家に求めるもの、期待することについて考えたことをお伝えできればと思います。

■報道を見ていて気になったこと

商店街のような場所で、狭い通りの中、ある施設に黒塗りの高級車が横付けに。そこから出てきたのは、視察を終えた総裁選候補者のある大臣。運転手が車のドアを開け、大臣は車に乗り、走り去っていきました

何気ない風景かもしれませんが、私には違和感が残りました。
どんな違和感かというと、「相応しくない」というもの。
小さな商店街に黒塗りの高級車。しかも運転手つき。

そして、このことから感じたことが「偉そう」ということ。
政治家は、先生と呼ばれることが多い。
先生と呼ばれることも「偉そう」と感じるひとつ。
政治家は偉い人なのでしょうか?

■政治家は偉いのか?

私は、政治家は「リーダーであり、役割」だと考えます。

リーダーがチームを動かすための定石として挙げられるのが「信頼関係を築くこと」。そして、信頼関係を築くための考え方として

・信頼関係は対等な立場で生まれる。
・リーダーが偉いわけではない。役割の違い。

という言葉があります。

スポーツで考えるとわかりやすいのですが、例えばサッカー
監督が偉いわけではありません。戦略・戦術を決め、チームを動かす役割。
キャプテンが偉いわけではありません。チームをまとめる役割。
FWが偉いわけではない。点を取る役割。
試合で勝つという目標に対してはみんな対等。誰かが偉いわけではありません。

たしかに、監督やキャプテンとなると権限は増えます。しかし、それは役割を果たすためであって偉さを誇示するためのものではありません

自分が偉いとなった瞬間に、信頼関係は崩れ、そのチームは力を発揮できなくなります

■政治家とお金

今回の自民党総裁選挙の発端となったのが、政治とお金の問題、政治資金に関する問題でした。

政治家の役割のひとつは、国民から集めた税金を国のためにどう使うかを決めること

国民がこれだけ苦しんでいる中、汗をかき、稼いだお金。そのお金からの税金。一方で政治家は、誰一人として、お金を稼ぎ出していません

この観点で言えば、偉いのお金を稼ぎ出している国民であって、政治家ではない

こうした状況を真摯に受け止めている政治家は極めて少ないと感じます。感じていたとするならば、上記でお伝えした運転手付き高級車を使うことや高級料亭で会談をすることに疑問や違和感を感じるのではないかと思うのです。

そして、今回の政治資金の問題自分たちが集めたお金には税金がかからない。国民からは税金を取るが、政治家には税金はかからない。どういうロジックなのか国民には理解し難い。政治家がこの感覚が分からないことが問題だと考えます。

こうしたことも「政治家は特別だ、偉いんだ」という勘違いにつながっているのではないかと考えます。

今回の自民党総裁選挙で総裁となった人が、日本の総理大臣になります。その方には、政治家が偉いという感覚、態度、行動の変化を求めたいものです。

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