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日比谷パーク法律事務所の井上先生に聞いてみた(要約版)
日比谷パーク法律事務所のパートナー弁護士として活動しながらYouTuberとしても活動されている井上先生に対するインタビューを要約しました。
ぜひ動画もご覧ください。
1.対談形式の要約
北:皆さん、こんにちは。今日は日比谷パーク法律事務所にお邪魔しております。日比谷パーク法律事務所の井上先生にお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
井上先生:よろしくお願いします。実はこれ、撮影2回目なんです。前回、北さんが録画ボタンを押し忘れるというハプニングがありまして(笑)。
北:ああ、そうなんですよ!まさか録画ボタンを押し忘れるなんて失態をやらかしてしまって、本当に申し訳ありませんでした(笑)。今日はしっかり撮れてますので改めてよろしくお願いします!
井上先生:はい、こちらこそよろしくお願いします(笑)。
北:では早速ですが、まず井上先生の自己紹介をお願いできますか?
井上先生:はい。日比谷パーク法律事務所で弁護士をしています井上です。主に知財や紛争解決を中心に業務を行っています。
あとはYouTubeチャンネルも運営しておりまして、弁護士としての活動や法律に関する情報を発信しています。実は北さんのようにYouTubeで活動されている方に触発されて始めたんですよ。
北:なるほど。YouTube、私もやっているので共感します!先生がYouTubeを始められたのはいつ頃なんですか?
井上先生:2020年ですね。ちょうどアメリカ留学から帰国して、何か新しいことを始めたいなと思っていた時期です。
北:なるほど、コロナ禍が始まった頃ですね。なぜYouTubeをやろうと思われたんですか?
井上先生:それには少し背景がありまして、アメリカ留学中に中田敦彦さんのYouTube大学をよく見ていたんです。歴史や哲学、社会問題など、普段の生活であまり触れることのないテーマをわかりやすく解説されていて、すごく勉強になりました。
特にアメリカにいると、日本の文化や歴史について質問されることが多くて、きちんと答えられない自分に歯がゆさを感じていたんです。それで、日本語の情報を勉強し直すという目的で見始めたんですが、「これ、自分でもできるんじゃないか」と思ったのがきっかけです。
北:確かに中田さんの動画は引き込まれる内容ですよね。それを見て「自分も」という発想に繋がったんですね。最初はどんな内容を投稿されたんですか?
井上先生:最初はアメリカのディスカバリー制度についての解説動画を投稿しました。当時、日本ではまだ馴染みのない制度だったので、これは役に立つはずだと意気込んで作ったんですが、残念ながら再生回数は全然伸びなくて(笑)。
北:それは意外ですね。ニッチなテーマでも、見る人はいると思ったのですが。
井上先生:そうなんです。ただ、ニッチすぎたのかもしれません(笑)。でも、その経験から「どうしたらもっと多くの人に見てもらえるか」を考えるようになりました。
北:それで方向性を変えることに?
井上先生:はい。その後、商社で働いていた時に、社内セミナー用に作った資料をYouTubeにアップすることにしました。内容は著作権や特許についてで、これならもっと一般の人にも関心を持ってもらえるだろうと。ですが、これも最初はあまり注目されませんでした。
北:なかなか簡単にはいかないんですね。それでも続けていった結果、転機が訪れたんですよね?
井上先生:そうですね。大きな転機は、学歴関連の話をした時です。「灘高での生活」や「東大での経験」を話したところ、思いのほか多くの人に興味を持っていただけて。それがきっかけでチャンネル登録者がぐんと増えました。
北:なるほど。それまでの法律や知財の話とは全然違うジャンルですね。最初からその方向を狙っていたわけではない?
井上先生:はい。最初は法律の専門的な話をメインにしたかったんです。でも、それだけでは広がりが足りないと感じて、「まずは認知度を上げる」ことを優先するようにしました。その手段として、自分の学歴を活かしたエピソードを使ったんです。
北:認知度を上げるために学歴を活用するのは賢いですね。実際、それが多くの人に響いたわけですよね。現在はどんなコンテンツを中心に投稿されていますか?
井上先生:現在は、インタビュー形式の動画が多いです。例えば、法律業界で活躍している方にお話を伺い、それを視聴者の皆さんに共有するという形ですね。
北:インタビュー形式ですか。それはまた新しい展開ですね。どうしてインタビューをメインに?
井上先生:一つは、いろんな方とお会いできるのが単純に楽しいからです。YouTubeという媒体を通じて、多彩なバックグラウンドを持つ人と直接話す機会が増えるのは本当に貴重ですね。
また、視聴者の方にも「こんな弁護士や法律関係者がいるんだ」という新しい視点を届けられるのも魅力だと思っています。
北:井上先生のチャンネル運営の裏側を伺うと、かなり戦略的ですよね。他のチャンネルを分析したりもされているんですか?
井上先生:はい、かなり見ています。弁護士系チャンネルや学歴系チャンネルはもちろん、それ以外のジャンルでも、「なぜこの動画がヒットしているのか」を分析するようにしています。それから、自分のチャンネルとどう差別化できるかも考えますね。
北:なるほど。それでは最後に、これからYouTubeを始めたいと思っている方や、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
井上先生:YouTubeは続けることが本当に大事です。最初は再生回数が伸びなくても、諦めずに続けていれば必ずチャンスが巡ってきます。
また、コラボレーションなどで他の人と一緒にチャンネルを広げていくのもおすすめです。もし興味があれば、ぜひ私のチャンネルにも遊びに来てください!
北:今日は貴重なお話をありがとうございました!
井上先生:こちらこそ、ありがとうございました!
2.より時間がない人のために
自己紹介と背景
井上先生のプロフィール
日比谷パーク法律事務所所属の弁護士。主に知財や紛争解決が専門。
2020年からYouTubeチャンネルを運営。法律や弁護士の活動に関する情報を発信。
YouTubeを始めたきっかけ
アメリカ留学中、中田敦彦のYouTube大学を視聴。分かりやすい解説に影響を受け、自身も法律分野で同様の発信をしたいと考えた。
日本の文化や歴史に関する質問に答えられなかった経験が動機の一つ。
YouTube活動の経緯
初期のコンテンツ
アメリカのディスカバリー制度(証拠開示制度)の解説動画を投稿。
再生回数は伸びなかったが、試行錯誤を続ける。
商社勤務時の活動
商社で社内セミナー用に作った著作権や特許に関する資料をYouTubeにアップロード。
これも初期は注目されなかった。
転機となった「学歴エピソード」
「灘高での生活」や「東大での経験」を話した動画がバズり、チャンネル登録者が増加。
最初は真面目な法律の話がメインだったが、認知度を上げるために学歴を活用する戦略にシフト。
現在のYouTubeの内容と目的
現在のメインコンテンツ
インタビュー形式の動画を中心に展開。
法律業界や関連分野で活躍している人々の話を視聴者に届ける。
目的は「多様な視点を共有し、視聴者に新しい発見を提供すること」。
インタビューの魅力
YouTubeを通じて多くの人と出会える点が大きなメリット。
視聴者に「法律関係者の多様な働き方や価値観」を伝える意義がある。
YouTube運営の工夫と分析
他のチャンネルの研究
弁護士系や学歴系以外のジャンルも積極的に分析し、人気の理由や差別化のポイントを研究。
戦略的な展開
再生回数が伸びない時期でも諦めず、内容や形式を調整しながら続けてきた。
学歴エピソードやインタビューなど、ターゲットに響く内容を模索。
メッセージとアドバイス
YouTubeを始めたい人へのアドバイス
継続が最も重要。再生回数が伸びなくても続けていれば必ずチャンスが訪れる。
コラボレーションでチャンネルを広げるのも有効。
視聴者へのメッセージ
法律に関する情報や弁護士の活動に興味があれば、ぜひチャンネルを訪れてほしい。
コメントや連絡も歓迎している。
井上先生の今後の展望
チャンネル運営
現在のインタビュー形式を続ける一方で、新しい企画も模索中。
学歴エピソードや法律解説以外の分野にも挑戦する意欲あり。
弁護士業務との両立
YouTube活動を本業に影響しない範囲で続け、今後も視聴者に価値あるコンテンツを届けたい。