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東京スタートアップ法律事務所の中川先生に聞いてみた(要約版)

事務所開設4年で弁護士30名弱の法律事務所(取材当時)に成長している弁護士法人東京スタートアップ法律事務所の中川先生に対するインタビューをまとめました。

ぜひ動画もご覧ください。

1.対談形式の要約
司会者 北
:
本日は、東京スタートアップ法律事務所の代表弁護士でいらっしゃる中川先生をお招きしています。先生、今日はどうぞよろしくお願いいたします!

中川先生:
こちらこそ、よろしくお願いします!東京スタートアップ法律事務所の中川と申します。今日はたくさんお話しできるのを楽しみにしています!


:
先生、まずは簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?

中川先生:
はい、私は東京スタートアップ法律事務所の代表を務めています。この事務所は2018年9月に設立しました。弁護士登録は64期で、業界での経験は約11年になります。設立当初はスタッフ数名の小さな規模からスタートしましたが、現在では弁護士29名、他のスタッフを含めて50人以上の規模になっています。また、全国に12拠点を展開しており、スタートアップ支援を中心に、個人向けの法律サービスや企業法務も幅広く手掛けています。


:
わずか4年で50名を超える規模に成長されたのは驚異的ですね。このスピードで拡大を進められた背景にはどんな思いがあったのでしょうか?

中川先生:
一番大きな理由は、業界で勝ちたいという強い思いです。私はこの業界で一番を目指したいと考えていて、そのためには規模の拡大が必要だと思いました。もちろん、拡大にはリスクも伴いますが、それ以上に挑戦する価値があると感じています。


:
「勝ちたい」という気持ちが原動力になっているんですね。先生、この思いはいつ頃からお持ちだったのでしょうか?

中川先生:
振り返ると、幼い頃から負けず嫌いな性格でした。特にスポーツに熱中していて、小学校の頃は短距離走、中学ではバスケットボールに夢中になりました。高校生、大学生と進むにつれ、競技者としての才能の限界に気付き、次に挑戦する道を模索しました。


:
その結果、弁護士を目指すことになったんですね。法学部に進んだのもそうした流れからですか?

中川先生:
ええ、実は法学部を選んだのはある種の偶然だったんです。大学生の頃、バスケットボール選手になる夢が現実的に難しいと悟り、リスクヘッジとして弁護士資格を取ろうと考えました。大学3年生の春から本格的に勉強を始め、なんとか合格し弁護士になりました。ただ、その後も自分が本当にやりたいことを模索する時期が続きました。


:
模索されていた時期に、具体的にはどのようなことに挑戦されたのでしょうか?

中川先生:
いろいろ試しましたね。バスケットボールのプロテストを受けたり、アプリ開発をしたり、旅行や株式投資にも手を出しました。年間270日海外や国内を旅していたこともあります。でも、どれも大きな成功には繋がらなかった。その経験を通じて、「今、自分にできることに全力を注ぐべきだ」と思い直し、弁護士資格を活かして法律事務所を立ち上げる決心をしました。


:
なるほど。その時点で「業界で一番を目指す」という目標は明確にお持ちだったのでしょうか?

中川先生:
そうですね。起業のタイミングで、「ここで勝たなければいけない」と覚悟を決めました。それまでの人生では「負け続けた」と感じていたので、法律業界で勝ち抜くことで、自分自身にとっての成功を掴み取りたいと思ったんです。


:
起業してからの4年間で、事務所は急成長を遂げています。特に採用や拠点展開などの分野で、どのような戦略を採られてきたのでしょうか?

中川先生:
最初は本当に手探りでしたね。採用については、当初はひまわり求人ネットに掲載するなど、基本的な手法から始めました。その後、事務所のブランディングに力を入れ、採用の魅力を高めるためにWeWorkへの移転や給料体系の見直しも行いました。拠点展開については、2020年のコロナ禍がきっかけで、地方のニーズを感じ、一気に進めることにしました。


:
コロナ禍での地方展開はリスクもあったと思いますが、それをどう克服されたのでしょう?

中川先生:
確かに当時は不安もありました。ただ、地方のニーズが高まることを予想し、思い切って銀行から資金を借りて展開を進めました。また、新卒弁護士の採用にも力を入れ、他事務所が採用を控える中で積極的に動きました。この判断が結果的に成功に繋がったと思っています。


:
拠点が増えると、当然ながらマネジメントも複雑化しますよね。その点について、どのように対応されているのでしょうか?

中川先生:
マネジメントは正直、今でも課題だらけです。ただ、私が常に意識しているのは、自分のビジョンを明確に伝えることです。「アップデートジャパン」や「フォーククライアント」という理念を掲げ、これをスタッフ全員に共有しています。そして、顧客満足度を高める弁護士を評価する仕組みを作り、組織としての方向性を明確にしています。


:
理念を浸透させる仕組み作りが組織を支えているのですね。最後に、先生の事務所に興味を持たれた方へのメッセージをお願いします!

中川先生:
当事務所は、「アップデートジャパン」を目指し、業界を変える挑戦を続けています。誰かのために尽くせる方、そして私たちの理念に共感してくださる方を心からお待ちしています。

:
今日は貴重なお話をありがとうございました!

中川先生:
こちらこそ、ありがとうございました!

2.より時間がない人のために

東京スタートアップ法律事務所の概要

  • 設立年: 2018年9月。

  • 規模: 弁護士29名、他スタッフ含め50名超。

  • 拠点: 全国12拠点。

  • 業務範囲: スタートアップ支援、企業法務、個人向け法律サービス。


中川先生のキャリアと価値観

  • 弁護士登録: 64期、約11年の経験。

  • 起業前の模索期:

    • バスケットボール選手を目指すが、才能の限界を感じ断念。

    • プロテスト、アプリ開発、旅行、株式投資など多方面に挑戦。

    • 失敗から「弁護士資格を活かす」と決心し起業を選択。

  • 起業動機: 業界で一番を目指したいという強い競争心と野心。


事務所の急成長の背景

  • 採用戦略:

    • 初期は求人ネットを活用し、積極的な採用活動を実施。

    • WeWorkへの移転や給料体系の見直しで採用力を強化。

  • 拠点展開:

    • コロナ禍における地方ニーズの高まりを見越し、地方展開を加速。

    • 銀行から資金調達し、拠点数を一気に増やした。

  • 成長戦略:

    • 顧客ニーズを捉えた柔軟な対応。

    • 「フォーククライアント」理念の実践(顧客満足度を高める仕組み)。


マネジメントと組織運営

  • マネジメントの基本方針:

    • 自分のビジョンを明確に伝えることを最優先。

    • 中間管理層の育成と信頼による分業。

  • 評価制度:

    • 顧客満足度を評価基準にし、成果を出した弁護士に高報酬を支給。

  • 課題: 拡大期特有のマネジメントの複雑化やBtoB集客の難しさ。

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