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元ヤクザの諸橋先生に聞いてみた(要約版)

元ヤクザで現在は弁護士をしている諸橋仁智先生に対するインタビューを要約しました。

ご興味が出た方は、是非動画もご覧ください。

1.対談形式の要約
司会者「今日のYouTubeでは、特別なゲストをお招きしています。諸橋法律事務所の諸橋先生にお越しいただきました。先生、よろしくお願いします」

諸橋先生「よろしくお願いします。お招きいただきありがとうございます。」

司会者「こちらこそ、ありがとうございます。まず、簡単に自己紹介をお願いできますか?」

諸橋先生「はい、弁護士の諸橋です。弁護士になって今9年目ですね。司法修習の期で言うと67期になります。本もいくつか出版しておりまして、法律だけでなくいろいろな分野に関わってきました。ただ、元々は全然違う世界にいたんですよ。」

司会者「どういった世界だったんですか?」

諸橋先生「そうですね、率直に言うとヤクザや不良の世界です。犯罪を犯し、捕まったこともあります。ただ、あるきっかけでその世界から抜け出し、今のように弁護士として活動することができています。」

司会者「もう少しその過程について伺いたいです。まず、そのヤクザの世界に入るまでの背景はどうだったんでしょうか?」

諸橋先生「実は高校まではごく普通の学生でしたし、成績も良かったんです。ただ、大学受験に失敗したことで、大きく心が荒れてしまいました。それが、ヤクザの世界に入るきっかけの一つになりましたね。」

司会者「大学受験の失敗がそんなに大きな影響を与えるとは、想像がつきませんね。それまでの生活と比べて、急にその世界に足を踏み入れるというのは、どのような心境だったのでしょうか?」

諸橋先生「大学受験に失敗して、浪人生活をしていたんですが、気持ちが完全に投げやりになってしまっていました。現役で受かった人たちにはもう勝てない、と初めて感じた挫折でした。それがきっかけで、やさぐれてしまい、東京に出て予備校に通っていた時に、喫煙所で知り合った不良たちと付き合うようになりました。」

司会者「不良たちとの出会いが、さらにヤクザの世界に引きずり込まれる流れになったんですね。では、最初に手を出した犯罪というのは?」

諸橋先生「最初は本当に軽いものでした。喫煙所でタバコを吸いながら話しているうちに、ドラッグの話が出てきて、最初は怖さもありましたが、彼らに認められたい気持ちが勝ってしまい、手を出してしまいました。」

司会者「その後、どんどん深みに入っていったんですか?」

諸橋先生「はい。ドラッグを使ううちに、その世界にどんどん引き込まれ、最終的にはドラッグの密売にも関わるようになりました。暴力団ともつながりができてしまい、結果として深くその世界に入り込んでしまったんです。」

司会者「怖いという気持ちはなかったんですか?ヤクザの世界は、非常に危険な印象がありますが。」

諸橋先生「もちろん怖さはありました。ただ、それ以上に彼らに認められたい、同等でいたいという気持ちが強かったですね。最初は喧嘩や暴力沙汰が怖くてたまりませんでしたが、だんだんそれにも慣れてしまい、怖さよりもスリルや仲間意識が勝っていった感じです。」

司会者「なるほど。そうして一度ヤクザとしての生活にどっぷり浸かってしまったわけですね。しかし、そこから弁護士を目指すという転換点があったのは、何がきっかけだったんでしょうか?」

諸橋先生「そうですね。28歳の時に、ドラッグの影響で完全にダメになってしまい、組の仕事にも支障をきたすようになりました。事務所の集まりに顔を出せなくなり、最終的には渋谷のスクランブル交差点で交通整理を始めてしまうほどおかしくなってしまって…。その時、精神病院に入院させられたんです。」

司会者「それは相当な転換点ですね。」

諸橋先生「はい。その入院中に、母が差し入れてくれた大平光代弁護士の『だからあなたも生き抜いて』という本に出会ったんです。その本を読んで、自分も変わりたい、立ち直りたいと思うようになりました。それが、弁護士を目指す大きなきっかけになりましたね。」

司会者「大平先生の本が大きな影響を与えたんですね。それまでは自分が弁護士になるなんて考えもしなかったんでしょうか?」

諸橋先生 「そうですね、全く考えていませんでした。でもその本を読んで、自分も何かしなければと思い、まずは資格を取るところから始めようと決心しました。最初は宅建の資格を取り、そこから司法書士、最終的には弁護士試験まで進みました。」

司会者「それは素晴らしいですね。そこから努力を積み重ね、弁護士として成功されるまでの道のりは、非常に興味深いです。実際に弁護士になった後も、過去の経歴を公表されるというのは勇気が必要だったと思いますが、それについてはどうお感じですか?」

諸橋先生「はい、やはり過去を隠して生きるのは辛かったです。でも、同じような境遇の人たちに自分の経験が役立つかもしれないという思いもあり、YouTubeで経歴をカミングアウトしました。それ以来、同じように苦しい状況にいる方々からの相談も増えてきました。」

司会者「その勇気ある行動が、きっと多くの人に希望を与えているのでしょうね。最後に、これから弁護士として、どのような目標やビジョンをお持ちでしょうか?」

諸橋先生「今後は浅草の地に根付いて、地域の方々に信頼される弁護士として活動していきたいです。もちろん、弁護士としてのスキルも磨き続け、より多くの人の力になれればと思っています。」

司会者「ありがとうございます。諸橋先生の人生は、本当に波乱万丈で、今後もますますのご活躍が期待されます。本日は貴重なお話をありがとうございました」

諸橋先生「こちらこそ、ありがとうございました。」

2.より時間がない人のために

  • 自己紹介: 諸橋先生は司法修習67期の弁護士で、9年のキャリアを持つ。弁護士になる前は、ヤクザや不良の世界にいた。

  • ヤクザの世界に入るまでの経緯:

    • 高校までは普通の学生だったが、大学受験の失敗で挫折し、心が荒れた。

    • 東京の予備校時代に不良と付き合うようになり、その流れでヤクザの世界に足を踏み入れた。

  • 犯罪に手を染める過程:

    • 最初は軽いドラッグの使用から始まり、次第にドラッグの密売や暴力団との関わりに発展した。

    • 仲間意識やスリルが怖さを上回り、深くその世界に浸かっていった。

  • 弁護士を目指すきっかけ:

    • 28歳の時、ドラッグの影響で精神的に不安定になり、入院。母が差し入れた大平光代弁護士の本に感銘を受け、立ち直る決意をした。

    • 宅建、司法書士、そして弁護士資格まで取得し、弁護士の道を歩む。

  • 過去の公表と現在の活動:

    • 過去の経歴をカミングアウトすることに勇気が必要だったが、同じ境遇にいる人たちの助けになりたいという思いがあった。

    • 現在は、YouTubeでの活動も通じて、多くの人から相談を受けている。

  • 今後の目標:

    • 浅草で地域に根付いた弁護士として活動し続ける。

    • 弁護士としてのスキルをさらに磨き、地域や苦しんでいる人々の力になりたい。


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