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児童ポルノ法違反弁護のスペシャリスト、奥村先生に聞いてみた(要約版)
児童ポルノ・児童買春・児童福祉法違反・強制わいせつ・監護者わいせつ・青少年条例違反などの福祉犯系の刑事事件を専門に扱われている奥村先生に対するインタビューの要約になります。
スペシャリストとはこのレベルに至るのです。お時間のある方はぜひ動画もご覧ください。というか要約じゃ凄さが伝わらないw
1.対談形式の要約
司会者:今日は奥村先生にお越しいただき、いろいろなお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
奥村先生:よろしくお願いします。私は弁護士で、主に児童ポルノ法違反などの性犯罪事件を扱っています。判例データベースで「奥村徹」と検索してもらえば、これまでの活動が見られると思います。
司会者:児童ポルノ法違反に関する事件に携わるようになったきっかけは何ですか?
奥村先生:最初は平成12年ごろに担当した国際理事事件がきっかけです。当時は倒産事件をメインにやっていたのですが、刑事事件にのめり込むようになりました。特に新しい法解釈や判例に挑戦することにやりがいを感じていました。
司会者:刑事事件にのめり込む理由は?
奥村先生:おそらく、新しい判例や法解釈を試すことに魅力を感じたからだと思います。判例変更や新しい論点の積み重ねが楽しかったんです。これまでに、最高裁まで争った案件もいくつかあり、その過程で専門的な知識を深めてきました。
司会者:児童ポルノ法違反事件が増えた背景は?
奥村先生:当時、他に取り組む弁護士が少なかったこともあり、私に事件が集中しました。特に難しい論点や新しい法解釈が必要な事件が多く、結果的に専門分野になっていったんです。
司会者:若い弁護士が同じ道を進むにはどうすればよいですか?
奥村先生:新しい法分野に挑戦することが重要です。特に新しい罪名が制定された時がチャンスです。判例や法解釈を自分で集めて、深く掘り下げることが、専門家としての道を開くきっかけになるでしょう。
司会者:今日は非常に貴重なお話をありがとうございました。
奥村先生:ありがとうございました。
2.より時間がない人のための要約
イントロダクション:
大阪で奥村先生と対談。
奥村先生は弁護士歴約27年で、児童ポルノ事件を中心に取り組んでいる。
奥村先生のキャリア:
倒産事件を扱う事務所からキャリアスタート。
児童ポルノ関連の事件に携わり始めたのは平成12年ごろから。
法律と判例について:
奥村先生は最高裁判例を重視し、判例データベースで名前が検索されるほどの実績を持つ。
判例を元に新しい法律解釈を試みることが多く、刑事事件に深くのめり込むようになった。
児童ポルノ法違反の実務:
児童ポルノ事件は判例が未熟な分野であり、判例の積み重ねが実務において非常に重要。
法律の未整備や曖昧な解釈が多く、実務家としての課題が多い。
裁判所や検察官とのやり取りで、判例の更新や見直しが行われることもある。
法律の問題点:
特定の犯罪類型や事件の処理において、判例変更がされることがあり、奥村先生がその変化を促す役割を果たしている。
児童ポルノ法違反以外にも、強制わいせつや特殊詐欺など、奥村先生が深く関わった分野がある。
今後の展望:
奥村先生は今後もこの分野での活動を続ける意向。
新しい罪名が制定された時には、それを専門的に扱うことが新たな弁護士のキャリアに繋がると述べている。
若い弁護士へのアドバイス:
特定分野を深く掘り下げることで、その分野の第一人者になることができる。
判例や実務の積み重ねが重要で、それが自分の財産となる。