ALG&Associatesの金﨑先生に聞いてみた(要約版)
ALG&Associatesの金﨑先生に聞いてみたを要約しました。お時間のない方はこちらをどうぞ。
興味が出た方は動画もぜひご覧ください。
1.対談形式の要約
司会者:今日はよろしくお願いします。
金﨑先生:よろしくお願いします。
司会者:よろしくお願いします。簡単に自己紹介をお願いできますか?
金﨑先生:はい、私は1993年度の司法試験に合格し、1996年度から弁護士として活動しています。最初は東京都八王子市で独立し、約3年間活動していました。その後、新宿に移転し、現在まで新宿で弁護士活動を続けています。弁護士経歴は大体20年ちょっとになりますね。事務所も、最初は私一人でしたが、今では弁護士が約100人近くいる事務所に成長しました。
司会者:すごいですね。現在、ALGには弁護士が100人ほど在籍しているんですね。スタッフはどれくらいいらっしゃるんですか?
金﨑先生:スタッフは200人ちょっといますね。弁護士の数より若干多いです。
司会者:ALGを設立されたのはいつ頃でしたか?
金﨑先生:最初は個人事務所として八王子で「北斗法律事務所」として開業したんです。その後、法人化したのが開業から1年後ぐらいだったと思います。2007年か2008年に新宿に移転して、そこから15年以上経ちますね。
司会者:新宿に移転した時、弁護士は何名くらいいらっしゃいましたか?
金﨑先生:その頃はアソシエイトが3人くらいだったと思います。私を入れて4~5人程度ですね。
司会者:それが今や、弁護士が100人近くいる事務所に成長したということですね。最初から事務所を大きくしようと考えていらっしゃったんですか?
金﨑先生:はい、帰国して開業した時に、法人化できると知ってからは大きくしたいと思いました。弁護士法人としてしっかりとした組織を作りたいという思いがありましたね。
司会者:最初の集客方法は何だったんですか?
金﨑先生:八王子でホームページを作って集客をしていました。当時は、弁護士事務所でホームページを持っているところが少なかったので、SEO対策やリスティング広告なども必要なく、ただホームページを出すだけで集客できました。
司会者:それで八王子で成功されて、その後新宿に移られたんですね。新宿に移ってからはどういう戦略だったんですか?
金﨑先生:新宿に移っても基本的にはホームページを活用した集客を続けました。ただ、競争が激しくなってきたので、携帯用のホームページも作って、そちらでも集客を行いました。まだスマホが普及していない時期で、携帯のホームページを作っている事務所が少なかったので、意外に効果がありました。
司会者:それは興味深いですね。その後、先生の事務所は専門分野を立てていく戦略を取られていますよね。これはいつ頃からですか?
金﨑先生:これは法人化した時からの私の夢でした。大学病院のように、各分野に専門の弁護士がいる事務所を作りたかったんです。町弁だといろんな案件を扱わなければならず、専門分野を深めるのが難しい。だから、専門特化した部署を持ちながらも、組織として多様な案件に対応できる体制を作りたいと思っていました。
司会者:なるほど、大学病院のように専門家が集まっている弁護士事務所を目指していたんですね。
金﨑先生:そうですね、特に医療過誤に関しては、患者側でしっかり対応できる弁護士を育てたいと思っていました。医療加護事件は専門性が高く、難しい分野なので、患者側で対応できる事務所を作りたいという思いが強かったです。
司会者:それで先生ご自身も医療大学院に通われたんですね。
金﨑先生:そうです。最初は自分でやるつもりはなかったのですが、他の弁護士がやりたがらなかったので、私自身が学ぶしかなかったんです。それで医療大学院に行って、医学を学びました。
司会者:すごいですね。そこまでして医療部門を立ち上げられたんですね。今では他にも交通事故や中小企業法務など、さまざまな専門分野を展開されていますね。
金﨑先生:はい、事務所としての成長に伴って、徐々に専門分野を広げていきました。それぞれの部門を立ち上げ、責任者を任命して権限を移譲することで、組織としての力を強化しています。
司会者:本当に多岐にわたる専門分野を持つ事務所に成長されたんですね。今後の展望についてもぜひ教えてください。
金﨑先生:これからも、弁護士法人としての基盤をしっかりと固め、全国展開も視野に入れながら、さらなる成長を目指していきたいと思います。
司会者:今日はとても貴重なお話をありがとうございました。
金﨑先生:こちらこそ、ありがとうございました。
2.更に時間のない人のための要約
自己紹介
1993年に司法試験合格、1996年から弁護士登録し東京で活動。
独立当初は八王子市に事務所を構え、3年間活動後、新宿に移転。
事務所設立の経緯
初めは個人事務所で「法律事務所北斗」を運営していたが、1年ほどで法人化を決意し、弁護士法人ALGを設立。
新宿に移転後、15年以上にわたって活動し、弁護士数は約100人、スタッフは約200人に成長。
事務所の成長戦略
当初から事務所を大きくすることを目指していた理由は、法人化や広告解禁により、町弁の枠を超えた大規模な弁護士事務所の運営が可能になったため。
法人化や広告解禁が弁護士業界に与えた影響を見て、全国展開や対個人の高度な法的サービス提供を志向。
集客方法と戦略
初期の八王子時代はホームページを活用し、SEO対策なしでも集客ができた。
新宿移転後は、携帯電話用ホームページの作成で差別化を図り、他の事務所が気づく前に集客力を高めた。
専門分野の立ち上げ
大学病院のような専門分野ごとの事務所を目指し、最初に医療部門を独立させた。
医療過誤事件の専門性を高めるため、自ら大学院で医学の知識を学び、医療部門を強化。
事務所の文化と採用方針
若手弁護士の権限移譲を進め、事務所全体の成長を促進。
中途採用を積極的に行い、専門性を持つ弁護士を迎え入れ、企業法務や交通事故などの部門を確立。
教育と定着について
初期の採用者は多くが退職したが、中途採用者を権限移譲することで安定した組織運営を実現。
弁護士に対して使い捨てではなく、やりがいを持ってもらえる環境を提供することが重要だと強調。
将来的な展望
大阪や名古屋でも専門部署を作ることを視野に入れているが、現状は東京以外では緩やかな運営。
専門特化型の事務所運営を進め、弁護士業界全体の発展に寄与する意向を示す。
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