行政法研究者の横田先生に聞いてみた(要約版)
明治大学教授で行政法の研究をされている横田先生(ぱうぜ先生)に対するインタビューを要約しました。
ぜひ動画もご覧ください。
1.対談形式の要約
司会者:今日は横田明美先生にお越しいただきました。横田先生、今日はよろしくお願いします!
横田先生:よろしくお願いします。今日はありがとうございます。
司会者:早速ですが、簡単に自己紹介をお願いできますか?
横田先生:はい、はじめまして。私は明治大学の法学部で教授をしています横田明美と申します。専門は行政法ですが、最近は環境法や情報法もカバーしています。
司会者:横田先生、Twitterでもかなり有名ですよね?「ぱうぜ」という名前で活動されているんですよね?
横田先生:そうなんです。Twitterを始めたのはもう15年くらい前ですね。「パウゼ」はドイツ語で「休憩」という意味で、気軽に話せる雰囲気を目指してこの名前を使っています。
司会者:そのぱうぜという名前、休憩という意味なんですね。学生時代からSNSに慣れている先生らしいエピソードですね。
横田先生:学生時代は実際にブログも書いていて、いろいろな研究者や同業の方とコメントを通じて交流していました。Twitterやブログがなかった時代だったので、コメント欄でのやりとりが貴重なコミュニケーションでしたね。
司会者:大学では法学部にいらっしゃって、弁護士の道も考えたことがあると伺っていますが、いつ頃から研究者の道を考え始めたのでしょうか?
横田先生:そうですね、法学部の3年生の時に行政法のゼミで、先生や友人と話しているうちに「研究者もいいかも」と思い始めました。その後、修士課程を経て研究の道へと進むことを考えた感じです。
司会者:それにしても、行政法がなぜそこまでお好きになったのでしょう?特別なきっかけがあったのですか?
横田先生:理由は2つあります。1つは、友人が司法試験に合格して弁護士になる中で、私は行政法で彼らと差をつけたいと思ったんです。もう1つは、行政法の具体的な事例や法解釈に非常に興味を持ったからですね。
司会者:それから大学での研究生活が始まり、ついに明治大学の教授に就任されたと。大学の教授という立場では、どのようなお仕事をされているんですか?
横田先生:普段は講義の準備やレジュメ作成、試験問題作成といった教育業務に加えて、学会や自治体との仕事もあります。行政法の専門家としての意見を求められる場が多く、自治体や国の機関と一緒に課題を解決する機会も多いですね。
司会者:なるほど。そういったお仕事がきっかけで、TwitterやSNSでのアウトリーチ活動も積極的にされているんですね?
横田先生:はい、研究者としての活動とアウトリーチの両立が重要だと思っています。研究成果だけでなく、行政法の楽しさや意義も伝えたいんです。ですが、やはりまずはしっかりと研究活動での実績を積むことが前提です。SNSを通じて、他の研究者や一般の方にも興味を持ってもらえたら嬉しいですね。
司会者:研究者として活動しながら、SNSも通じて情報発信するのはとても面白そうですね。最後に、今研究者を目指している若い方々に何かアドバイスがあればお願いします。
横田先生:研究者の道は長くて大変なこともありますが、やりがいも大きいです。学部生であれば、まずは興味を持ったテーマにしっかり取り組み、信頼できる先生に早めに相談してみると良いでしょう。社会人で研究を考えている方も、専門知識を深めていると、博士課程への道が開けるかもしれません。
司会者:ありがとうございました。横田先生の熱意が伝わってきました!
2.より時間のない人のために
・横田先生の自己紹介
明治大学の法学教授で、行政法、環境法、情報法の専門家。SNS活動長く、ブログやSNSで「ぱうぜ」として活動している。
研究とSNSの活用
学生時代からブログでの情報発信を通じて、教授や専門家と交流し、研究への道を模索。ブログやSNSでの発信が学問的な活動に貢献した。行政法への興味
大学でのゼミや教授との交流から行政法への関心を深め、研究者としての道を選んだ背景。友人との競争心や、自分の知識を人に教えたい気持ちが動機となった。ロースクールから研究者へ
ロースクール経由で研究者になるルートは少なかったが、ロースクール卒業後に博士課程へ進み、実務経験と学問を融合させた。研究者としての戦略
行政法の専門家が不足すると予測し、ニッチなテーマで研究を進め、着実にキャリアを積むことで就職に繋げた。ドイツでの研究活動
サバティカル制度を利用してドイツで研究。現地でのネットワーク構築やパンデミック時の行政法の変化を研究し、知見を得た。教育者としての役割
大学の教授として、学生指導、講義準備、研究費申請、論文執筆、講演など多岐にわたる活動を行い、研究と教育を両立している。後進育成のアドバイス
若手研究者や学生には、学問への情熱を持ち、適切なタイミングで指導者に相談することが重要であると助言。実務と学問の融合
実務家と研究者の交流を深めるフォーラムの活用や、ロースクール経由で博士号取得を目指す実務家向けのアドバイスも提供。
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