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中国銀行の須藤先生に聞いてみた(要約版)

中国銀行のインハウスから始まり中国銀行の2支店の支店長を務めていた須藤先生に対するインタビューを要約しました。

ぜひ動画もご覧ください。

1.対談形式の要約
北(司会者)

「須藤先生、本日はお越しいただきありがとうございます。今日は弁護士と銀行支店長という異色のキャリアをお持ちの須藤先生にお話を伺えるということで、非常に楽しみにしていました!」

須藤先生
「ありがとうございます。こちらこそ、こういった場に呼んでいただいて光栄です。」


「まず、簡単に須藤先生のこれまでの経歴について教えていただけますか?」

須藤先生
「はい。私は須藤克己と申します。現在、中国銀行に所属し、茶屋町支店と藤戸支店の支店長を務めています。インハウスとして活動していた時期もありますが、現在は営業サイドで銀行業務を行っています。並行して、個人の法律事務所も運営しており、法律案件も取り扱っています。」


「銀行支店長と弁護士という二足のわらじは珍しいですよね。中国銀行では主にどのような業務をされていますか?」

須藤先生
「銀行の支店長は、イメージとしては中小企業の社長に近い役割です。具体的には、人事や融資の決裁などの意思決定を行いながら、地域の経済活性化プロジェクトにも参加しています。また、支店という組織のトップとして、スタッフの育成や業務全般の管理も行っています。」


「支店長という役割は、責任が非常に大きそうですね。須藤先生が中国銀行に入られた経緯について教えていただけますか?」

須藤先生
「最初から中国銀行にインハウスロイヤーとして採用されました。その後、3年間法務やコンプライアンスを担当し、1度退職して法律事務所で経験を積みました。その後再び中国銀行に戻り、現在は営業サイドに挑戦しています。」


「なるほど。銀行のインハウスロイヤーから法律事務所に移籍し、さらに営業の現場に移られたということですね。なぜ営業サイドに挑戦しようと思われたのでしょうか?」

須藤先生
「理由は大きく2つあります。1つ目は、銀行の現場で働くことで、現場の課題や考え方をより深く理解したいと思ったからです。2つ目は、営業の成果を上げることで、現場の仲間として信頼を得たかったからです。弁護士として本部で働いているだけでは見えない現場の苦労を知ることで、より広い視野を持ちたいと考えました。」


「現場を経験することで、現場の方々の視点を理解するというのは素晴らしいですね。営業現場に出られて、実際に得られた気づきや驚きはありましたか?」

須藤先生
「驚きというよりも、地域とのつながりの重要性を再認識しました。地方銀行はその地域の中小企業や個人のお客様と密接に関わる存在なので、その地域の文化やニーズを理解することが何より大切です。また、営業活動を通じて地域の経済に貢献するという銀行の使命感も実感しました。」


「まさに地域密着型の業務ですね。営業経験は弁護士としてのキャリアにも役立つ部分があると思いますが、その点はいかがでしょうか?」

須藤先生
「非常に役立っています。特に、営業現場の感覚を持つことで、銀行の内部的な意思決定プロセスや取引先企業とのやりとりがスムーズになりました。また、法律事務所での経験を活かし、契約や法務面でのアドバイスも現場の視点を持って提供できるようになりました。」


「須藤先生が異なるフィールドでの経験を積まれていることで、両方の分野に相乗効果が生まれているように感じます。ちなみに、法律事務所時代の経験はどのように銀行で活かされていますか?」

須藤先生
「例えば、外部の弁護士に業務を依頼する際の費用感や作業時間の見積もりができるようになりました。また、法律事務所での経験を通じて、社外の専門家を効果的に活用するスキルも磨かれました。」


「確かに、インハウスロイヤーとしてのスキルは重要ですね。中国銀行に戻られてからのご自身のキャリアプランについても教えてください。」

須藤先生
「現在は支店長としての役割を全うすることが第一ですが、いずれは法務やコンプライアンスの分野に戻ることになると思います。営業現場での経験を活かして、より実践的な法務アプローチができるようになればと考えています。」


「営業と法務、両方の視点を持つ須藤先生だからこそできることがたくさんありそうですね。最後に、これからインハウスロイヤーを目指す方や、弁護士としてのキャリアを模索している方にメッセージをいただけますか?」

須藤先生
「インハウスロイヤーとして働くことは、法律の専門知識だけでなく、ビジネスの視点も養う機会を与えてくれます。また、弁護士としてどのようなキャリアを築くかは非常に重要ですが、一度現場を経験することで自分の視野を広げられると思います。ぜひ、柔軟にキャリアを考え、チャレンジ精神を持っていただきたいですね。」


「須藤先生、本日は貴重なお話をありがとうございました!お話を聞いて、多くの方が勇気をもらえたと思います。」

須藤先生
「こちらこそ、ありがとうございました。また何かあればお声がけください。」

2.より時間のない人のために
須藤先生の経歴

  • 弁護士資格を持ち、現在は中国銀行で茶屋町支店と藤戸支店の支店長を務める。

  • 法務やコンプライアンス業務を担当するインハウスロイヤーとしてキャリアをスタート。

  • 一度法律事務所に戻り経験を積んだ後、中国銀行で営業サイドに転身。

  • 個人の法律事務所も運営し、並行して法律案件を取り扱う。

中国銀行での業務内容

  • 銀行支店長として中小企業の社長のような役割を担い、営業、融資、スタッフ育成、地域経済活性化プロジェクトなどに従事。

  • 地方銀行ならではの地域密着型の業務を推進。

営業サイドへの転身理由

  • 銀行の現場で働くことで現場の課題やニーズを深く理解したいと考えた。

  • 営業現場で成果を上げることで、現場スタッフからの信頼を得ることを目指した。

営業現場で得られた経験と視点

  • 地域密着型のビジネスの重要性を実感。

  • 現場スタッフや取引先企業の視点を理解し、適切な法務・営業アプローチが可能になった。

法律事務所での経験の活用

  • 外部弁護士への業務依頼の際、費用感や作業時間の見積もりが正確にできるようになった。

  • 法律事務所での経験により、社外専門家の活用スキルが向上。

今後のキャリアプラン

  • 現在は営業業務を全うすることが最優先。

  • 将来的には法務やコンプライアンス部門に戻り、営業経験を活かした法務アプローチを目指す。

インハウスロイヤーを目指す方へのメッセージ

  • インハウスロイヤーは法律の専門知識だけでなく、ビジネスの視点を養う機会を提供する。

  • 自分のキャリアを柔軟に考え、チャレンジ精神を持つことが重要。

対談のポイント

  • 須藤先生のキャリアは「法律×ビジネス」の融合であり、異なる分野の相乗効果を生み出している。

  • 地域社会や経済への貢献を重視したキャリア形成。

  • 新しいキャリアを模索する若手弁護士やインハウスロイヤー志望者にとって参考になる経験談とアドバイス。


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