#a0029 税理士事務所の業務管理に大事な情報

監査法人は、ご存知のように、会計士法や監査基準等によって、業務監理、品質管理について、協会、さらには、金融庁から、厳しい監理、監督を受けていますが、税理士事務所も、税理士法に基づき、国税庁から監理、監督を受ける立場にあります。

ただ、私が知る限り、税理士業務は、監査業務に比較すると、その業務管理等に関するルールが曖昧で、監査業務ほど、ルールが明確ではないと感じるため、監査業務に慣れてしまっている会計士からすると、なにを、どこまで、どのようにやればいいのか、という点で、戸惑うこともあるかと思います。

ルールが詳細に明確にされていない、ということをどのように捉えるのかは、個人の自由ではありますが、ただ、個人的には、あまりにも緩くとらえすぎることは、非常に危険なことだと認識しています。

同業者とこの点に話していても、厳しすぎるほど厳格な人もいれば、逆に、私からすると、緩すぎて危なかったしくてみてられない、という人もいて、やはり、税理士業務の業務管理については、個人によって、捉え方の幅が非常に広いように感じます。

税理士業務の業務管理等に関しては、監査業務ように明確ではないものの、参考になるべき情報があると私は思っているので、その情報をご紹介すると同時に、特に、私が留意するべきだと考えている点について、持論をご紹介したいと思います。


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