【闇を暴露！】YouTubeの本要約動画を見て、勉強した気になってる人へ伝えたい
金口です。
タイトルの通り、本要約してるYouTuberの闇を暴露しようと思います。
そして、本要約の動画を見て勉強した気になってる方へ現実的なことをお伝えしようと思います。
先に伝えておきますが、本を読めないことでYouTubeの本要約動画を見て、少しでも勉強してる方は素晴らしいことだと思います。
そもそも論、社会人の勉強時間は平均6分なので、勉強している時点で上位に位置しています。
自信を持ってください。
しかし、そんな方に残酷なこともお伝えしなければなりません。
箇条書きでお伝えします。
勉強しているが深く学んでいない
本要約動画は都合の良い部分だけしか紹介していない
この2つの現実を向き合わなくてはなりません。
勉強しているが深く学んでいない
まず、一般的にですが、たった数十分の動画で数百ページの内容を要約できると思いますか？
普通に不可能でしょう。
そう、YouTubeの動画は尺の都合上、どうしても省いてしまいます。
これを理解して学んでいる人は少ないはずです。
その省いた内容も人によっては、人生を大きく変えるきっかけや考えになる内容かもしれません。
つまり、あなたが本要約動画を見て、勉強した気になっているのは勉強になっていないのです。
9割省いた内容を耳に流しているだけです。
学校で配布された教科書の目次だけを見て「は〜勉強した😊」と満足してるようなものです。
「いや！内容見ろよ！」
ってあなたが親の立場だったらそうツッコミたくなるでしょ？
テストで点数取るだけのために答えを覚えておくようなものでしょう。
それと同じ行動を大人になった今、YouTube動画として勉強した気になっているのです。
本要約動画は都合の良い部分だけしか紹介していない
1つの本に対して、たくさんのチャンネルが要約動画を出していることに気づいているでしょう。
実際に動画を見てるとわかりますが、どれも似たり寄ったりの動画です。
この構造は簡単です。
新規の本要約動画が出てくる
内容をパクって一部付け足して差別化
チャンネルによって都合が悪くなる動画は内容に出さない
この構造になっています。
例を出しましょう。
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド
この本要約動画です。
ちょっとニッチな内容になってますが、資産運用をしている人ならこの本を知らない方が少ないと思ったので、こちらにしました。
本要約動画を見たら分かると思いますが、要するに、
年間の生活費の25倍を投資に回す
資産の4％から取り崩してFIRE達成！
このステップを動画にしているのですが、この4％での取り崩しを簡単に伝えていますが、現実問題精神的なハードルがかなり高いです。
また、米国の歴史を見ると、4％ルールで資産を取り崩したら、枯渇してしまうデータもあるのです。
どれだけ有名な大学の研究結果だったとしても、歴史を辿っていけば、答えがわかります。
さらにインフレを考慮したら、かなり難易度が高いことがわかります。
他にも難しいデータはたくさんありますよ。
そもそもアメリカで生活をする前提
為替を気にしていない
暴落による精神的なダメージ
日本に住んでいる以上、年金や各保険などなど
最低限の出費はたくさんあります。
これらを考慮しなければなりません。
このように考慮しなければならないことを都合よく切り取って視聴者に都合が良い情報だけを提供して広告収入を得ているわけです。（語弊がありそうw）
では実際、FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッドの本には、「株式だけの4％の取り崩しだけでは、FIREは不可能！」と書かれており、著書自身も認めています。
さらに、暴落時には狼狽売りをしないために生活費5年分貯金することを薦めています。
暴落時には、生活費5年分貯蓄したお金から切り崩して生活することをおすすめしています。
これは、FIREではありません。
資産収入のみで生活費を支払う定義づけがFIREだからです。
話を戻しますが、先ほど細かく解説した文章について、本要約動画では解説されていません。
視聴者に現実を見せたら都合が悪くなりますからね。
だから、省いた状態で動画を出しているのです。
本要約動画の扱い方
「じゃあ、何のために本要約動画があるの？都合の良い部分しか出てこないじゃん！」
というツッコミが入りそうなので、本要約動画の扱い方を紹介します。
本購入の見極め材料
自分が読みたい本なのかどうか？見極め材料としてYouTubeの本要約動画を見た方が良いです。
どちらにしろ、都合が悪い部分はカットされているので、あくまで「本の序盤にある目次の解説」という定義づけで見た方が良いです。
自分が買うに等しい本なのか？を見極める材料として動画を試聴しましょう。