絵本読み聞かせin帯広
向かう先は、バスで約4時間の帯広!
上等なバスゆらゆら揺られ、車窓から見えたのは。。。
まさに、求めてた世界でした。
飛ぶように過ぎ去る景色の中で、子鹿と牛を見つけた時には、絵もいわれぬ興奮が全身を震わせた。
ゾクゾクゾク。。。
まさにわたしがこの「旅」に求めていたものではないか!!!
絵本旅始まって、はじめての絵本読み聞かせイベント。
園に着くと、子供たちはきゃっきゃきゃっきゃ
キラキラした目で見てくる。
わたしをずっと待ってたんだなっていうのが分かった。
それは、弥生先生たちが、毎日のように絵本を読み聞かせしてくれていたから。
「明日いがぐりねずみのお姉さんくるよ」と言ってくれていたから。
3公演。
20人ずつの3歳、4歳、5歳クラス+後ろには赤ちゃん組も参加。
おやつもお呼ばれしました。
女の子っていうのは本当に共感力がある。
「チーズ嫌いなのよね、でも食べなきゃだめだから」とはじまる世間話。27歳年の差であっても成立するからおもしろい。笑
なんて甘いの!牛乳が生きていた。
さぁ、いよいよスタート。
いつもは感じる大人(先生方)の恐怖の目線を感じることは無く、こころから愉しめました。
自分自身がいがぐりねずみになって冒険にでていたんだ。
ただ、広い部屋の中うしろまで届いてるか❔スピード早くないか❔独りよがりの読み聞かせになってないか❔
「いがぐりねずみくん声かすれてるよ」と子供に言われ確信付く。発声だ!帰ったら、ボイトレにいこう!!
新しい何かに挑戦しようと思える瞬間の自分って、好き。笑
いがぐりねずみくんはこの日、ジャニーズ並みに人気だった。笑
「ぼくのいがぐりにさわってもいいよ」「ぼくと握手したい人!」の声に子供達は
わーーーっ!
もみくちゃにされ、くったくたになっだいがぐりねずみくん笑
こんなに嬉しいことはない。
しかし、こどもという生き物は、見るところが大人とちがう。
実は、今回紹介してくださった弥生先生はクラウドファンディングのパトロン。
リターンのパペットを使って、いつも園児に読み聞かせしてくれている。
だから、こどもたちにとって、いがぐりねずみの分身パペットは本物で
本物のいがぐりねずみは、ニセモノ。
「なんか顔へんだよ」
「赤い腕輪はなぁに❓」と言われた時には…
参りました!!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
わたしの下手くそな手芸。笑
腕輪じゃなくてリュックの紐よ…!という大人の言い訳をする自分に肩をおとしながらも
こどもとは、大人と見るところがちがう、素晴らしすぎる生き物だと心踊る気持ちでした。
その後、帰りのバスまで2時間ほど、子供達と遊ばせていただきました。
外に出て、サッカー、バスケ、リレー、登り棒、虫集めをして汗だく。笑
終始くっついてくる女の子をおんぶしながらのサッカーは死にそうでした笑
だけどこの日、一番喜んでいたのはわたし自身に違いない。
もしわたしが、絵だけに特化した生き方を選ばなかったら、職業にしていたかもしれない保育園の先生。その夢を叶えさせてもらって感謝です。
男の子がお土産にくれたのは「宝物」
「お土産あげる!」と年少の男の子が帰り際に持って来てくれたのは、虫がいっぱいうごめく袋だった。
遊んでる時にも何度も見せてくれた、彼の宝物だったから、泣きそうになくらい嬉しかった。
帰りのバスは、とても心地よいものでした。
広い緑を眺めながら、どうぶつにあったり、子供達とあそんだり、
絵本をよんで、絵を描いて、誰かの笑顔に出会う。
こういう生き方を、遠い昔から心のどこかで望んでいた気がしました。