不動産投資のリスクについて知りたい!①収入編
まとめ
不動産投資の収入に関するリスクは、1家賃下落リスク、2家賃滞納リスク、3客付リスクの3つです。
対処策を知っていればリスクをコントロールすることが出来ます、また投資前のシミュレーションにおいてはある一定のリスクをそれぞれ見込んでおきましょう。
不動産の投資リスク~収入編~
今回は、不動産投資の収入に関するリスクについてです。
収入とは家賃のことですね。家賃の入金がないと返済や経費の支出が出来ないので、手出しをすることになりますね・・・
そのとおりです。収入=家賃に関するリスクを減らすことは、不動産経営においては非常に重要なことです。
収入に関するリスクについては以下のとおり3つあります。
家賃下落リスク
家賃滞納リスク
客付けリスク
これらは想定通りの家賃を受け取ることが出来なくなることに関するリスクです。
売上が少なくなる、売上を上げるのが難しい、といった内容です。
家賃下落リスク
最初は家賃下落リスクについてです。文字通り家賃が下落するリスクとなります。当初の想定より家賃が低くなるということです。
家賃というのは下落していくものなんですね・・・どのよう場合に起こるのでしょうか???
以下が家賃が下落する時のケースです。
築年数が経過する
外装内装の維持管理状況が悪い
周辺に競合物件が増える
周辺地域の住民数が減る
結構たくさんあるんですね・・・これらのリスクについてはどのように対処すれば良いのでしょうか???
2は管理の改善やリフォームで対処出来ます。1,3,4は自分で本質的にはコントロールは出来ることではありません。しかし、予測することは出来ます。
大切なのは、家賃が経過的に下落することを事業計画で事前に見込んでおくことです。
必ず毎年ある一定(1~2%)の家賃下落率を想定することで、事業計画の妥当性が向上し、それを使った投資前のシミュレーションに役に立つことになります。
家賃滞納リスク
続いては家賃滞納リスクについてです。滞納と言うは家賃の不払を意味します。要するに入居者が家賃を大家に支払わないということです。
どう言った事情であれ、家賃の不払は契約事項なので許されるものではないですね・・・どのようなケースがあるのでしょうか???
以下が家賃滞納のよくあるパターンです。
期日どおりに支払わない
全額を支払わず一部のみ支払う
1は最悪のケースそのまま累積滞納額が増えていくことです。2は払ったり払わなかったりと少しずつ累積滞納額が増えていく可能性があります。
事前の対処策としては以下のとおりです。
連帯保証人を付ける
保証会社を付ける
敷金を取る
分割払いのスケジュールを作成する*事後的対処策
賃貸仲介会社や管理会社と相談して事前の準備を怠らずにしましょう。
客付リスク
最後は客付けリスクです。これは客付けが中々決まらないリスクです。要するに入居者が見つからないということです。
入居者が見つからないというのは最大のリスクのように思えます・・・
以下が入居者が見つからない要因です。
募集家賃が周辺地域の相場より高い
外装内装の維持管理状況が悪い
周辺に競合物件が増える
周辺地域の住民数が減る
1以外は家賃下落リスクの要因と同じですね。
そのとおりです。家賃下落リスクと客付けリスクはつながっています。根っこは同じです。
自分でこのリスクを対処するためには、1と2の要因をコントロールするしかありません。適正家賃で募集しリフォーム等で建物状況の改善を図ることです。
そうすれば、3と4の外部環境があったとしても何とか客付することが出来ます。