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不動産投資のリスクについて ②建物

まとめ


  • 建物に関するリスクは、1修繕リスク、2天災リスクの二つです。どちらも建物に被害が発生し修繕が必要になる事態を想定しています。

  • 修繕リスクについてはその目的別に必要な修繕費を適切に見積もること、天災リスクについては火災保険にはいること、によってリスクをコントロール出来ます。

不動産投資のリスク ②建物編


不動産投資のリスクについて以下のとおり記事を書きました。

今回は、その中でも、不動産投資の建物に関するリスクについてです。

建物が古いと修繕が必要になりますよね。その場合は予期せぬ修繕費が発生するということでしょうか???

そのとおりです。でもそれだけはありません。建物が古くなくても何かしらの要因で建物の維持管理費が大小問わず発生することがあります。

建物に関するリスクについては以下のとおり2つあります。

  1. 修繕リスク

  2. 天災リスク

建物に関するリスクというのは修繕リスクだけではなくて天災リスクも含まれます。

発生の原因がそれぞれ異なれど、建物の維持管理するための費用が発生するという意味では同じリスクとなります。

修繕リスク


最初は修繕リスクについてです。文字通り建物の内装や外装について修繕が必要になるということです。

修繕というのは古い建物だけに発生するのでしょうか?それとも他にも色々な要因があるのですか?

以下が修繕が発生するケースです。

  1. 経年劣化の原状回復

  2. 入居者の責任によるもの

  3. 付加価値の向上

細かい違いが分かりませんでした。具体的にはどのような内容でしょうか?

1は素材や設備の長期の使用に伴い自然発生的に起きる劣化部分の修繕。

2は入居者の使い方が悪かったりして対応せざるを得ない修繕。

3は現状より建物価値の向上を行い、家賃アップや入居者付けのために行う修繕。

なるほど、1と2は受動的な対応ですね、3は能動的な対応ですね。

そのとおりです。コスト負担の観点から見れば、1と3は大家負担、2は入居者負担となります。

修繕は必ず発生します。それは築年数の経過と比例してその確率は高くなるのです。大切なのは、どのような修繕内容をどの時点で予測しておくかです。投資前のシミュレーションでは物件の稼働率とも連動させて必要な修繕費は見積もるようにしましょう。

天災リスク


続いては天災リスクについてです。天災とは、火災、落雷、風災、雪災、水災、地震などを指します。

ほとんどが自然災害ですね。日本は地震大国だし、最近は異常気象による台風も多いし、このリスクはかなり大きいですね・・・

以下が天災に該当するものです。

  • 火災

  • 落雷

  • 風災

  • 雹災

  • 雪災

  • 水災

  • 地震

  • 噴火

  • 津波

こんなにあるんですか・・・これらのリスクをどうやってカバーするのでしょうか?

リスクのカバー方法はあります。ずばり火災保険をかけるということです。これらの項目は火災保険の補償項目になっているんです。

ここでは火災保険の効果的なかけ方については記述しません。

しかし天災リスクのコントロールの仕方としては、火災保険をかけるということがベストな選択肢であることは間違いありません。

また投資前のシミュレーションにおいてもその火災保険料を必ず見積るようにしましょう。

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