そういうときのビニールだ!
20231103
午前中は妻と子供達と公園に行った。
子供もいろいろ溜めるので、走ったり叫んだりで発散させる必要がある。
長女はブランコが好きだが、まだ1人でできないのでひたすらに押してあげた。
バタバタと家に帰り着替えて駅に向かい、電車に乗る。髪を切りに行く。
最近は手ぶらで財布とスマホだけ持ってでかける。今日は急いでいたのでマスクを忘れ、イヤホンを忘れた。スマホも30パーしか残ってない。
ネガティブな気持ちよりもそういう状況にワクワクしたが、暇だし眠れないしで時間を浪費した気になった。
床屋さんについて髪を切ってもらう。
毎回どのくらい切ったかわからなくなり、毎回試行錯誤している気がする。
人前に出る機会があるので、それなりにサッパリさせた。
だいたい2、3ヶ月のスパンで髪を切るので、今年はこれで最後になると思われる。
今年もありがとうございました、来年もよろしくお願いしますと美容師さんと言い合う。毎年同じことやりとりをしている。
チョキチョキという雑誌があった。
浪人のときに読んでいて、あこがれ、思い切って載っていた裏原のお店に行った。
それまでは住んでいた田舎の美容室で、淡々と切ってもらっていたが、裏原のお店では色々お話ししながらおしゃれになっていった。
音楽が好きだったので、みせの名前(stereo)に惹かれた。雑誌には「私が切りました!」と顔写真も載っていて、柔らかい雰囲気の人がその店にいたので指名した。
音楽が好きでギターも嗜む、優しい人だった。
当時の自分にしたら遠いし値段も高かったけど少ない頻度で通った。
その人に今も切ってもらっている。
妻よりも付き合いは長い。15年以上になる。
毎回楽しくお話をする、1回1時間として、年に5、6回として、私は彼とまだ75時間程度しか話したことがないことになる。
それまでは準備かよと思うくらい、15年でいわゆるライフイベントがたくさんあった。
相談したりすることはないが、それらの一部始終を共有してきた。
家族でも親友でもなくて、美容師と客というだけの関係だが、とてもかけがえのないものに長い期間をかけてなったのだな、と10年目くらいから思っている。
帰りの電車で、トテトテとおじいちゃんが乗ってきた。
真っ黒いビニールの袋に角ばったものがパンパンに入っている、それは大人の映画とか大人のおもちゃの類だな!そういうときのビニールだ!私は知っているぞ!
カバンは持ち歩いた方がいいなと思った。
画像は届いたCD、最高です