※ネタバレ※ くるり 結成25周年記念『くるりの25回転』in東京ガーデンシアター2022.02.11
25周年記念ライブとあり
とてもとてもとても贅沢なセットリストでした。
数日前に思い立ってチケットを取ったので
後方席でしたが
後ろすぎて逆に見やすいラッキー席でした。
終始座ってゆっくりの鑑賞です。
久しぶりのくるりライブだったのですが
(振り返ったら2014年2015年以来だった……)
くるりのライブは
他にはない緊張感があるな〜といつも感じるのです。
ピリピリしたビリビリした
ステージと客席との緊張感。
こちらも気を抜けないというか…
“楽しむ”というよりも“向き合う”という感じにいつもなる。
とはいえ
今回は、記念ライブ。
いつもより少し、肩の力を抜いて
3時間に詰め込まれた25年間を楽しみました。
「ランチ」ではじまったライブ。
懐かしき曲が続き「ばらの花」もうやるの?早くない?くらいで…これは順番か、と気付く。
「ばらの花」「ワンダーフォーゲル」「WORLD'S END SUPERNOVA」と続きこれはこれは贅沢な時間。
“くるりの中では、人気の曲やっていきます”
“時系列に沿ってやっていくんですけどね、自分だったらこうするなぁ〜とかあると思いますけどね…”
そう言いながら、各アルバム1〜2曲づつ演奏されます。
確かに、ファンの人たちが考えたセトリ色々聞いてみたいな。(みんな、そこそこ捻くれたの持ってくるだろう)
「BIRTHDAY」聴きたい曲の1つだったので嬉しい。ここで、一旦休憩を挟みます。
『ワルツ〜』から2部のスタート。
「ジュビリー」からはじまり
ここから少し次のフェーズに入ってる感。
そして
ビシビシに決まってる「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」
個人的には、『NIKKI』『ワルツ〜』の時代にリアルタイムでくるりを聴いていたので
この辺はワクワクします。
「everybody feels the same」は、北京五輪の先日の羽生くんのこと思った…とのこと。ホントにカッコよかったですよね羽生くん。
岸田さんがギターを置き「琥珀色の街、上海蟹の朝」「ふたつの朝」のパフォーマンスは釘付け。
こんなにカッコいいくるりがあったのか…と開いた口が塞がらない。
時系列でやる…と言われたときに
後半楽しめるのか?と、少しの不安がありましたが
全く問題ありませんでした。
正直、あまり聞いたことのない曲も何曲かありました。(すいません。)
でも、ファーストインプレッションがライブで体験できる贅沢ったらないですよねぇ。
『さよならストレンジャー』から『天才の愛』まで
くるりは、ものすごく変わりながら、変わっていない。
変化でも、進化でもなく
いつでも今を“生きている”のだなと、感じた。
数十年前の名曲たちも“過去”ではなく紛れもなく“今”だった。
隣の席の人(知らない人)が涙してた曲と
私が涙した曲が
全く違うかったことも
くるりの凄さを感じたのです。
くるりの25年間は、色んな人の色んな思い出が重なってるんのだな。
そして、それは
これからと30回転50回転100回転と紡がれていく。
リアルに
私たちが死んでも
100回転、何百回転、と紡がれ聴かれていくような気さえする……“くるり”の可能性。
この3時間
すごく、良い時間だったです。
https://twitter.com/qrlinfo/status/1492104399124320256?t=EPO8bIAU-2_5F1TKWygzbA&s=19
ものすごい、満足なライブだったんですけど
後でセトリ見直して「東京」も「ハイウェイ」もやってないやん!!
それで大満足している矛盾…は何や!
と、なりました。
なかなか気軽に帰省できない世の中で
岸田さんと佐藤さんのお喋りはとても懐かしく嬉しく
心温まります。
と、同時に地元を思い出し
寂しくもなります。
近年のアルバムも、しっかり聴き直そうかな
と思います。(いまさら)