見出し画像

※ネタバレ※BRAHMAN 『六梵全書 Six full albums of all songs』2024.11.04  in 横浜BUNTAI


BRAHMANの
横浜BUNTAI
72曲4時間と銘打たれたその公演は

結果
75曲4時間超え

圧倒的カリスマ性は
誰も真似できない。というよりも…
もう、誰も真似をしようとしない域です。

________________________________________

4時間いうても休憩挟むんでしょ
72曲いうてもメドレー挟むんでしょ

そんな
淡い疑念は
始まってすぐに払拭され

目の前ではじまった
とんでもないライブ


忘れられず1週間すごしてます。

休憩なしの4時間です。
MCは、最初だけ
72曲目前に“ラスト!”と言うまで
歌い続けた、演奏し続けたその姿
何に例えればいいか……


BRAHMAN「六梵全書 Six full albums of all songs」2024年11月4日 横浜BUNTAI

01. 真善美
02. 雷同
03. EVERMORE FOREVER MORE
04. AFTER-SENSATION
05. 其限
06. 今夜
07. 守破離
08. 怒涛の彼方
09. 不倶戴天
10. ナミノウタゲ
11. 天馬空を行く
12. 満月の夕
13. 初期衝動
14. 賽の河原
15. 今際の際
16. 俤
17. 露命
18. 空谷の跫音
19. 遠国
20. 警醒
21. 最終章
22. JESUS WAS A CROSS MAKER
23. 鼎の問
24. 霹靂
25. 虚空ヲ掴ム
26. THE ONLY WAY
27. SPECULATION
28. EPIGRAM
29. STAND ALOOF
30. SILENT DAY
31. ONENESS
32. HANDAN'S PILLOW
33. YOU DON'T LIVE HERE ANYMORE
34. CAUSATION
35. FIBS IN THE HAND
36. 逆光
37. KAMUY-PIRMA
38. THE VOID
39. BASIS
40. SHADOW PLAY
41. DOUBLE-BLIND DOCUMENTS
42. SHOW
43. GOIN' DOWN
44. SEE OFF
45. CHERRIES WERE MADE FOR EATING
46. BOX
47. DEEP
48. NO LIGHT THEORY
49. 時の鐘
50. FROM MY WINDOW
51. FAR FROM...
52. BED SPACE REQUIEM
53. SLIDING WINDOW
54. THAT'S ALL
55. THERE'S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE
56. CIRCLE BACK
57. NEW SENTIMENT
58. LOSE ALL
59. Z
60. A WHITE DEEP MORNING
61. TREES LINING A STREET
62. HIGH COMPASSION
63. LAST WAR
64. MIS 16
65. (a piece of) BLUE MOON
66. BYWAY
67. PLASTIC SMILE
68. PLACEBO
69. ANSWER FOR…
70. ARRIVAL TIME
71. FOR ONE'S LIFE
72. TONGFARR

73. FLYING SAUCER
74. BEYOND THE MOUNTAIN
75. ARTMAN

76. 順風満帆 Music Video

音楽ナタリーhttps://l.smartnews.com/m-rrikZ/t160MU


________________________________

わたしは
3階席からです。
(4時間にビビって…スタンディングを選択できなかった(悲))

________________________________
 
少し、開演時間を押してのスタート。

ブロック別に入場したスタンディングですが
けっこう早い段階で柵は取り払われ
大きなライブハウスになってた。

1曲目は
「真善美」
“30年分のBRAHMANはじめます。”

そう言って、切られたライブのスタート
結果
ここから
MCなし、休憩なし、4時間とちょっとの
とんでもないライブが始まりました。

ゲストなんかがたくさん来て、ワイワイやるのかなぁ〜
なんて思ってた気持ちは
序盤「今夜」で吹っ飛んだ。

いや、これは違うな
今日は
4人のマジ戦い

________________________________

いつもはステージ上とフロアの殴り合い、
ぶつかり合いなのだけど

今日はそこにいる誰もが
自分自身との戦いだったように見えた。

それはステージ上の4人も
フロアのみんなも

対相手ではなく
対自分

この構図が意外と珍しく…
というかあまり見たことない。

4時間後に生きてここに立つ!それだけ

________________________________


新しいアルバムから順にライブは進みます。

途中、マイクスタンドをへし折るシーンすらナチュラルで
その空間の異常さが増す増す。


そのままアルバム順に進んでいくのかと確信しはじめたころに

インターバルなしの
3アルバムごちゃまぜ

6枚目、5枚目、4枚目をSEを挟んであえてわかりやすく伝えたのは
この後半の異常さを際立たせた

“見えにくいところで、見てるやつもいるだろ?降りてこいよ!”
と、トシローさんが言う。

いつの間にかスタンディングエリアはいっぱいだった。

________________________________________

後半になっていくにつれて
疲れてくるどころか…熱量は上がる。

それでも
ステージとフロアが、交わることはなく
己の戦いは続く。
だけど
同じ時間を
同じ空間で過ごしている一体感が
終始存在していた。

3階席から見てると
指定席エリアの人は、飲み物買いに行ったり、なんやかんやで立ち歩いてる人がまぁまぁいた。
(4時間だしね)
途切れないステージとフロアの熱量

そのコントラストも芸術だった。

________________________________

ラスト!
と、言って72曲目を歌い切り
ステージに膝をついたトシローさん
その後ろから…
ドラムの音
絵に描いたような“苦笑い”を浮かべ
再び立ち上がり
そこから3曲。

演りきった4人は
何も言い残さず
ステージから去ってた。

スクリーンに、流されるエンドロールと
今日のセットリスト

そして
新曲のMV
そして
アルバムリリース、ツアー発表

なんなんだ!この達成感!!

________________________________

もう一回見たいなぁ〜
って、思うけど
もう二度と体験できないだろうなぁ〜
ってのもわかる。

そんな時間でした。

異常ですよ
BRAHMANも
それに向き合うオーディエンスも。

________________________________________

まだ
あの4時間が
心に焼き付いて、離れない。

________________________________________

正直、全部の曲名をスラスラ言えるほど
BRAHMANを知り尽くしてはいない。
わたしは、しっかりと聴いてライブに行くようになったのは震災後なので
後半は見たことないBRAHMANがいっぱいで
なんだか凄かった!
……って、普通はなるんだろけど
ライブで、聴いたことない曲が聴けた
とか
そういう次元じゃなかったです。

もう
この『六梵全書』という、時間が空間が
超体験でした。

いいなと思ったら応援しよう!