困っている方を見かけたら助けられるようになる No.239

あなたは目の前の困っている人に自然に手助けをする事が出来ますか?

昨日私もほんの数分ですが、初めて目の見えない方の誘導をさせて頂く機会をいただきました。
JR岐阜駅に居たのですが、切符売り場で並んでいた所、私の数人前の切符を買っている方が目の見えない方で、切符を買い終わり自分の荷物を持ち、白杖を持ちながら「出口はどちらですか」と言われました。

私たちからすれば当たり前な、出口がどちらかもわかっていない中で歩かれようとしていましたので、近くまで行き方向を伝え「こちらですよ」と案内しましたが、結局出た先も足元の点字ブロックは途切れていて、どこへ行かれるのか聞いたらお土産を買いに行くとの事でしたので、お土産屋までご案内しました。

その短い間意にも「あなたはお客さんですか」という質問があり「そうですよ~」と答えると「お忙しいのに申し訳ありません」と恐縮されていて、普段から移動一つでもご苦労されているという事を教えていただきました。

お店までご案内し「柳ケ瀬」というお菓子を探されていたので一緒に探していると駅員さんが来られ、対応を変わっていただいたので駅員さんにお任せし、私はその場を離れました。

最近ブラインドセーラーの岩本光弘さんのセミナーの音源を聞き直したところでしたので、目の見えない方の状況がリアルに想像できて、思わず行動しましたが、以前ならあんなすぐには反応できなかったのではないかと思います。

困っている方がいても、「誰か助けてくれるのではないか」とか「親切を押し売りしているようにとられないか」という意識が出て、なかなか行動に移せません。よくある話ですが電車の中で座っていてすぐに席が譲れるかとか、重そうな荷物を持っている人を手助けできるかとか色々なシチュエーションがありますが、すぐに反応できない事があると思います。

昨日案内をさせて頂き感じたのは、親切をして一番嬉しく感じるのは実は親切をした自分だという事です。
こういった直接的に人の役に立った時は、そういう行動が出来た自分を認める事が出来ます。そのおかげで自分の自尊心が満たされるのがわかり、とても温かい気持ちになりました。

普段から自然に困った方を助けられる存在でありたいと思います。
是非皆さんも困っている方を見かけたら積極的のお手伝いが出来る習慣を身につけていきましょう。

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二代目社長の伴走者 井上 剛典
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