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ぼんぼん社長㉙ アニューオーガニックファーム④ パチプロ生活 毎日note連続1115日目


皆さんこんにちは、元ぼんぼん社長の井上 剛典です。

前回は「アニュー・オーガニックファーム」という自然食品の店をやっていたが、パチンコのほうが稼ぎが多かったという話を書きました。今回はその後どうなったかを書いていきます。



自然食品の店は相変わらず低空飛行を続けていて、たまにイベント(高齢の方を集めて健康食品を販売する)を行い収益を上げていました。

健康食品を販売するトークは磨かれ段々売れるようになっていきますが、自分が本当にやりたいことではないというジレンマに陥り、収益はスロットのほうが多いという悶々とした日々でした。

当時を思い出すと、高齢のお客様(特におばあちゃん)受けがよく、高額な健康食品はかなり売れるようにもなっていました。

真剣にそこに取り組んでいたら、今頃全く違った仕事をしていた可能性もありますね。


そんな仕事に力が入らない状態で続けていたので、だんだん店の状態も荒れてきます。お店も会社も経営者次第というは本当によくわかります。

毎日適当に過ごす日々が続いていた頃、フランチャイズ本部からも心配の声が上がります。そんな中フランチャイズ本部に打診したのが「直営店にしてもらえないか」という交渉です。

店舗もお客様もそのままで物件を利用してもらい、運営に関してはすべて本部が行い、こちらは家賃を頂くという話をしました。


アニュー本部としても生鮮食品や無農薬野菜をメインにした店舗は全国的にも少なく、手放したくないというのはわかっていたので、交渉はスムーズに行き、パートさんもそのままで引き継いでもらえたんです。

あまり大きな損失も出ず、家賃収入で建物費用の返済は十分できていたので、ソフトランディングというよりは、割と良い状態で撤退することが出来ました。

本当はこういったときに借金が残るなど少し苦労をすれば目が覚めるのでしょうが、結果としてうまくいってしまったので本人は全く反省がありません。

引継ぎが終わるとしばらくまた無職を満喫するようになりました。


無職で暮らせていたのは秘密がありました。当時祖母が残してくれた土地があり、そこにラブリークイーンが建っていたので、毎月一定の地代収入があったんですよね。

額は言えませんが、自分の年代の平均収入よりも多かったのでパチンコを適当にやっていても普通に暮らしていけるレベルでした。

そんな状態でまた無職になり、スロットを打つ毎日に戻ります。正直この頃の記憶はほとんど無いんですよね。自分でも何をやっているのかわからない記憶に残らないような生活をしていました。

子どもも小さかったので、今で言う「イクメン」で、子育てはしっかり関わっていたのは思い出します。


もちろん今はその土地もなくなり、地代収入もなくなったのですが、本当に良かったと思っています。

あのまま収入があったら今でも毎日パチンコしながらぶらぶらしているおじさんになっていたと思います。人間は苦しい選択と楽な選択があれば絶対に楽に流れてしまいますよね。

この歳になってようやくちゃんと出来るようになってきた気がします。


そんな無職時代でしたが、さすがに毎日ぶらぶらしているのは世間体にも良くないので、母の会社でやっていた留学の斡旋事業の手伝いを始めます。

しばらくはこれが本業になるのですが、また次の機会に書いていきたいと思います。

今日の一言
あまり楽な環境も自分をダメにする
成長するための実践行動
・苦しい道と楽な道があった時に楽な道に流れてしまう
・時には厳しい状況にならないと人は気付かない
・そのおかげで今があると思える生き方をする

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