働いている皆さんも経営理念に沿った判断が出来ていますか? No.306
あなたは会社で迷ったときに何を基準に判断していますか?
本日も先日参加させていただいた、河合通雄税理士行政書士事務所の河合基裕先生主催の経営計画発表会からの気づきです。
河合先生の経営計画作成のワークショップを通して新たな経営理念を策定された方が多く、ある3代目経営者の方が自分が策定した経営理念を発表されていましたが、その中で100年企業を目指すと言われていました。
発表は自信にあふれ経営も順調にされているという感じでしたが、懇親会の席で少し愚痴っぽく言われていたのが「周りは社歴の長い年上の社員ばかりでやりにくい事がある」という事でした。
優しい性格で、はっきり物を言うのが苦手なタイプな方だと思いますが、自分が立場が上とはいえ先代の時代から働いている年上の方に意見をするのが苦手だと言われていました。実は私も以前同じ悩みが有ったので、めちゃめちゃ共感出来ました。
私も社長としてやっている時に自分より歴が長く、年上の方に意見をするのはとても苦手でした。しかし、ある時から自分の意見を明確に言えるようになったのは経営理念を自分で考えた経営理念に変えた時からでした。
経営理念というのは社長にとっては決意表明だと思います。
私はこんな思いで会社を経営していくので皆さんにはついてきてほしいという思いを伝えるものであるべきです。
自分個人の意見としては言いにくい事でも、思いをもって経営理念に定めてあれば、会社の方向として理念に沿ってこの方向に行くという事を伝えることは難しくありません。
会社の判断が必要な時は常に経営理念に沿って判断するというのが正しい経営理念のあり方ですので、そこが定まっていれば社歴が長い方にも年上の方にも自信を持って話をすることが出来ます。
私も会社で判断が必要な際は経営理念に沿ったのはどちらかという判断をするようにしていますし、今回のように新たな経営理念を策定された方は常に経営理念に沿って判断できるよう意識していく必要があります。
まずは社長が実践し、働いている皆さんも理念に沿った判断が出来るよう理念を浸透させていかなければいけません。
しっかりと理念を浸透させ皆さんが理念に沿った判断が出来る組織が強い組織となりますので、そんな組織を作っていきましょう。
理念の浸透には色々と方法がありますが、なかなか浸透していないという悩みのある方はご相談ください。
理念に沿ったチーム作りのサポートさせていただきます。
今日の一言
経営理念は社長の決意表明