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理念を浸透させようとしても浸透しないが、「共感」されれば自然と浸透する No.319

先日株式会社アワーズの山本社長の講演を聞かせていただきました。
アワーズ様は和歌山県白浜町でアドベンチャーワールドというテーマパークを運営されている会社ですが、なんと日本のテーマパークの人気ランキングでディズニーランド・ディズニーシー・ユニバーサルスタジオに次ぐ4位という素晴らしいテーマパークです。

やはり有名なのはジャイアントパンダで、パンダで有名な上野動物園よりも飼育頭数が多く、とても素晴らしいパークです。
ジャイアントパンダばかりにフォーカスされがちなパークですが、実はもっと素晴らしいのが理念経営を実践され、働いている皆さんへの浸透度合いがとても高いという点です。

私の友人もパークで働いていて、以前から彼にとても良い職場だと聞いていたのですが、今回山本社長の話を伺いその源泉がどこにあるかがよくわかりました。

何より企業理念が働いている皆さんに浸透しているのですが、山本社長の話の中で私も大きな気づきをいただいたのが、『理念は浸透させるものではなく「共感」の中で浸透していくものだ』という話です。

浸透という視点でとらえたときに、つい行いがちなのがトップダウンで勉強会を開いて指導をしたり、暗記するまで毎日唱和したりします。
もちろんこれがだめという事ではありませんが、アワーズ様では自然と身につくような素晴らしい方法で取り組まれています。

浸透するために数多くの取り組みをされているのですが、強制的に何かするというものではなく、何か提案をする場合でも自然と理念を考えるようにされていたり、イベントも理念に沿って行われています。
また何より素晴らしいのが、本社社屋を建てられた際にすべての基準を理念に沿っているかという点で決められたそうです。

新社屋を建てるには山本社長も大きな葛藤があったようですが、結論としては「本当に建てて良かった」と言われていました。
理念に沿って建てられた社屋は、働いている皆さんが理念に共感するための更なるシンボルとなっているはずです。

今回の話を伺い理念に共感してもらうために
①自主性・主体性を大切にする
②理念に触れる頻度を高める
③社長を含めた幹部が実践して行く
というポイントを通し働いている皆さんが理念に共感し、自然と理念に従った行動をしていくという素晴らしい循環になっていました。

理念の浸透を実践されている実例を見せていただき、とても良い刺激をいただきました。
感動創庫🄬LFCでも引き続き理念浸透を実践をしながら、理念について皆様にもお伝えしていきます。

今日の一言
理念の浸透は共感から始まる

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二代目社長の伴走者 井上 剛典
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