想いを伝えるにはまず聴くことから始める No.277

あなたの会社の経営理念は浸透していますか?

浸透しているってどんな状態でしょうか。
辞書には「思想・風潮・雰囲気などがしだいに広い範囲に行きわたること」とありますが、経営理念で言えば働いている皆さんが経営理念に沿った行動をしている状態と言えるのではないでしょうか。

経営理念に沿った行動とは例えば経営理念に「従業員の幸せを一番に」という事が書いてあれば、「会社の利益になるが従業員は不幸になる」判断をしそうなった時に、従業員の幸せを一番にという選択をすることです。

「目の前のお客様に楽しんでいただく」とあれば、働いている皆さんが目の前のお客様が楽しんでいただくために全力で行動をしているという状態です。

どうすればそんな状態になるでしょうか、私は二つの重要なポイントがあると思います。
まずは経営者が率先垂範し経営理念通りの行動をすること、もう一つは経営者が働いている皆さんの話をしっかりと聞くことだと思います。

例えば付き合い始めたカップルでも、最初は彼女のことが大好きなので話を何時間でも聴いていられますが、だんだん時間がたつにつれて話を聞いてくれなくなる、そのうち返事も「うん」とか「ああ」とか生返事になり、この人は話を聞いてくれないと思われると彼女のほうも彼の言う事を聞かなくなってしまいます。
身に覚えのある方も多いのではないでしょうか、、、

理念の浸透も同じようにまず働いている皆さんの望みを聞く所からスタートし、お互いの関係を作ってから伝えなければなかなか浸透しないと思います。

そんな私も以前は伝えるばかりで聞くことは苦手でしたが、周りの方に感謝の気持ちが持てるようになり最近はしっかりと聞けるようになりました。
きっかけは会社のM&Aに伴い社長から顧問という立場になったことです。
以前は本当に「俺様」で、私の話を聞いていれば良いという社長だったと思いますが、顧問という立場で会社を見たときに、ようやく働いている皆さんのありがたみに気が付きました。

皆さんも自分の想いを伝えるにはまず相手の想いを聞くことからスタートし、関係を作り想いを伝えていくようにしましょう。

経営理念がなかなか浸透しないと悩まれている方はぜひご相談ください。

今日の一言
自分の想いを伝える前に相手の想いを聞く

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