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中谷良の姉『幸子さん』の気持ちの変化
『生き方』ってなに?!【009】
-2024/10/20放送分
『NHKスペシャル』
ジャニー喜多川
“アイドル帝国”の実像-
と関わった開運氣功ヒーラーとしての生き方!
こんにちは、かんまにです。(^^)/
先回の話では、
NHKディレクターの細かな配慮とインタビューへの準備についてお話ししました。
【注意】
この問題は解決しています。
わたしはこの問題にかかわって、人間の『生き方』についてお話ししたく考えています。誰かが正しく、誰かが悪といった善悪の思考は脇に置き、時代背景や心理描写などを想像しながら、誤解なきようにお読みください。
今回は、NHKのインタビューを受けるにあたり、息子であるわたしと母が対話をしていくことで、母の気持ちにどんな変化が起こったのかをお話していきたいと思います。
2024年10月20日に放送された、
『NHKスペシャル』
ジャニー喜多川
“アイドル帝国”の実像
に母は取材を受けて出演しました。
ここでNHKスペシャルの公式HPより
インタビューの時に母が語っていた言葉が文章化されていましたので引用させて頂きます。
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<“理解してあげられなかった” 家族の後悔>
中谷良さんの姉/幸子さん:
「死んで丸3年がきました。
どんな思いで、
この世の旅立ちがあったのか。
すごく悔しい思いとか、
訴えて聞いてもらえたら
いいかなと思って」
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「何かの時にふっと聞いた時は、
『いつも舞台で
踊ったりしてる時に、
僕は表面は
華やかにニコニコして、
もう何事もない
というように
しているけれど、
心は本当に
ぐちゃぐちゃだったよ』
と言っていました」
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「本を出して表紙を見た時に、
暗くてあまり印象が
よくなかった。
『なんでこんな本
出してんのかな?』
って思って、
嫌悪感を覚えました。
本はもらったけれど、
本箱の中に入れたままで
読んでなかったです。
被害に遭っているということは
一切知らないから。
読ませてもらって
初めて分かった。
それもつい最近、
ジャニーズの問題が出て
初めて読ませてもらって。
弟自身は、
それを打ち明ける人が、
たぶんいなかったと
思うのね。
それで眠れなくなったり、
いろんなことで睡眠薬を
ものすごい飲んだんです。
孤独だったんでしょうね。」
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「いたいけな少年が、もうこれ以上被害を受けないように、これを早く社会問題として取り上げてほしいと思います。
これまでささやかれてきた以上の恐ろしい事態を生み出さないためにも」
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幸子さん:
「これ本当に
弟の真実だと思います。
本当に思って
あげられなかったこと、
申し訳なく思います。
ひとつも
思ってあげられなかった。
助けてもあげられなかった。」
・母の心の変化の様子
この辺りはわたしと母が対話を行い、当時のことを思い返していくうちに沸き起こってきた本心と後悔だろうと思います。
じつはこの本心と向き合っていくこと。
つまり、潜在意識の奥底に押し込めて、忘れ去ってしまっていた過去の後悔をきれいに整えていくことが本当の意味での癒しなのです。
過去がきれいに整うことを浄化と言い、この浄化が起こることで、
これからの未来に何をしたいのか?
今、何をやればいいのか?
といった、
本心の方向性が明確になっていきます。
これが明確になることで、生きやすさや幸福感を得られることができます。
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逆にこの過去の浄化ができないままですと、
未来に何をしたいのか?
今、何をやればいいのか?
といった、
本心の方向性が定まらずに、人の意見や流行などに流されて、自分の考えを持たない、その場その場の空気に流される惰性の毎日を送り続けることになります。
先回の記事でもお話ししましたが、母は非常にパワフルでフットワークも軽く、いつも他人のことを優先して動き回っています。
ですが俗に言う、お節介おばさんでもあり、自分が良いと思ったことは深く考えずにすぐに行動に移して行きます。
これが母の特徴でもあるのですが、自我の一面でもあり、『自分が良いと思ったことは、相手も良いと思っている』という思い込みが強い面もありました。
なので今回のこの問題が動き始め、母と対話するにあたり、
・どんな思いで良ちゃんがこの本を出したのか?
・本を出して心の内を明かしたにもかかわらず、唯一信頼し、家族である姉に、本を読んでもらえず、悩みも理解してもらえなかったことが、良ちゃんはどう感じるか?
といったことを、
時間をかけて対話していきました。
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母も最初は表紙のイメージだけで、『暗い本』『イヤな感じの本』という印象を持ち、読もうともしていませんでした。
ですが今回、ジャニー喜多川氏の性加害問題が大々的になってきたことや、江麗さんから連絡が入ったことなどをキッカケに、改めてキチンと良ちゃんの心と向き合った方が良いことを告げ、本を読み始めました。
そこで初めて、良ちゃんの本心が理解でき、後悔の思いが出てきたようでした。
・間違いを認められたら、許せばいい!
もし、過去に過ちを犯していても、いつまでも引きずる必要はありません。
人間は知識や経験が不足していて、失敗することは当然のことです。
想像して頂くとわかると思いますが、あなたにも小学生や中学生くらいの頃、子どもから大人になるための自我が芽生え始め、
「親に言われなくても一人でなんでもできる!」
と思っていた頃があったと思います。
今、その頃のことを思い返すと、
・できているつもりだったけど、なんにも分かっていなかったこと
・やっていたことが独りよがりだったこと
など
黒歴史的なことが思い出されると思います。(もし無いようであれば、ごめんなさい)
ですが、そんな過去があったところで、周りの人はほとんど気にしていません。
むしろ、そんなことを後悔しているよりも、今やることをやれば、それでいいことです。
つまり、どんなに間違いがあったとしても、その間違いを認めて許し、訂正してやり直していけば良いだけなのです。
粗探しのように、いつまでも過去に縛られていても、良いことは何もありません。
だからこそ、わたしは今回、スマイルアップにムリヤリ謝らせることや補償金をもらうことよりも、NHKのインタビューで良ちゃんや親族がどんな思いを受けているのかを公表する方がいいと考えたのです。
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今回わたしが関わったのは、ジャニーズの問題ではありますが、根本の部分にある問題点は
『昭和の高度成長期に築き上げられた善悪思考と比較思考による力関係』から強力な縦社会が出来上がってしまったこと。
そして、そこから生じた隠蔽体質が原因だと考えています。
この隠蔽体質は『失敗は絶対に許されない!』といった、強迫観念が原因になっています。
失敗すると強力な罰則を受けることを恐れて、国全体にそういった体質が蔓延していっているように感じています。
あなたが勤めている会社や私生活などでも、そういったことが些細な事であっても、無かったでしょうか?
わたし自身も恥ずかしながら、「これくらいなら良いだろう」とほったらかしていたものが、後でしわ寄せとして大きな問題になったことも沢山あります。
・自分事と当てはめてみる
今回の件では、単に良ちゃんが傷つけられたことやジャニー喜多川氏が悪いと言いたかったわけではありません。
もちろん、犯罪自体は良くないことではありますが、
結果的に良くないことがわかったのであれば、それを認めて改善していくことが重要なのだろうと考えています。
そうでなければ、何か失敗があれば、それで人生が終わってしまうというような短絡的なモノになってしまいます。
そうではなく、ミスやトラブルが起これば、アップデートできる機会です。
わたしはそれが心の成長であり、これからの時代に必要なモノだろうと考えています。
今回の件で、わたしは母との対話ができたことが改善点であり、大きな心の成長だと思っています。
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次回は問題となった母と補償本部長の電話がなぜ起こってしまったのかについてお話していきます。
毎回書き添えていることですが、この記事の内容は過去のやりとりを理解してもらうために執筆しています。
誰かが悪くて、責め立てたいとかの話ではありません。
良ちゃんの気が病んで孤独の人生を送ってしまったこと。
ただその『人としての尊厳と名誉』を取り戻したいために執筆しています。
誤解しないようにお願いします。
それともう一つ、『生き方』や『在り方』、『考え方』などは間違いを認め、受け入れて改善していくことでアップデートできます。
良ちゃんの活躍していた昭和の時代と令和の現代では『常識』にも大きな変化があります。
これを理解していないと生きヅラさを感じます。
それが時代の流れで『諸行無常』と言います。
わたしはその生きヅラさを解消するための方法をメインサイトでお話ししています。
興味のある方は、そちらもお読みください。
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最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。