【#球春到来 】和歌山ファイティングバーズ、優勝に向けてチーム一丸
各球団の練習取材第二弾!今回は #和歌山ファイティングバーズ の記事をお届けします。
必勝祈願
2月12日。和歌山ファイティングバーズは和歌山県田辺市の闘鶏神社で必勝祈願を行い、2021シーズンの躍進を誓った。
昨シーズンは12勝10敗3分けと2位。川原昭二監督は「とにかく優勝ですね。何よりも勝つことが大事」と今シーズンの抱負を語った。
(必勝祈願が終わったあと、御朱印を求めていた中林達哉投手。
昨年末から御朱印を集めているとのこと。鳥居をくぐる前にもしっかりと一礼していた)
(紀州田辺は武蔵坊弁慶の生誕の地であることから、境内には弁慶社がある。試合観戦の際にぜひお立ち寄りを)
練習の様子
午後からは中辺路多目的グラウンドで練習を行った。
残留選手が多いこともあり、チームは昨シーズン終盤の勢いをそのまま継続しているように見える。
生島大輔選手兼コーチを中心とした結束力の強さに加え、新入団選手の加入も良い刺激となっているようだ。
それぞれが真面目に、しっかりと練習してオープン戦に向けて調整していた。
(川原監督の熱の入った指導に真剣に耳を傾ける投手陣)
生島コーチにアドバイスを求める選手の姿もよく見られた。
それぞれが自分の課題を見つけ、シーズンに向けて取り組んでいる。
チーム内で意識が一致している
2年連続キャプテンを務めることになった西河洋樹捕手に話を聞くと、開口一番「とにかく優勝」と言った。
「昨シーズンはお客さんがたくさん入ってくれて、本当に嬉しかったです。野球をできていることに感謝し、来てくれるお客さんにより一層応援してもらえるよう、期待を裏切らないようなプレーをしたいと思います」
「そしてプレーだけでなく、ふだんの行動にも気をつけて一年を過ごしたいですね」
(石原司投手の球を受け「今の、すごいよかった」と声をかける西河キャプテン)
川原監督も、優勝への意気込みとファンへの思いをこう語る。
「選手に成長してもらいたい。そのために必要なことは勝つこと。優勝することが何よりも大事」
「昨シーズンは多くのファンの方に見に来ていただいた。子どもたち、地元の人たちに見てもらって、もっとファンを増やしたい。地域の皆さんに愛されること、それが独立リーグのチームに必要なこと。選手たちの意識はまだまだ足りない。」
監督をはじめ首脳陣と選手の意識が一致している、つまりチームが一丸であること、それが和歌山の強みだ。
昨シーズン手が届かなかった優勝に向けて、和歌山ファイティングバーズは走り出している。
(取材:さかたえみ)