全てが愛おしく感じる瞬間。⑮識る
若い時は英語圏に憧れて自国を嫌い、一日も早く「脱出したい」と思っていたことは、今思うと当時のマスコミなどの「情報」や、「教育」の中でつくられた「私」の思考だったようです。
実際に日本の外に出て現実を知ると、日本の良さや、日本人であることに対する自分の考え方も変わっていきました。
同時に、日本の国の「中」から見える世界と、「外」から見える日本や世界が、全く違うことを実感します。中でも、いろいろな意味を含めて「世界情勢」は、日本の外を通して全体が繋がって観えてきたのです。
第二次世界大戦の、戦前・戦中・戦後におけるアジア全体の流れの中で、一番謎であった「中華民国」と「中華人民共和国」がなぜ存在しているのか、その背後にあるアメリカや当時のソ連、それぞれのイデオロギー問題である資本主義と共産主義の流れなどなど・・・
この課題に踏み込むまでに随分時間がかかりましたが、最終的に「台湾」との出会いを通して、一段階「識る」ことができたのです。
その時書いたエッセイが、これです。(ちなみに、台湾の国花は梅です☝)
このエッセイは、我が家の前の「いちょうの木」の話から始まり・・
1997年に台湾で初めて登場した「台湾史教科書」との出会いによって、綴ることができました。(それまで学校では、台湾史はなくて、中国史しか教えられてきませんでした。)
現在、世界から「国」として認められていない未承認国家である「台湾」。
かつて50年という長い間、日本だった「台湾」。
私はそんな「台湾」を通して、凝り固まっていた「国家」という概念から解放されることになります。
よって「台湾」は私に、観点の自由を提供してくれた、愛おしくてありがたい存在なのです。
そして今回初めて台湾のヌリ路が、11月24・25日開催されます。
そんな素敵な「台湾」の聲を、一緒に聴きに行きませんか?
(台湾ヌリ路には、私も参加させてもらいます。)
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【台湾 ヌリ路 開催決定!】
初開催! 台湾ヌリ路 🌍
今回は、台北市内の
「中正紀念堂」「ニニ八紀念館」を訪ねます。
”フォルモサ”と呼ばれた美しい島 台湾。
そこに暮らす人たちの生き方は、
時代の流れに飲み込まれながら外界と出会い、変化していきます。
国家という概念、所属という概念が強烈に吹き荒れる近代のアジアの涙を感じると共に、今を生きる私達のアイデンティティの問題を直視することとなる『台湾ヌリ路』。
蒋介石という一人の人物の生涯を中心に、観点によって多様に移り変わる解析の問題に鋭く斬り込んでいきます!
時代が、アジアが、世界が、そして自分が観えてくる台湾 ヌリ路⭐️
今回は、二回開催します、ぜひこの機会にご参加ください!
******** 詳細 ********
🌍日時:2018年11月24日(土)13:00〜16:30(終了予定)
2018年11月25日(日)9:00〜12:30(終了予定)
※ 二日間とも、コース内容は同じです。開始時間が異なりますのでご注意ください。
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■お問い合わせ:ヌリ路 製作委員会
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