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越後長岡花火、すご過ぎた!!
夕飯を食べながら、NHKのニュースを見ていた。
「日本は猛暑が続くみたいねぇ、大変だ・・」なんて、のんきに思ってた。
なんせこちらは、朝夕は少し涼しい風が吹くようになったからね。
「さ~読みかけの本を、読んじゃおうかな~?!」
「でも、面白いから、読み切っちゃったら、もったいないし~♡」なんて、うだうだ思っているうちに・・
目の前の画面から「大迫力!長岡の大花火2018スペシャルライブ」とか始まって、「ひゅ~~ドン!ドン!!ひゅ~~~ド~~ン!!!」というあの音に、心が反応した。
「そういえばこちらに来てからは、夏の花火なんて見てなかったなぁ。」と、釘付けになる。
そこには私が人生の中で経験した「花火」の枠を超えた「花火」が、惜しげもなく空一面に舞い散っていた。
「なにこれ、あり得ない・・・」
東京にいたころは、隅田川や多摩川の花火でも、すごいなぁ~と感心していたのに・・・。
解説を聞いてみると、これだけの規模の花火が可能なのは、幅のある信濃川と、周囲に高層ビルがないからだという。なるほど。
そして長岡の花火は、1945年8月1日にアメリカ軍の長岡空襲によって市街地の8割が焼け野原になり、その被災者1486人の慰霊と復興に尽力した先人への感謝と、世界平和を願う気持ちが込められているという。
これは「競う花火」ではなく、純粋な「祈りの花火」だった・・。
そのため、東日本大震災が発生した2011年8月も、全国では花火大会が自粛されるなかで「慰霊と復興を祈念する花火だから自粛する必要はない」として、例年通り開催されたという。
そんな解説などを聞きながら見ていたものだから、涙腺がヤバい。
遂に「フェニックス」という、平原綾香の「ジュピター」の曲に合わせた大花火を見た時は、ボロボロ泣いていた・・・。
第2次世界大戦の後半は、兵士たちがいる戦場ではなく、全国各地域へと一般市民を対象に空襲を受けた日本。広島・長崎の原爆は、ある意味戦争犯罪ともいえるものだと言う。
また今回の西日本の大雨洪水の被害や、最近各地域で起きた地震災害もこの祈りには含まれる。
日本は、本当によく忍耐している。実は世界は、そんな日本に驚いている。
この空に舞い散る「祈り」が、きっと未来に届くに違いない・・・
そんな日本と世界を想うことができる、美しい夏のひと時に感謝を捧げた。
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