映画「めぐみへの誓い」が、世界へ!①
今回の渡韓の目的のひとつが、これでした。
2021年6月4日~6日「第一回ソウルラックスパー人権映画祭 ~自由を夢見る~ 」のオープニング作として選ばれた、映画「めぐみへの誓い」を現地で鑑賞して来ること!!
横田めぐみさんが拉致されてから43年
初の映画化が民間支援で実現!
2021.4.1時点
支援参加者数 5,600人 支援総額 76,048,453円
『真実と人間愛で作られた、心を揺さぶるエンターティメントの力』
このように「めぐみへの誓い」は、日本全国5600人の真心の結晶でつくられた映画なので、世界初上映が『韓国』であると聞いた瞬間、実はとても心配でした。
「字幕はちゃんと、訳してくれるだろうか?
細かい表現を少しでも変えたら、まったく違う意味になるのに・・・」
「あの、文在寅政権下で・・・
もしかしたら逆に、政治利用されるのではないだろうか?」
当時、主催者は「北朝鮮人権運動に取り組んでいる方」だということですが、どう調べても細かい事情が掴み切れず、不安でいっぱいの中、韓国に渡ったのです。
もう現地の知り合いを通して、調べてもらうしかありません!!
たまたま親友が、日本好きの映画評論家と親しかったので聞いてもらうと「あそこは文政権とは正反対の、保守中の保守だから、まったく心配ない!」という答えを頂くことができました。
その瞬間、野伏監督をはじめ映画制作関係者と、日本の5600人の方々に対して「大丈夫でした、ご安心下さい!」と、心の底から祈るような思いでしたね・・・
次はいかに映画祭のオープニングに参加して、この開幕作が公開される現場を生で体験できるか?!
まずこの映画祭を取り上げた記事を探して、そこにあった予約サイトに入ってみました。すると2日目の「めぐみへの誓い」のチケットはあるものの、開幕式はもう売り切れなのか、無かったのです!!
「どうしよう・・・・」
主催者がどんな人でどんな団体なのかを調べることに時間が費やされてしてしまい、映画祭のオープニングに参加できないとなると、わざわざ韓国にまで来た意味ないし!!!
また調べました、他に詳細が載っている記事はないか・・・
すると、ある記事をよく読むと「お問い合わせ先」の携帯番号があったのです!!
もう~これしかない!!と思って、連絡させてもらいました。
電話を取った相手は大変無愛想で、始めは「招待した人しかオープニングは入れないので、2日目に来て下さい。」といわれたのですが・・・
この映画祭のために、韓国に来て14日間の隔離中であることや、オープニングに参加できなければ日本に帰ることはできない・・・などを伝えて、なんとか粘りました(笑)
すると、冷めた感じではあったものの、ちゃんと受け止めてくださって・・
「わかりました。お名前を下さい!受け付けに言っておきますから、早めに来て受付で名前をいえば、入れるようにしておきます。」
ということで、なんとか滑り込ませて頂いたのです!
(後に、その電話の相手と会場でお会いすることになるのですが、なんとこの映画祭の責任者だったではないですか!!本当にビックリでした・・・汗)
それからその後に、もうひとつの問題が発生しました!!
親友が調べてくれたところによると・・・
「なんか日本大使館や、トルコ大使館の大使やポーランド大使館からも、上映映画の関連で来て挨拶するらしいよ。ソウル市長とか、国会議員も来るとか・・・」
えっ、そんな~~~スーツとか、持ってきてないし!!!
もうこうなったら、当たって砕けろ~~!!!しか、ないっしょ?!
韓国生活、通算26年ほど経験しますと・・・
「どこからでも、かかってこい!何でも来てみろ~!!どすこい!!!」
ってな感じに、なりまして(笑)
とにかく無事、当日を迎えることになりました。
つづく