「ドラえもんのポケット」を、漁ってみたら・・
私の人生の中で、こんなにゆったりと過ごすことができるのは、赤ちゃんだった時と今年ぐらいではないでしょうか。
というほど、今年に入ってから読みたい本を読んだり、知りたいことを調べたりする時間がたっぷりあるので、いつの間にやらニヤニヤしている自分に気が付くことがあります。
以前書いた台湾エッセイは、こんな出だしから始まりました。
私は若い頃、経験主義者を名乗っていたので、じっくり机に座って本を読んだり勉強したりすることは、大変苦手でした。しかしあるきっかけから、「なぜ?」という疑問が「なるほど!」という答えになるまでの「過程」にハマり、それが楽しくなってしまいます。それは幼い頃「なぞなぞ」を解いた時の、あの爽快感のようなものです。気が付いてみれば、疑問が疑問を呼んで、もしくは、勝手な妄想が妄想を呼び、納得行くまでパソコンで探したり、本を読んだりするようになりました。特にその謎解き作業は、情報化社会という時代背景が応援してくれたようです。ありがたいことに、わざわざ図書館に出向いて調べなくても、目の前にあるノートパソコンが上手に案内してくれて、「ドラえもんのポケット」のように私を満足させてくれたのです。
まさしく、今年に入ってからも引き続き「ドラえもんのポケット」を、ガサガサじっくり漁っているのです。
そして今回は、あるきっかけを通して、ここにたどり着きました☟。
このお話は聞いたことはありましたが、しっかりと認識することはなかったんですね。
ポイントは、以下です。
1、鳥浜貝塚は「縄文のタイムカプセル」と呼ばれ、縄文時代の始まりである草創期から前期(約1万5000 ~5500年前)にかけての古い集落遺跡で、奇跡的に極めて良好な状態で保存されている。
うわっ~~、これはすごい!! (いつか絶対に、見に行かなきゃ・・・)
2、出土品は、縄文人が工芸や装飾、栽培などで高度な技術と文化を有していたことを立証し、旧石器時代の原始人と同じように思われていた縄文人のイメージを一新した。
なに、なに~?! 縄文人が「高度な技術と文化」を有していたって!!
3、特に優れていたのが漆製品。縄文漆器の最高傑作とされる「赤色漆塗り櫛(くし)」をはじめ、鳥浜の漆製品は現代の漆工芸の技術と変わらないレベルだという。
ちょっと待って、う・る・し、だって~!それも、女性の装飾品なの~!!
「高度な技術」という言葉では納まらないぐらい、職人技じゃないですか?!
そして女性が装飾品を付けることができたということは、当時の社会は平和で、生活に余裕があったってことですよね?!
4、出土した漆の枝を理化学の技術を使って分析した結果、世界最古の約1万2600年前のものであることが判明。漆は従来、大陸から持ち込まれたと考えられていたが、今回の“発見”で日本に自生していた可能性が生じ、日本の独自文化として鳥浜の漆に新たな注目が集まっている。
そこで、世界4大文明を調べてみたら(以下、コトバンクからの引用)・・・
エジプト文明は前5000年ごろからで、メソポタミア文明は前3000年ごろ、インダス文明は前3000年ごろ、黄河文明は前2500年前ごろからなのに・・・
鳥浜貝塚は「世界最古の約1万2600年前」と判明され、それも大陸からの伝来ではなく「日本独自の文化」だというではないですか?!
いや~~本当に、驚きました!!!
実は、これを調べたくなったきっかけは・・・
ある日本好きの韓国の方が、「世界には4大文明はあるけど、実は日本の縄文を入れて5大文明なんだよ。」と、おっしゃったからなのです。
なるほど、そういうことなのですね・・・・・
時代が変わって、いつか教科書も変わる時が来るのでしょうか?!
今年いっぱいは「ドラえもんのポケット」を引き続き、ガサガサ漁っていきたいと思っております。