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空は繋がってる。でも、繋がっているから・・

日本の上空はまだ、澄んでいて青かったんですけどね。

海を渡って半島に差し掛かると、雲ではなく乾いた霧のようなものが拡がって、思わず自分の目を擦ってみたんですが、そうじゃないようで・・

「あぁ~これがあの黄砂とかPM2.5とか日本でいわれている、微細ほこりか。(韓国ではこう言ってます。)確かにこれじゃ~太陽がかすむし、青い空がなくなっちゃうわ・・・」

只今こちらでは天気予報時に、この微細ほこり予報もしています。

最近ではソウル方面では、警報レベルがめっきり増えまして・・

ソウルに引っ越しした後輩が、久しぶりに大邱に戻ってきた時、「あっ、空はやっぱり青いんだよね。久しぶりに青い空みたなぁ・・」と言っていたのには、本当に驚きました。

だけどソウルレベルでこのぐらいだとすると、もっと北の方では?とか、それこそ「北京」なんて、どうなっちゃってるんだろう?と、思いますよね。

以前読んだ本に、こんなことが書いてありました。

中華人民共和国の朱鎔基首相が漏らした言葉である。(『エコノミスト』2001.10.23「中国『砂漠化』深刻で『北京遷都』の現実味」沈才彬)。2000年春、砂塵が北京を襲った。その北京市郊外を視察した朱首相は、かつての草原地帯が砂漠に変容しているのを目の当りにした。その光景に衝撃を受け、つい口から北京からの遷都という言葉が出てしまった。それほど中国の砂漠化は深刻な事態となっている。(竹村公太郎著「日本史の謎は『地形』で解ける」リアルな北京遷都から)

この本は、私の大好きな本の中の一節なのですが・・・

日本では奈良から京都、そして江戸(東京)に遷都をしたから、日本文明が存続できたのではないかとおっしゃっています。

特に江戸幕府では木材供給基地を全国に広げ、文明のエネルギー負荷を日本列島全体へと広く薄く分担させることに成功した。全国各地から江戸に向かう大型船の船底には、大量の木材が積み込まれていた。(同上、関西を嫌った家康から)

エネルギー問題は、ホント重要です。

と言って、今さら中国が北京ではないどこかに遷都したとしても、相変わらずPM.2.5は飛んできてしまうので・・・

こうなるとやっぱり中国だけの問題じゃなくて、日本や韓国も一緒になって、アジアレベルで考えていかないと「道」がないんですよね、この問題は。

とにかく、最近うざいなぁ~と思うのは「国家」という枠組み、その概念。ナショナリズムという思想って、結局フィクションですから、実は国家もフィクションだって、若き歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリさんもおっしゃってますしねぇ~?!

中国とアメリカ見てても、ホントみっともなくって~子どもの喧嘩よりひどくね?レベルですもんねぇ・・・

とにかく、「空は青い」ので・・・

「青い空」を、次世代にも見せてあげたいな~~~ですよねっ♡

拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡