「おばあちゃん、わたし、土を踏むのが嫌いなの・・」
マンションの前の道を、ゴミ捨てのために歩いていた時。
駐車場の方から小学校1年生ぐらいの女の子と、若いおばあちゃんらしき人が歩いて来た。
ちなみに駐車場とマンションの前の道を隔てて、大きな桜の木が一定の間隔で生えていて、その並びにはいろいろな丈の木も植えてある。結局その部分だけ土があって、それ以外はアスファルトかブロックが敷き詰めてある。
たまたまその若いおばあちゃんが、駐車場のアスファルトから桜の木の根元の「土」の部分を歩いてこっちの道に来ると、女の子はアスファルトで留まって動かない。
「おばあちゃん、わたし、土を踏むのが嫌いなの・・・。」
「そうなんだ、土踏むの嫌いなのね。じゃ~、こっち歩いたら。」
と、違う路を誘導する、おばあちゃん。
(うそっ?!そんな・・・今の子は、土を踏むのが嫌いなんだ・・しかし、なんで土を踏むのが嫌いな子が、できちゃうんだろう??)と考えた時、
①お気に入りの靴が、土で汚くなるから。
②お母さんがきれい好きで、玄関に土が入り込むことが嫌いだから。
③そもそも、土は汚いものと思うから。
いろいろ考えても結局この原因は、やっぱりこの子のお母さん始め周りの大人たちの「土に対する意識」の反映だろう。
例えばあの時、おばあちゃんが・・・
「ほらっ、土の上を歩いてごらん。アスファルトよりフワフワしてて、柔らかくて面白いよ~!」とか・・
「おばあちゃんが小さい時は、土でお団子つくって遊んだよ。手が真っ黒になるけど、それが面白いんだ!今度、一緒に遊ぼう~か?!」などなど・・
土と仲良くなれる環境を、つくってあげたらいいのかも!?と思った。
もしかしたら、もうどこかで・・・
全ての「遊び」がVRの疑似体験で可能になって、「泥んこ遊び」もできちゃったりするのかな?!
それでも「土嫌い」を増やすよりも、まだマシなのかもしれない・・・
と、自然に思う時代になったようだ・・・m(__)m
拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡