今まで作ったINFINITASコンバーターを紹介する V1.20編
連載企画
過去に作ったコンバーターを順番に振り返って、どこにどういう進化があったかを残しておく。V1.20だけ書いてたら長くなったので、バージョンごとにページを分けることにする。
コンバーター紹介の目次
V1.20(黒色基板) ←イマココV1.30(白色基板)没基板
V1.31(白色基板)
V1.32(緑色基板)
V1.33(青色基板)
V1.20
概要
メルカリで初めて売ったバージョン。2021年11月-12月ころにかけて販売。
シルク印刷によると、2021年4月20日ころに基板自体は発注していた模様。当時から漠然と「何かのために」とバージョン番号と作成日をシルク印刷してたけど、こういう振り返りのタイミングで便利だね。
基板は、おそらく10枚発注。身内に2個、メルカリに7個販売。最後の1個は、未だに手元に残している。トラブル時の予備 兼 動作検証用個体。最後の個体はもう絶対使わないだろうから手放してもいいけど、ぶっちゃけ今となっては素性が分からんから逆に手放しにくいってのはある。
取説
当時資料を(確認とかしないで)そのまま掲載しています。
特徴とかメリットとか
プレステのコントローラーをキーボードに変換してくれる。
光沢のある黒色基板。キーが8個あって色々使えて便利。
透明なキーキャップで、キーを押すとLEDが光る。かっこいい。青軸のクリック感が好き。
裏面は、スモークグレーのアクリル板。自分でPカッターで切断して穴あけもやってた。素手でアクリル板加工するのは、結構労力が掛かる。
当時からコントローラー2個刺し前提で考えてた。たぶんタイマー割り込みも入ってて、120Hzで動作してると思う。KAC経験者から「判定に違和感なし」とのありがたいレビューを頂いてた。
デメリット
基板サイズが縦横10cmずつあって、でかい。部品の置き方が洗練されておらず、今の視点では、基板がこのサイズである妥当性がないと思う。キーを8個付けるにしても、もう少し小型化できる。
当時を振り返って
とりあえず部品置いて基板作りましたっていう習作。先人の「プレステのコントローラーをキーボードに変換すればINFINITASでも使える」というアイディアを参考にしつつ、丸パクリでは芸がないし基板をせっかく起こすならということで、コントローラー2個刺しと物理キー8個を追加することで何とかオリジナリティを示すことが出来たと思う。
影響を受けたのは、AliExpressで見かけた「キーサンプラー」なる商品。キースイッチのフィーリング確認用の商品なんだろうけど、これに通線しちゃえば実際に使い物になるよね、というおはなし。
今回紹介したのはV1.20基板だけど、その前にV1.00とV1.10があって、それぞれプレステのキーピッチが間違ってたり物理キーが6個しかなかったりで結局今でもタンスの肥やしになってる。
メルカリどころかネット経由で自作の何かを頒布するっていうのが初めての経験だったけど、それでも出品すればドキュメントを読んだお客様がすぐに買って使ってくれて、嬉しかったなぁと。
V1.31以降のバージョンの説明は、また気が乗ったときに書きます。
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