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ターンテーブル MICRO DD-5

・マイクロ精機 DD-5

Kanda Guitar Baseオーディオ紹介の第二弾はターンテーブルです。
今は無きマイクロ精機の名機「DD-5」というモデルです。
上位機種「DD-7」とともに1976年のグッドデザイン賞を受賞しています。

当時の定価は54,800円
ダイレクトドライブの廉価なモデルですが、随所にメーカーの誠意を感じるきちんとした作りの良さには感心させられますね。

Kanda Guitar BaseをOPENするにあたり、レコードプレーヤーを探しておろいました。
予算内で購入できる新品でピンと来るものが見つからず、DD-5を中古で購入するという結論に至ったのですが、これがたいへん良い選択でした。

・マイクロ精機
マイクロ精機というメーカーについて調べてみました。
マイクロ精機は1961年、レコード針の大手メーカー「ナガオカ」に勤めていた小宮康策により設立。
当初は時計や計測機器のメカ部分も生産していたようですが、1968年頃からレコードプレーヤーに特化するようになり、最盛期には月産1万3000台を生産していたとのこと。
輸出も好調で、欧州でも高級メーカーとしてのブランドイメージを確立しました。
1980年代に入り、コンパクトディスクの普及が進み、急速にレコードの衰退が始まった為、1986年にはCDプレーヤーも発売しました。
しかし、CDのプレーヤーではアナログプレーヤーで培ったノウハウを活かすことが出来ず、シェアを獲得することが出来なかったようですね。
レコードプレーヤーの開発で得た技術を生かし、産業技術分野にも進出したようですが、その後廃業となったようで、現在は存在しません。

・DD-5
そんなDD-5ですが、まず、何と言っても作りが良いです。
キャビネットはMDF(Medium Density Fiberboard:集成材)のようですが、表面はウォールナット仕上げで高級感があります。
モーター はACサーボモーターで、ターンテーブルは2kg以下の軽いものが付いていますが、高い回転品質を得るために、ターンテーブルの重さに頼らず
モーターとコントローラ自体の性能で実現しているようです。
トーンアームも
マイクロ製品では「入門機」という位置づけのようですが、長く付き合えそうな品質感の高いものとなっております。

是非お気に入りのLPを持参の上、神田ギターベイスへお越しください。
(ご来店には予約が必要です。)

<SPEC>
・駆動方式:ダイレクトドライブ駆動
・モーター:ACサーボモーター
・SN比:60dB
・ターンテーブル:直径31cmアルミダイキャスト
・消費電力:12.5W
・トーンアーム:スタティックバランス型 
(実効長222mm オーバーハング15mm 針圧範囲0〜3) 
・適合カートリッジ:重量4〜11g
・サイズ:W466×H150×D342mm
・重量:9.1kg

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