2023 J2第13節「東京ヴェルディvsジュビロ磐田」超主観的振り返り
2023年5月3日、ジュビロ磐田はアウェイで東京ヴェルディと対戦しスコアレスドロー。勝ち点1を分け合いました。
ゴールデンウイークに開催された味の素スタジアムでの戦い。私も遠征したかったですが残念ながら叶わず、DAZNで観戦しました。
ホーム栃木SC戦以来のクリーンシート。超主観的に振り返ります。
スターティングメンバー
前節徳島戦での敗戦を受け、大きくメンバーを替えてきました。
三浦龍輝が今季リーグ戦初スタメン。
遠藤保仁と金子翔太はベンチ外となり、ジャーメイン良が8試合振りに戻ってきました。
また、リカルドグラッサがアウェイ大分戦以来の6試合振りのスタメンとなりました。
味スタがサックスブルーに染まる
DAZNで何度かジュビサポが集ったゴール裏が映ったのですが
「スタンド一面が綺麗なサックスブルー」
に染まってたんですよ。その光景に感動しました。
関東近郊そして遠方のジュビロサポーターさんが大挙してジュビロ味スタに訪れたんですね。私もその中の一人に加わりたかった・・・。
前節、徳島戦では厳しい試合内容で敗戦したことから、試合終了後にスタンドからブーイングが飛び交ったヤマハスタジアムでしたが、その敗戦を乗り越えてジュビロの選手達の後押しをしようと駆けつけたジュビロサポーター。
とても誇らしく思えました。
後藤啓介のチャント披露
Twitterで知りましたが、試合開始直前にジュビロサポーターは決起集会を行い、後藤啓介のチャントを歌い上げたそうです。
それは、かつてジュビロ磐田のエースストライカーとして活躍した前田遼一さんのチャントを継承したもの。
前田遼一さんと後藤啓介は、ジュビロ磐田U-18時代に監督と選手の間柄として薫陶を受けていたことからも胸熱な選曲ですね。
ヤマハスタジアムでの披露を心待ちにしたいと思います。
怖い怖いセットプレー
前半1分に早くもヴェルディのコーナーキック。
今季17失点中10失点がセットプレーによるジュビロ。
前節、徳島戦でも開始2分にコーナーキックで先制された悪夢がよぎります。
セットプレーの場面の度に恐怖に陥る心境は苦しいですね。
綱島悠斗選手の強烈なヘッドがジュビロゴールを襲いますが、わずかゴール右側にそれる!
あわや失点かという危ないプレー。難を逃れました。
三浦龍輝の真骨頂!
前半19分、ヴェルディのコーナーキック(=ジュビロの恐怖の時間)。
ファーで入ったボールにヘッドで合わせられるも、ゴールポストを叩く。そのボールを三浦龍輝が一度蹴り上げるも綱島悠斗選手が押し込む。
間一髪で三浦龍輝が反応してボールに触り、ゴールを守りました!
セットプレーでの失点を辛くも防いだジュビロ。三浦龍輝が抜群の反応で対応したこのプレー。三浦龍輝の真骨頂。ナイスセーブでした!
後藤啓介バイシクル
前半26分、松本昌也からのクロスを後藤啓介がバイシクルで合わせたシーン。決まってれば激熱シーンでしたね。
鈴木海音が駆ける
鈴木海音が敵陣ボックス右側まで駆け上がってFKを獲得。この位置までCBが走り込んでくる鈴木海音の走りは希望しかない。
やはり鈴木海音は、J1やパリ五輪代表として戦う姿が見たいですね。改めてジュビロは何としてもJ1に昇格しなければならないと強く感じた瞬間です。
松原后 vs バスケスバイロン
ヴェルディの右サイドを果敢に攻め上がるバスケスバイロン選手のプレーが目を引きました。
対するジュビロは松原后。この2人の攻防は見ていて面白かったですね。
前半からバスケスバイロン選手は積極的に右サイドを駆け上がりますが、松原后も負けじとボールを奪いに行きます。スコアレスドローに終えられたのも、松原后が完全に仕事をさせなかった効果もあったのではないでしょうか。
後藤啓介 痛恨の負傷退場
後半開始早々、後藤啓介と林尚輝選手の攻防。後ろから入った林選手に対しお互いにジャンプして着地した後、後藤啓介がうずくまってしまいました。
一度は立ち上がってプレーを続けましたが、やや足を引きずってました。
50分に自ら再び座り込み、残念ながら担架で運ばれ途中退場となりました。
大津祐樹もアウェイ金沢戦の負傷で離脱しており、ここでの後藤啓介の離脱は非常に痛いですね。大事に至ってないことを願ってます。
古川陽介が仕掛ける!
後半立ち位置も替えたヴェルディが攻め続けます。前半とは全く打って変わった試合内容。
耐えるジュビロでしたが、82分に古川陽介と吉長真優をピッチに送ります。
83分にすぐさま効果を発揮。古川陽介が左サイドから積極的に仕掛けます。
そして89分、再びドリブル突破開始!ヴェルディの選手を交わしシュートに持ち込みますが惜しくもゴールを捉えられませんでした。
更に91分にも左サイドから積極的に仕掛けます。
この日のDAZNは、解説:清水範久さん(ジュビロ磐田OB)、実況:河村太朗さん。このお二方も古川陽介を絶賛。以下の会話が気持ちいい。
今季序盤戦は、なかなか出場機会に恵まれなかった古川陽介。しかし、松原后と古川陽介のコンビネーションも見られ、ヴェルディの選手達を翻弄していました。
解説の清水範久さんも仰っていたように、後半から古川陽介が入る意味がよく判るプレーであり、横内監督の狙いでもあるのでしょう。
リカルドグラッサが救う!
試合終了間際94分、ジュビロに最大のピンチが訪れます。
大外からバスケスバイロン選手が、ジュビロボックス内に駆け込んだ山田剛綺選手にボールを送ります。そこへ鈴木海音がスライディングで防ぐ。
そのこぼれたボールがゴール前へ。
しかし、三浦龍輝も鈴木海音と共にブロックに入ったためゴール前にいない。阪野豊史選手が待ち受けるところに、走り込んで来たのがリカルドグラッサ!間一髪で左足でブロック!
これまで何度もこの驚異的なブロックでジュビロを救ってきたリカルドグラッサ。大ピンチをしのいだこのプレーは1点ものだと思います。
試合終了後のインタビューでリカルドグラッサは以下のように振り返っています。
味方のプレーも称賛するナイスコメント。
そしてナイスブロック!リカ!
次節に向けて
前半は完全にジュビロペース。敵陣付近で何度もセットプレーのシーンが続きながらもゴールできなかったのが勝ち切れなかった原因でしたね。
ヴェルディもよく耐えてましたね。ここまで7失点でリーグ2位の守備力を誇るヴェルディ守備陣を攻略しきれませんでした。
ホーム栃木戦以来のクリーンシート。まだ二回目なんですね。
もちろん勝ちたかったのは正直な気持ちでしたが、無失点で終えたことをポジティブに捉えて次のアウェイジェフ千葉戦に臨んで欲しいです。
気がかりは、負傷となった後藤啓介。
大津祐樹も負傷しており次節のCFが誰になるのか?ファビアンゴンザレスの出場は、次々節のザスパクサツ群馬戦から。従って順当ならばジャーメイン良、藤川虎太朗と思います。大津祐樹が間に合えばいいのですが。
また、ドゥドゥがイエローカード4枚累積したため、千葉戦は出場停止となりました。
横内監督も選手のやりくりが厳しいと思いますが、千葉から勝ち点3を持ち帰ってくることを願っています。
そして改めて、味の素スタジアムに集結したジュビロサポーターの皆さん本当にお疲れ様でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。