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「大学受験ラジオ講座」から「ChatGPT」へ!驚くべき受験ツールの進化!

凄いと思いませんか?この動画。

高校数学の「相加平均、相乗平均の大小関係」

これを『視覚的』に理解する。
この『視覚的』がポイント。

私が受験生だったのは、30年近く前。当時は学校の先生に聞くか、自分で図書館や書店に行って類題や解法が掲載された本を探し続け、考えを巡らせて理解をしなければなりませんでした。

2024年の今、YouTubeで簡単に、しかも判り易く知ることができる。

私は理系学生の端くれでしたが、この相加相乗の関係がなぜ成立するのか、証明式で「まあそうだよね」とは思ったのですが、先日何気なく観たこの動画で、30年経ってより理解が深まりました

つくづく今の受験生が羨ましいなと思います




2024年の現在、私が受験生当時の学習環境と今のそれを比較すると、その違いに驚かされ、そして感心させられます。

当時は主に紙とペンを駆使し、参考書や問題集を繰り返し解くことが中心でしたが、今ではYouTube、インターネット、さらには生成AIまでが学習の一部となり、全く新しい学びの形が形成されていますよね。


◆ 30年前の大学受験勉強

約30年前、私が大学受験に挑んだ時代は、勉強の手段が極めて限られていました。参考書や問題集、辞書が最も重要なツールであり、これらの本をいかに効率的に使うかが合否を左右すると言っても過言ではありませんでした。

特に私は地方の学生だったので、有名予備校は近くに無くにありませんでした。基本的には一人でコツコツと勉強を進めるスタイルが主流でした。

また、疑問が生じた場合、すぐに解決できる手段は限られており、学校の先生に質問するか、同じ目標を持つ友人と議論することが重要でした。学校の先生も十人十色なので、職員室で懇切丁寧に教えてくれる先生もいれば、クセのある先生なんかは、明らかに迷惑そうな人もいたので、安易に質問できるとは限りませんでした。

唯一の頼みの綱は今は無き「大学受験ラジオ講座」。ラジオで深夜や早朝に有名予備校講師がラジオで講義をしてくれるのを録音して、市販のテキストでやり込んだのを憶えています。

このように当時はインターネットなんかなかったため、情報を得る手段は本や直接的なコミュニケーションに限られていました。これにより、情報の質や量は限られ、学習の効率も今と比べると格段に低かったと思います。


◆ インターネットの普及と学習環境の変化

インターネットの普及が一番の革命です。

情報へのアクセスが圧倒的に容易になりました。Wikipediaやオンライン辞書など、検索一つで大量の情報を瞬時に手に入れることができるようになったことは、学習の質を飛躍的に向上させました。

昔は、分厚くて重い「英和辞書」「和英辞書」を持ち歩くだけで、英語の勉強がイヤになりました。未だに英語が嫌いなのはこのせいかも(苦笑)更に、辞書によっては載ってない単語があって、ガックシなんてざらにありました。


◆  YouTubeの革新

冒頭の動画のようにYouTubeは、学習ツールとしての可能性を大きく広げましたよね。これが特に羨ましい。専門家や教師、さらには熱心な学生たちが作成した質の高い解説動画を無料で視聴できるようになり、これが学習の幅を一層広げています。

視覚的な説明や実演を通じて、より深く、理解しやすい形で知識を吸収できることは、30年前には考えられなかったことです。

こんなツールが合ったらなあ。

私なんか田舎の学生でしたからこんなツールがあったら本当に助かったと思います。


◆ 生成AIの登場

そして、黒船ともいうべきChat GPTに代表される「生成AI」の登場

学習ツールとして台頭しています。質問をするとその場ですぐ答えてくれるんですもん。こんなの反則ですよ(笑)

「相加平均、相乗平均の大小関係」の証明もあっという間に導出してくれます。但し、冒頭YouTubeのような視覚的に判る方法ではなく、オーソドックスな数式による証明ですが。

私の苦手な英語だって、直ぐに英訳、和訳、果ては添削までしてくれます。

更には、説明が理解しにくければ別の方法での説明が提供されたりします。このようなパーソナライズされた学習支援は、私が大学受験を経験した30年前には考えられませんでした。


◆ 30年前を想う

30年前、私は紙とペンを握りしめ、限られた情報の中で懸命に大学受験の準備をしていました。

しかし、今ではインターネット、YouTube、そして生成AIが学びの形を劇的に変えています。今の学生たちは、これらのツールを駆使することで、私たちの時代には想像もできなかったような効果的で多様な学習を享受しています。

正直言って、羨ましい。

地方と都会の学習環境の格差が殆ど無くなっていることがイイなと思いました。地方学生でもインターネットを使えば、かつては都心に住んでいなければ受講できなかった有名予備校と大差ない学習環境が得られるからです。

ただ、今はそれが当たり前だから、今の受験生はとくに感慨深く思うことも無いと思いますけどね。

時代の変遷により、学びの形がこれほどまでに変わったことに驚きを隠せませんが、同時にその進化に深い感心も覚えます。

ChatGPTやYouTubeを駆使して学習してきた学生たちがこれからどんな未来を作っていくのか?

30年前、書籍や紙を必死にめくり、鉛筆を走らせた私のようなおっさんとは違った発想で歩んでいくのだと思うと、楽しみでもあります。


最後までお読みいただきありがとうございました。
全ての受験生に幸あれ!

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