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生態心理学 知覚循環、知覚の等価性について

おはようございます!

さっそく朝7時での投稿は守れていません!笑  緩く続けていきたいと思います(^^)

さて、昨日話した知覚の等価性、知覚循環について話していけたらと思います。

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ギブソン氏は「人は動くために知覚するが、知覚するためにはまた、動かねばならない」と述べており、自分の中では人が他動的ではなく能動的に動く事で、外部環境を知覚でき、外部環境からの情報で今の身体状況を知る事が出来るという風に捉えています。(間違った解釈でしたらご指導お願いしますm(__)m)

さて、何のこと言ってるんだろうって思われる方も多いと思います(^^;;

臨床場面で患者さんに「一度左右に寝返りを打ってみてください」と声をかけ動作を実際に行ってもらった時に「どちらが寝返りやすいですか?」といった質問をしてみてください。

"寝返り”という能動的な動きを通じ、プラットホームなどの"支持面"という環境からの情報をピックアップする中で、今の身体でどこが動きにくくて動作の制限となっているのか?が知覚出来るはずです。そして、実際に動くまではこの左右差を知覚する事はないと思います。

何となくイメージはつきましたか(^^)??

知覚の等価性という言葉については

例えば、運動会の時にお父さんがリレーで走るけど足がもつれて走れない…なんて光景を見た事があると思います。

この光景って昔の走れていた身体のイメージのまま走っちゃうから足がもつれるんではないかと思います。

走れていた頃とは体重、筋力、関節の可動性も加齢とともに衰えているのに、イメージはバリバリに動けてた時のまま動いちゃうからなんです。

だから、本人は「あれ?こんなはずじゃない!もっと自分は出来るはずなのに…。」といった心境になる事も少なくないと思います。

患者さんも同じで脳梗塞や骨折で今までの身体とは異なる状況で動作を行い、上記のような思いをすると動く事への恐怖心過剰に安定を求め全身の筋緊張を高めてしまう事も臨床場面では見受けられます。

このような現象のそもそもの原因こそ知覚の等価性に乖離が生じており、知覚の循環に滞り、偏りがあるためだとも考えられます。

では、具体的に何に対してアプローチを行っていけば良いのか??

今回のまとめ 
・人は動くために環境への働きかけを行い、環境が持つ
 アフォーダンスを知覚し続けなければならない。

・今の身体を知るためには決して"他動的"でなく"能動的”
 に環境に働きかける必要がある。

次回は知覚循環を通じての"行為”を成立させる"知覚システム”について話していきたいと思います。

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