化忌飛星の基本の8パターン
初めに
「飛宮体系」では、太極を決めて質問に対する宮位を決定し、その根拠を詳細に分析して「時空」や時間点を定義します。
通常、これらの発生時期の鑑定が最も難しいですが、紫微斗数命盤を使用して分析する主な目的は、「物事」や起きる時間を分析することであり、それ以外の意義はあまりありません。
関連する手がかりは複雑で、発生時間の過程を定義することも複雑ですが、「天地人」「本命盤、大限盤、流年盤」の3つの盤から入り、四化の衝突や星辰の組み合わせ、吉凶の影響などを用いて、「時空」を定義し、発生する時間点を決定します。これには、皆が「吉」と見なすような出来事、昇進、転職、結婚、出産、新居の購入、店舗開設、企業設立などが含まれます。また、「凶」と見なされる出来事、健康問題、事故、財産喪失、トラブルや法的問題なども含まれます。
ここでは、「凶」の側面に焦点を当て、の化忌の飛星の8つの主要な形態を説明します:
まず8パターンは以下の通りです。
一、「同類相沖」
二、「沖命宮時」
三、「互沖忌」
四、「重複忌」
五、「三合忌」
六、「反発忌」
七、「忌入同類」
八、「単忌」
一、「同類相沖」
天地人の三つの盤のうち、天盤の化忌が地盤を沖し、または地盤の化忌が天盤の同類宮を沖す場合、これは同類の衝突に属します。人盤の同類宮が沖されると、流年の年に起こります。
例:大財帛宮の化忌が本福徳宮に入り、本財帛宮を冲する。
二、「冲命宮時」
どの宮からの化忌が遷移宮に入り命宮を沖しても凶兆が現れやすいです。化忌が命宮を沖す場合、支えが「外れる」ことを意味します。この時、流年や同類が沖受けした位置に来ると、注意が必要です。
例:大夫妻宮の化忌が本遷移宮に入り命宮を冲すると、配偶者との問題が起こる可能性があります。
三、「互沖忌」
本命盤のある宮からA宮に化忌が入り、大限盤の同じ宮がA宮化忌される場合、つまり、本命が化忌したA宮と大限が化忌したA宮が対沖の状態にある場合、これを互沖忌と呼びます。流年の命宮やが互冲忌にあると、現実に起こります。
例:本財帛宮の化忌が本命宮に入り、大財帛宮の化忌が本遷移宮に入り命宮を冲する場合、この時に命宮と遷移宮とが互いに冲し合います。
四、「重複忌」
本命盤のある宮が化忌し、大限盤のある宮も同じ宮に化忌する場合、その宮位には二重の忌星のエネルギーが働きます。流命や同類の宮職が重なった忌と同宮または本対の宮の場合、しばしば問題が発生します。
例:本父母宮から本遷移宮に化忌が入り、大父母宮からも本遷移宮に化忌が入ります。両方が同じ宮に収束し、本命宮を冲します。
五、「三合忌」
本命盤と大限盤の同一の宮からの化忌が、【命、財、官】【兄、疾、田】などの三合の同じグループの2つを冲する。そのうちのどれかの宮が流年の命宮になると、しばしば問題が発生します。
例:本財帛宮の化忌が、田宅宮に入り子女宮を冲し、又同時に大財の化忌が本疾厄宮に入り、本父母宮を冲すると、父母宮、子女宮、奴僕宮(この場合は化忌は入らないが三合を形成する)が三合を形成し化忌の悪い意味が出る。
六、「反発忌」
本命盤のある宮の化忌が大限の同じ宮を沖し、また、冲された大限のその宮からの化忌が、本命盤の最初の宮を沖す場合、お互いが沖し合う現象は「反発忌」と呼ばれ、冲された宮をしばしば災難が襲います。
本財帛宮からの化忌が大福徳宮に入り大財帛宮を冲し、大財帛宮からの化忌が本福徳宮に入り、本財帛宮を冲します。
七、「忌入同類」
忌が同類の宮に入る場合、それは獲得、蓄積、獲得を主張します。このような忌は凶ではありません。しかし、しばしば流年の命宮に沖されると、特に不運です。その流年を過ぎると、事態が好転します。
大財帛宮から本財帛宮に化忌が入ります。
八、「単忌」
本命盤と大限盤の化忌が1から7までに当てはまらない場合、それは「単忌」と呼びます。単忌の状況も特に注意が必要であり、しばしば流年の命宮や流年の同類宮が重なると、発生する凶の力は非常に大きくなります。
例:兄弟宮(大財帛宮)が化忌し、子女宮(大遷移)に入り田宅宮(大命宮)を冲しています。